水面に映える夕日をバックに、キラキラ輝いているようにも見えるイーブイ。実はこれ、紙で作られたものなんです!

 写真を投稿したのは、普段ポケモンのキャラクターを紙工作したり、イラストを描いたりしているsin5515さん。このツイートには1万2000件を超えるいいねが集まり、記者も思わず目を奪われました。

 こちらの作品はツイートによると、最初にイラストを描いて模様をデザインし、細かく切り込みを入れて組み立てて作ったそう。手のひらにのったイーブイは、今にも動き出しそうなほどリアルで、クオリティーの高さに驚かされます。

水面に映える夕日をバックに、キラキラ輝いているようにも見えるイーブイ

■ 過去にはヤドンやカイオーガも

 2022年7月に「透かし絵」をTwitterに公開したsin5515さん。そこから自分の作品を投稿し始め、最近は立体型の作品も公開しているとのこと。過去のツイートを遡ってみると、立体型のヤドンや透かし絵のカイオーガなど、数多くの作品を見ることができます。しかも、どの作品も芸術的で美しいものばかり。

立体型のヤドン

透かし絵のカイオーガ

 ペーパークラフトの魅力は「紙1枚とカッターがあれば、どんな形でも作れること」とsin5515さん。高い機材や特別な道具も必要なく、お金もかからない趣味と言い。図面を作って切り貼りするのが楽しいと語ります。

 今回、作品のテーマに「イーブイ」を選んだのは、2022年に透かし絵の作品を公開した時にいくつかリクエストをもらったこと。そこからイーブイとその進化形ポケモン8匹(シャワーズ、サンダース、ブースター、エーフィ、ブラッキー、リーフィア、グレイシア、ニンフィア)を揃える企画を思いついたのだとか。

今にも動き出しそうなほどリアル

 イーブイは、その第1弾。次回は「グレイシア」。春には桜を背景にして「ニンフィア」を、夏には水と「シャワーズ」など、季節にあわせて公開していく予定だといいます。さらに「最大の目標は推しポケのカイオーガを立体型で作ること」と、創作意欲を燃やします。これは今から公開が待ち遠しい!

■ 背景も作品の一部

 しかし、これだけのクオリティーのものを作るとなると、大変な作業になるのではないでしょうか。sin5515さんにうかがうと、「趣味なので大変という感覚はない」と意外とあっけらかんとしています。透かし絵の場合は徹夜して1日で作り、イーブイは土日の2日間で完成させたそう。強いて言えば、「手のひらにのる小さいサイズで作るのが少し苦戦した感じ」と語ります。

 最後にこだわっている点について聞いてみたところ、普段「ポケモンGO」をやっていることもあり、外で撮影することを心がけているそうです。透かし絵も良い景色を探して撮っており、「作品を完成させることで終わりではなく撮影場所も大事にしています」と教えてくれました。sin5515さんにとって、背景も大切な作品の一部のようですね。

<記事化協力>
sin5515さん(@sin5515

(佐藤圭亮)