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話題の「迷惑LINEグループ撃退法」を薩摩のぼっけもんが試してみた

 スマホを所持する多くの方が利用しているであろうトークアプリ「LINE」。非常に便利な一方、時々良く分からない投資などのトークグループに勝手に入れられるのは困りものですよね。

 もちろんグループを即抜ければ良いのですが、その後も存在していると思うと何だかもやもや。今回はそんな迷惑グループを簡単に撃退できる方法をツイッターで発見したので、実際に試してみました。果たしてその結果やいかに?

  • ■ ツイッターで話題になっていた「迷惑グループ撃退法」

     やり方は簡単、ステップは2つ。

     1つめが「グループ名を任意のものに変更する」

     2つめは「グループ内でひたすら投稿を繰り返す」

     たったこれだけでグループがいとも簡単に崩壊するそうです。これで撃退完了。

    ■ 数日後……謎の投資グループに入れられたので試してみた

     この方法を見つけてから数日が経った3月某日午前8時20分。筆者にもついに謎の投資グループからのお誘いが!「ついにキター!」と、胸の高鳴りを押さえつつ、まずは冷静に「グループ名を変更」してみます。

     変更方法はトーク画面右上の三本線をタップし、続けて「その他」をタップ。

    トーク画面右上の三本線をタップ

    「その他」をタップ

     すると「グループ名」が表示されるので、ここをタップすると任意の名称を入力できます。主催者でなくとも変更できるとは、ある意味やりたい放題ですね。

    グループ名を変更

     今回はグループ名を「おどま薩州 薩摩のぶにせ」に変更。ちなみにこれは、鹿児島で古くから歌われてきた「薩摩兵児謡(さつまへこうた)」の歌詞の一部で、なぜこう変更したのかは自分でも良く分かっていません。筆者の体内に流れる薩摩の血がそうさせたのでしょう。

    ■ 薩摩兵児謡を3番まで投稿してみた

     次に行うのは「グループ内でひたすら投稿を繰り返す」こと。

     グループ名をこうしてしまったからには、もはややる事はひとつ。薩摩兵児謡を高らかに歌い上げてみることにしました。

    グループ名を変更しました

     ……すると、異常を察したグループメンバーが、次々と脱会をしていくではありませんか。「このグループに留まり続けることは危険だ――」そう感じさせるには十分すぎる効果があったようです。薩摩兵児謡のインパクトたるや。

    歌い上げていきます

    ■ 異変を感じて退会する人続々 続けて「茶わんむしのうた」を披露

     続けて3番まで投稿したところで、残る人数は約半分ほど。

     まだまだ歌い込みが足りないと感じた筆者は、これまた鹿児島の民謡である「茶わんむしのうた」を続けて披露しました。

    謎の協力者が登場

    ■ 突然現れたナゾの協力者

     ……するとここで、グループ内に動きが。なんと、メンバーを次々と退会させる協力者「Kさん」が現れます。なるほど、メンバーの自主的な退会を待たずとも、強制的に削除していく方法もあったとは。ここまで全く気が付きませんでした。

     その手際の良さに筆者も思わず親指を立てる絵文字で反応。残るメンバーがついに筆者とKさんの2人になったところで「スパム通報完了」「舐めんなよ!」というメッセージが送られてきました。もしやKさんにも熱い薩摩の血が流れているのかもしれません。

    Kさんにも薩摩の血が流れているのでしょうか

     怪しい投資グループを解散させるという目的を持つ、同志に出会ったような感覚に、思わず感激した筆者。お礼を述べ、Kさんの退会の確認を以て、撃退が完了。その間僅か20分足らず。スピード解散させることに成功しました。

    ■ 検証結果「面白いほどに効果てき面」

     検証結果としては、「面白いほどに効果てき面」と言っても過言ではないと思います。今回は「グループ名を任意のものに変更する」「グループ内でひたすら投稿を繰り返す」という方法でしたが、Kさんが行ったように、「(主催者を退会させた後、)グループメンバーをひたすら退会させる」という方法も有効でしょう。

     次回なんらかの迷惑グループに入会させられた際は、ぜひ今回の方法をお試しあれ。……と、言いたいところですが、人によってはLINEを実名で登録したり、家族の写真をアイコンにしていたりする方もいるでしょう。

     不用意に対処することで、なんらかのトラブルに見舞われてしまう可能性も十分考えられますので、行動を起こす際は自己責任で、そしてくれぐれもご注意ください。

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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