マクドナルドからヨーロッパをイメージした新バーガー、その名も“魔女のお届けもの「ヨーロッパバーガーズ」”が登場。「ジャーマンポテト肉厚ビーフ」「ペペロンジューシーホットチキン」「ブイヤベース風シュリンプ」の3商品が、一部を除く全国の店舗で6月26日から新発売されます。
さらに今回は、角野栄子さん原作の小説「魔女の宅急便」とコラボしたアニメーションCMを放映。主人公の魔女・キキ役を悠木碧さん、キキの相棒の黒猫・ジジ役を阪口大助さんが務め、「ヨーロッパバーガーズ」のために描き下ろされたオリジナストーリーが展開されます。
発売に先立って行われた商品発表会では、大の“魔女宅”好きで知られるタレントの長濱ねるさん、サッカー選手としてヨーロッパでのプレー経験を持つ槙野智章さんがゲスト出演。長濱さんが魔女のキキ、槙野さんがその相棒・黒猫ジジに扮して「ヨーロッパバーガーズ」の“お届け”を披露しました。
■ ヨーロッパ料理をイメージした3種類の新食感バーガーが登場
発表会の冒頭では、日本マクドナルド株式会社の西田瑛太郎さんが登壇。今回の「ヨーロッパバーガーズ」の特徴を紹介しました。
「ヨーロッパバーガーズ」のコンセプトは、「魔女のキキが相棒の黒猫・ジジと一緒にヨーロッパから新しいバーガーをわくわくとともに届けてくれる」というもの。今回はラインアップとして、ヨーロッパの料理をイメージした新しい食感のバーガー「ジャーマンポテト肉厚ビーフ」「ペペロンジューシーホットチキン」「ブイヤベース風シュリンプ」の3種類が登場します。
「『ジャーマンポテト肉厚ビーフ』は、肉厚ビーフパティとポテトの食感で食べごたえ抜群。『ペペロンジューシーホットチキン』は、スパイシーなチキンとニンニクの効いたソースがやみつきになります。さらに『ブイヤベース風シュリンプ』は魚介の旨味とたっぷりのソースが特長。マクドナルドらしいやみつき感や満足感を持ちつつ、レギュラーメニューとは少し違った印象を楽しんでいただけるよう、こだわって開発した自信作です」(西田さん)
商品説明に続いて西田さんは、角野栄子さん原作の小説「魔女の宅急便」とコラボしたオリジナルCMを紹介。アニメーションは人気アニメーター・久野遥子さんが手掛けており、「彩り豊かなヨーロッパの町並みと、主人公・キキが商品を美味しそうにほおばるシーンが見どころ」と語りました。
■ 長濱ねる、憧れのキキ姿で「ヨーロッパバーガーズ」を“お届け”「すごい嬉しい!」
商品紹介に続いては、長濱ねるさん、槙野智章さんをゲストに迎えてのトークセッション。まずは主人公の魔女・キキに扮した長濱さんが登場します。
紺のワンピースに赤いリボン、そしてトレードマークの大きなホウキを持った長濱さん。まるでキキが現実に現れたかのようなキュートな出で立ちに、会場の報道陣からも思わず感嘆の声が上がります。
続いて長濱さんが「ジジ!」と呼びかけると、黒い服装に猫耳を付けた槙野さんがサッカーボールをリフティングしながら登場。「(現場に来たら)耳しか置いてなかったんですよ」と苦笑いしつつ、にこやかな表情を見せます。
そんな二人、マクドナルドにはどんな思いが?
「朝マックがとっても好きなんです。休みの日はいつも遅くまで寝がちなんですけど、たまに早起きして食べる朝マックは特別感があって、『今日はいい日になりそう!』という気分になれます」(長濱さん)
「FCケルンの選手としてドイツに住んでいたとき、チームから用意された家の前にマクドナルドがあって。ドイツ時代もマクドナルドとともに過ごしていたというか、『(マクドナルドと)一緒にサッカーをしていた』と言えるほどの思い出があります」(槙野さん)
二人とも大のマック好きであることがわかったところで、今回のコンセプトにちなみ、キキに扮した長濱さんが「ヨーロッパバーガーズ」を会場へ“お届け”することに。いったん舞台袖に引っ込むと、商品を抱えて再び登場し、「マクドナルドからお届け物です!」と、キキになりきって“お届け”をしてくれました。
これには槙野さんも思わず顔を紅潮させ、「めちゃめちゃかわいい!」と大絶賛。憧れのキキに変身した長濱さんも「子どものころからの憧れだったので、すごい嬉しいです! テンション上がりますね!」と笑顔がこぼれます。
■ 長濱ねる&槙野智章、「ヨーロッパバーガーズ」の味にテンションMAX! 「ヨーロッパの香りがする!」「バリうまい! 本場の味!」
会場がすっかり「魔女宅」ムードに包まれたところで、いよいよ「ヨーロッパバーガーズ」を体験。日本マクドナルド株式会社の上田寛子さんが登場し、商品の開発秘話を説明します。
「ジャーマンポテト肉厚ビーフ」は、ドイツ料理の家庭料理「ブラート・カルトッフェルン(ジャーマンポテト)」に着想を得たバーガー。使用しているジャーマンポテトフィリングは、マクドナルドのビーフパティに合わせてオリジナルに開発されたそうです。
「ポテトを大きめにカットすることで、ホクホクした食感やゴロゴロ感の絶妙なバランスを楽しんでいただけるよう工夫しています。さらにベーコンやブラックペッパーのアクセントで肉厚な100%ビーフパティの美味しさを引き立て、シャキシャキのスライスオニオンとコクのあるとろりとしたチェダーチーズ、相性抜群のマイルドなマスタードソースを合わせました」(上田さん)
具材だけでなく、バンズにもこだわりが満載です。スタイリッシュな四角型のバンズは表面にツヤを出して仕上げ、プチプチと香ばしいポピーシードをトッピング。「ヨーロッパの雰囲気を感じながらも、マクドナルドならではの食べごたえとやみつき感のある味わいを楽しんでいただける一品になっています」と上田さんは言います。さて、実際のお味は……?
「美味しい! 確かにブラックペッパーが効いていて、食べごたえがありますね」(長濱さん)
「めちゃくちゃドイツ感出てますね! ホクホクのジャーマンポテトは本場の味わいだし、チェダーチーズとシャキシャキのオニオンも最高。お互いの良さを引き出し合っていて、食べるほどに食欲がわきますね」(槙野さん)
2品目の「ペペロンジューシーホットチキン」は、日本でも人気のイタリアのパスタ料理・アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノからアイディアを得て開発されたもの。モモ肉にスパイシーな赤唐辛子で味付けされたチキンパティは、サクサクの食感にジューシーな肉の旨味が合わさり、旨辛でやみつきになる味です。
「チキンパティの美味しさを引き立てるソースは、ニンニクの旨味がたっぷりのマヨソースに風味豊かな粗挽きブラックペッパーを効かせた『アイオリソース』です。隠し味にマスタードやオリーブオイルを入れ、本格的な味わいを出しています」(上田さん)
「すごい! チキンが肉厚でジューシー。キリッと唐辛子が効いて、とっても美味しいです。スパイシーで夏にピッタリですね」(長濱さん)
「本格的なアーリオ・オーリオだ! ちょっと甘辛な感じが大人っぽくていいですね。モモ肉がまたジューシーで…… 食べ進めると、後半になって味が一気に絡み合いますね」(槙野さん)
そして3品目、「ブイヤベース風シュリンプ」です。ヨーロッパの地中海沿岸の料理であるブイヤベースは、漁師さんが採れたての魚を大きな鍋に入れて煮込んだものが発祥。上田さんいわく、「魚介の旨みたっぷりのブイヤベースの味わいと、マクドナルドで人気の海老カツを合わせてみたら美味しいのでは?」というアイデアから生まれたそうです。
「ブイヤベースの味わいを再現したソースは、トマトをベースにホタテ、アサリといったシーフードの旨味に、ソテーオニオンやガーリックペッパー、ローレル、ターメリックなどの香辛料を加え、深みとコクを出しています。本格的なブイヤベースの味をしっかり感じていただけるように何度も改良を重ねた、こだわりのソースです」(上田さん)
「えびカツのパティがプリプリですね! ブイヤベース仕立てのソースも美味しい。ヨーロッパや地中海の香りを感じます」(長濱さん)
「うっわ! バリうまい、これ! このシーフード感、いいなぁ。アイオリソースも入ってるんだ。ブラックペッパー効いてんね〜!」(槙野さん)
最近は食レポでも大活躍の槙野さん、決め台詞の「バリうまい」がついに出ました。終始美味しそうに味わっていましたが、この「ブイヤベース風シュリンプ」は特に気に入った様子。心のゴールに得点が入ったのが、離れていても伝わりました。
■ 「マクドナルド、フランスでの呼び名は?」意外な答えに槙野智章が驚き「フランスの人もそうなんだ」
大盛りあがりの試食タイムに続いては、今回のコンセプトである「魔女の宅急便」とヨーロッパにまつわるクイズコーナー。小学生時代から小説を愛読し、大人になった今は憧れの景色を求めてヨーロッパへ盛んに足を運んでいるという長濱さんが出題役となり、槙野さんがフリップで回答します。
第1問「日本ではマクドナルドを関東では『マック』、関西では『マクド』と呼びますが、フランスではマクドナルドのことを何と呼ぶでしょう?」 これにはヨーロッパ在住経験があるはずの槙野さんも思わず「難しい……」と頭を抱えます。
「ヒントください」と頼む槙野さんに、「ヒントは問題文の中にあります」と意味深に返す長濱さん。「みなさんわかるんですか?」と槙野さんが取材陣に呼びかけると、半数ほどがうなずきました。これって常識!?
悩んだ末に槙野さんは「ナルド」と回答しますが……気になる正解は「マクド」。なんとフランスでは、関西と同じ呼び方がされているそう。「マクドナルドが各地域の呼び方を調査して、実際にフランスでも『マクド』と呼ばれていることを確認したそうです」と長濱さんが解説。槙野さんは「フランスの人たちも『マクド行こう』みたいな感じなんだ……」と目を丸くしていました。
続いて第2問。「長濱ねるさんは、13歳のときに海外ホームステイを経験しました。では『魔女の宅急便』のキキは13歳のときに何をしたでしょう?」
「長濱さん、13歳でホームステイしたんですか!?」(槙野さん)
「はい。アメリカのモンタナ州に1ヶ月半行きました。不安な日々を過ごしてホームシックになったりして。でも今思えばすごい貴重な体験でした」(長濱さん)
問題文で明かされた長濱さんの経歴にビックリする槙野さん。そして槙野さんは「魔女の宅急便」を読んだことがなく、クイズの正解もわからない様子です。
「魔女が13歳になってすることがあるんですか。これも有名なんですか……?」と困り果てた顔でフリップに筆を走らせ、槙野さんが出した答えは「家出」。「13歳のときって、いろいろ年頃なんですよ。思うことも、自分でやりたいこともたくさんあると思います。どうしたらいいかといったら、これしかないでしょう」と、自分自身を重ねるように語る槙野さんですが、はたして……?
「正解! 正確には『ひとり立ち』ですが」(長濱さん)
「ウソでしょ!? ボケたつもりだったのに!」(槙野さん)
「魔女は13歳になると、空飛ぶ練習をしたり、お母さんと荷物を詰めたりして、知らない街へ行って修行するというのが習わしなんです」(長濱さん)
これにはもはや「そうなんだ……」と返すほかない槙野さん。13歳でホームステイという長濱さんの経験にも大きな衝撃を受けたようでした。
商品はもちろん、ヨーロッパにも「魔女の宅急便」にも詳しくなれた、中身の濃いトークセッションもあっという間にお開きの時間に。最後に改めて二人から、今回の「ヨーロッパバーガーズ」に向けてメッセージが伝えられました。
「この夏一緒にヨーロッパ旅した気分になっていただきたいと思います。いろんな食べ比べをしたりして、楽しんでみてください!」(長濱さん)
「まだヨーロッパに行ったことない方は、このバーガーを食べることでドイツやイタリア、フランスの雰囲気を味わうことができると思います。ぜひマクドナルドで、ヨーロッパに行った気分を味わっていただけたらと思います」(槙野さん)
■ 「ヨーロッパバーガーズ」実食 一口でヨーロッパ旅行できる本格的な味!
発表会の後、筆者も実際に「ヨーロッパバーガーズ」を試食しました。パッケージに描かれたキキのイラストがまた可愛い! 開けるのもったいないな…… いや、開けましょう。
「ジャーマンポテト肉厚ビーフ」は、最初の一口目でジャーマンポテトの風味がいっきに口を包み込みます。ホクホクしていてコクがあり、槙野さんの「ドイツ感!」というコメントにも納得です。その後やってくるチェダーチーズのまろやかな味と、スライスオニオンのシャキシャキと心地よい食感の組み合わせがたまりません。
続いて「ペペロンジューシーホットチキン」。赤唐辛子たっぷりのチキンパティが想像を上回るスパイシーさで美味しい! ジューシーでコク豊かなお肉とよく合います。後からやってくるアイオリソースの味は、赤唐辛子とはまた違った角度のスパイシーで立体感のある味わい。
そして槙野さんが大興奮だった「ブイヤベース風シュリンプ」。マックを数多く食べてきた筆者ですが、これは初めての食感です! えびカツのプリプリ具合がすごい! そして入魂のブイヤベースソース。説明通り魚介の旨味がたっぷりで、ソースなのにスープとしてのブイヤベースの美味しさを感じます。これは大発明かも。
いやー、おみそれしました。あまりに本場感がすごくて、これからは毎回パスポートを持ってマクドナルドへ行ってしまいそうです。もちろん冗談です。
「魔女のお届けもの『ヨーロッパバーガーズ』」は、6月26日から全国のマクドナルド店舗で期間限定発売。「ジャーマンポテト肉厚ビーフ」「ペペロンジューシーホットチキン」「ブイヤベース風シュリンプ」の堂々3種類が味わえます。なお、「ブイヤベース風シュリンプ」は福岡県、佐賀県の店舗では販売されませんのでご注意ください。
取材協力:日本マクドナルド株式会社