白泉社発行の漫画誌「ヤングアニマル」にて連載中の「ベルセルク」の公式Xアカウントが9月11日に声明を発表しました。現在SNS上で話題になっている、「ベルセルク」アニメーション製作プロジェクトは作者の許諾なしで行われていると明かしています。
今回無許可でアニメーション制作を行ったのは、海外で活動していると思われる「Studio Eclypse」を名乗るグループ。Webサイトのところどころに原作のロゴやイラストが用いられていることから、一見すると公式の許諾が得られているかのように見えます。
サイトの説明には「ファンアニメーションプロジェクト」とあるため、公式になりすましているわけではないものの、クリエイター支援プラットフォームを通じてアニメ制作への出資を募っているなど、完全に同人活動の域を超えていると言えるでしょう。下部には「進撃の巨人」のアニメーションも。
こうした動きに対し、白泉社側は「著作権者である三浦建太郎(スタジオ我画)は許諾しておりません。また、使用されている映像も無許可のものです」と、一切の関与を否定。文書を5か国語で投稿し、世界中に向けて注意を呼び掛けました。
「ベルセルク」は妖精や魔物が入り乱れる世界を舞台に、身の丈を超える大剣をふるう黒い剣士・ガッツが、かつての親友・グリフィスに復讐するための旅を描いたダークファンタジー漫画。累計発行部数は5000万部を超え、全世界にファンを持つ作品として知られています。
読者の皆様へ
ベルセルクのアニメーション製作が以下のXアカウント(https://t.co/gfZWTH3KUm )
及びウェブサイト(https://t.co/RvvTmchoof )にて告知されていますが、
著作権者である三浦建太郎(スタジオ我画)は許諾しておりません。
また、使用されている映像も無許可のものです。… pic.twitter.com/z7cJ1gJg3i— ベルセルク公式 (@berserk_project) September 11, 2024
<参考・引用>
ベルセルク公式(@berserk_project)
(山口弘剛)