なんだこれ……なんだこれ!?
バーガーキングが5月30日に販売開始した「ピックルボールバーガー」が、二度見必至のビジュアルです。
肉!米!ピクルス!というシンプルで豪快な組み合わせに惹かれて、早速食べに行ってきました。
■ 新スポーツ「ピックルボール」にちなんだ豪快すぎる新作「ピックルボールバーガー」
今回発売された「ピックルボールバーガー」は、アメリカで人気急上昇中の新スポーツ「ピックルボール」の日本連盟と、バーガーキングがスポンサー契約を結んだことを記念して誕生しました。
具材は直火焼きの100%ビーフパティが3枚と、「ピックル」の名にちなんでか、きゅうりのピクルスが11枚。それらを玄米ブランドの特製ライスパティで豪快にサンドしています。
おそらくアメリカ(=肉)と日本(=米)がピックル(=ピクルス)を介して繋がるという意味が込められているのでしょう。
ちなみに「ピックルボール」とは、テニス・卓球・バドミントンの要素を持ち合わせた、アメリカ発祥のスポーツです。バドミントンと同じサイズのコート内で、プラスチック製の穴開きボールをパドルというラケットで打ち合い、11点先取した方が勝利。このルールにちなんで、本商品に挟まれているピクルスの数は「11枚」となっているのだと思われます。
そんな前情報を軽く頭に入れたところで、近所のバーガーキングに足を運び、早速「ピックルボールバーガー」を注文します。価格は単品1790円(税込)です。
商品を受け取ってまず思ったのが、肉の香り。バーガーラップに包まれた状態でも、食欲をそそる直火焼きビーフの香ばしさが漂ってきます。ソース類を使わず、シンプルに塩コショウだけで味付けしているからこそなのでしょう。
そして手にとって見れば、その重量にびっくり。持った手をぐぐっと押し下げるかのようで“詰まってる”という感じがします。
どんな中身が入っているのか楽しみにしつつバーガーラップを開けていくと……肉、でっか!ごはん、ちっちゃ!!
予想を上回るとんでもビジュアルのバーガーが姿を現し、思わず笑ってしまいました。イメージビジュアルそのままといえばそのままなのですが、上から見下ろすと余計に肉と米のサイズの違いが明らか。オレオを裏返したみたいになっています。
ただ肉と米のインパクトが強すぎるせいか、メインのはずのピクルスがやや脇役になってしまっています。枚数は入っているのだと思いますが、存在感は少し薄いです。
■ シンプル・イズ・ザ・ベストな美味さ!ただ、ハンバーガーと言うよりもはや定食?
一口かぶりついての感想は「みっちり」です。味よりもまず、ぎっちぎちな肉と米の質量が歯と顎を直撃。口内を満足感でいっぱいにしてくれます。
味の方は本当にシンプル・イズ・ザ・ベストな肉と米のバーガー。ソースは一切入っておらず、塩コショウのみで味付けされた肉の旨味と、お米の甘みを堪能することができます。
そしてピクルスの爽やかな酸味がアクセントにぴったり。コリッとした食感も咀嚼に変化を作ってくれて、舌だけでなく顎まで楽しめます。
昨今、バーガーキング含めさまざまなハンバーガーチェーンが斬新な発想で次々と新バーガーを生み出しています。今まで見たことがない複雑な味を口にするのも楽しいですが、たまにはこういうシンプルな一撃を食らうのもいいものです。
米、肉、漬物(ピクルス)の組み合わせなんていうのは約束された美味しさなのですから。
というより食べていて思いましたが、これ、ハンバーガーと言うより「片手で食べられるハンバーグ定食」です。
プレートにのって出てくる一品が、バーガーラップ一枚の中で完璧に完結しています。今回の「ピックルボールバーガー」には2090円(税込)のセットもありますが、これは単品でセットのようなものです。
そう思うと1790円(税込)という少しお高めな価格設定にも納得。ハンバーグ定食なら、これくらいとられても何の文句もありません。
ただ、食べる際に注意していただきたいのが、飲み物は必須かもしれないということ。肉と米のボリューム感で口内の水分を一掃されるので、飲み物があったほうが格段に食べやすいです。
またビジュアルからも分かるようにボリュームも満点。かなり覚悟をして挑まないと、食べきるのに相当な時間がかかります。筆者は30分かかりました。
「ピックルボールバーガー」は今回イートインでいただきましたが、多分テイクアウトの方が楽しめる気がしました。
自宅でビールと一緒に、人目も憚らずにガツガツかぶりつく……絶対に幸せ……。
<参考・引用>
日本ピックルボール協会公式サイト
株式会社ビーケージャパンホールディングス(2025年5月30日発表)
(ヨシクラミク)