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平成女児の思い出詰まった「シールだらけのゴミ箱」 りぼん黄金期の記憶にSNS沸く

 ネット上で「平成女児の記憶を一気に呼び覚まされる」と話題になっているのは、Xユーザー・ぱるさんが投稿した写真に写るゴミ箱。

 実家にあったというそのゴミ箱には、「姫ちゃんのリボン」や「赤ずきんチャチャ」など、1990年代前半の少女漫画「りぼん」の付録シールをはじめ、当時のアイドルやアニメのシールがびっしり。これは懐かしすぎる……!

  •  ぱるさんによると、実家は最近新築されたばかり。最新設備が整ったスタイリッシュな新居にもかかわらず、このシールびっしりのゴミ箱だけが、旧宅からそのまま引っ越してきたとのこと。「建物も家具もピカピカなのに、このゴミ箱だけが昔のまま。ミスマッチ感がすごくて、存在感が逆に目立ってしまったんです」と語ります。

     貼られているシールのほとんどは「りぼん」の付録。そのほか進研ゼミやアニメ雑誌「アニメディア」の付録なども混ざっているそう。貼り始めたきっかけは「近所の幼なじみが先にゴミ箱に貼っていたから真似した」とのこと。

     つまりは、少女時代の「シールデコ文化」の産物。雑誌を毎月買ってはシールを貼り重ねていったであろう、当時の姿が目に浮かびます。

    旧宅からそのまま引っ越してきたゴミ箱

    貼られているシールのほとんどは「りぼん」の付録

     実家の引っ越し時には「荷物は全部処分する」と言われていたそうですが、このゴミ箱だけはなぜか新居へ連れてこられたのだとか。ぱるさんとしても思わぬ再会となったようですが、「多分、今後も永久にあり続けると思います」と笑います。

     Xの投稿には「これはもう文化財!展示に値するアート!」「りぼんの付録シールとかこの時代に見れるなんてありがたいです。感謝」といったコメントが続々寄せられており、投稿を見た多くの方を「あの頃」にいざなったようです。

    実家にあった「りぼん」の付録

     少女漫画黄金期のりぼん文化が刻まれたゴミ箱が、時代を超えて人々の心をざわつかせた今回の件。もしかすると、令和の子どもたちにとっては「実家にあった謎のアート作品」として受け継がれていったりして……。

    <記事化協力>
    ぱる(@paruchi11

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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