本格的な冬の到来を感じる今日この頃。防寒具の準備はお済みでしょうか?「まだ」という方、今年の冬は「サンドイッチの具」になってみるのはいかがでしょう。
「企画デザイン2時」がXに投稿したのは、美味しそうな食パン……ではなく、食パンの形をしたイヤーマフ。これを装着すると、左右の耳がパンで挟まれ、顔がまるでサンドイッチの具材になったかのようなビジュアルが完成します。パンの間からはレタスの緑がチラリと覗いており、彩りも完璧です。
■ 元ネタはやっぱりあのネットミーム?
8万件以上のいいねが寄せられ、大反響を呼んだ本作。リプライ欄ではある「ネットミーム」を連想する人が続出しました。それは、イギリスの有名シェフ、ゴードン・ラムゼイ氏が放った「バカのサンドイッチの完成」という一言。
やはり、これを意識して作られたのでしょうか? 制作した「企画デザイン2時」の楢崎さんにうかがいました。
「ご指摘の通り、ゴードン・ラムゼイ氏の有名なネットミームは存じておりましたので、あのビジュアルがアイデアのきっかけの一つになっているのは間違いありません」
やはり……!と思いきや、楢崎さんはこう続けます。
「ただ、『ミームをそのままグッズ化しよう』というよりは、『イヤーマフのふかふかした素材感はパンっぽいな』『左右から挟むので、サンドイッチ型にすれば自分自身が具になれて面白いかも』という、プロダクトのデザイン的な発想から形にしていきました」
あくまで着想の原点は「イヤーマフの構造とパンの親和性」にあったようです。しかし、これほどミームへの言及が集まることは予想外だったようで、「ここまで拡散されたのは、やはり元となったミームの持つパワーが凄まじかったからだと思います」と、驚きのようす。
一方で「個人的には、もう少し『かわいい』といった反応がくるかなと期待していたのですが……(笑)」と、少しの複雑な心境を明かしてくれました。
■ アイテムとしてのかわいさ、機能性も充実
もちろんネタとして面白いだけでなく、アイテムとしてのかわいさもしっかり追求されています。
楢崎さんが特にこだわったと話すのは、パンの間から見える具材。「食パンだけじゃなくレタスがちらっと見えるようなデザインにし、初見の人でも直感的に『サンドイッチだ!』と思うようにしました」とのこと。
気になる着け心地については、「ふわふわのさわり心地のフェルト生地を縫い合わせたので、肌触りがとてもいいです!冬の公園で撮影したのですが耳が温かく快適でした」と、防寒具としての機能もバッチリのようです。
欲しがる声も多いこのアイテムですが、現時点では商品化の予定はなく、「思いついたから投稿してみた」というアイデアの一つだそう。もし商品化されたら、街中で「美味しそうな人」たちが急増するかもしれませんね。
サンドイッチの具になれるイヤーマフを作りました pic.twitter.com/lAkvqYzZPK
— 企画デザイン2時 (@niji_2oclock) December 8, 2025
<記事化協力>
企画デザイン2時(@niji_2oclock)
(山口弘剛)









































