クラウドサービス「FUJIFILM IWpro」に新機能を追加
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:浜 直樹)は、中堅・中小企業向けクラウドサービス「FUJIFILM IWpro(フジフイルム アイダブリュ プロ)」の新機能として、クラウド型データ分析サービス「FUJIFILM IWpro Intelligent Assistantオプション」の提供を1月20日より開始します。
「FUJIFILM IWpro」は、クラウド上のワークスペースに業務に必要な情報や、データ化・確認・加工・出力・送信といった一連の業務を集約し、既存システムを繋ぐことで協働を実現するサービスです。
このたび「FUJIFILM IWpro」の新機能として提供する「FUJIFILM IWpro Intelligent Assistantオプション」は、お客様の社内に蓄積された業務データを使って、自社の業務に最適化されたAIモデルを簡単に作成・活用できるサービスです。AIを作成する上で必要不可欠なAIモデル作成工程を自動化し、「FUJIFILM IWpro」のワークスペースとシームレスに連携することで、AIを活用した業務の効率化と迅速な意思決定が図れます。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/118297/69/118297-69-f549e4a0da944da8151e112ea7b93620-1397x857.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図1:「FUJIFILM IWpro Intelligent Assistantオプション」の概要
AIモデルの作成にはデータ分析など高度な技術が必要ですが「FUJIFILM IWpro Intelligent Assistantオプション」は、データをAIが分析しやすい形に整理する「データクレンジング」、AIの精度を高めるために重要な情報を抽出する「特徴量生成」、そしてお客様の業務に最も適した「AIアルゴリズム開発」、さらにAIの「性能検証」といったすべての工程を自動で行う機能を提供します。これらにより、専門知識がなくても社内に蓄積された業務データをアップロードするだけで、お客様の業務に最適化された高度なAIモデルを簡単に作成することができます。
また、作成したAIモデルに、新たな業務データを入力し推論させることで、AIモデルによる分類やデータマッチングの結果を用いた意思決定を行うことができ、業務効率化が図れます。
近年、企業がDXに取り組む中でITおよびAI技術者の不足や、それらの業務を外部に委託する場合のコストなどが問題となっており、特に中堅・中小企業では、これらが一層深刻になっています。
「FUJIFILM IWpro Intelligent Assistantオプション」は、画面に表示されたナビゲーションに従って、必要事項を選択する簡単な操作でAIモデルを作成できます。お客様は、ITおよびAIの技術者に頼ることなく、独自のAIモデルを作成し、業務に活用できます。例えば、経理部門が行う入金消込処理やコールセンターにおける問い合わせ内容の振り分けの業務では、経験値が高い従業員が行っている作業工程や判定結果のデータを利用したAIモデルが簡単に作成できます。このAIモデルを活用することで、専門スキルの属人化が解消され、誰でもベテランやスペシャリストと同じレベルで業務を遂行できるようになります。これにより、業務品質の確保と生産性向上が実現し、作業時間の削減や従業員の負担軽減といったメリットが得られます。今回は第一弾として、「分類」「データマッチング」「入金請求突合」の3つの分析タイプのAIモデルを提供し、順次追加いたします。
<分析タイプ>
・「分類」
活用例:コールセンターの問い合わせ対応業務では、過去の問い合わせ内容に基づいてAIモデルを作成します。このAIモデルが、問い合わせを適切なカテゴリーに分類し、対応部門や担当者に自動で振り分けます。
・「データマッチング」
活用例:営業事務業務では、お客様からの注文書に記載される商品名称と、社内の受発注システムに登録されている商品名称との間で発生している表記揺れパターンを学習させたAIモデルを作成することで、効率的なマッチング作業が行えます。
・「入金請求突合」
活用例:経理業務では、省略された企業名や同一企業での口座違いなどを過去の照合パターンを学習させたAIモデルを作成することで、最適な消込候補が提示でき、入金と請求の照合や照会が迅速かつ正確に行えます。
当社は、富士フイルムグループが強みとする画像処理やAIといった多様な技術の活用により、マーケットニーズに応じたよりきめ細やかなサービスを展開していきます。
※言葉の定義:
・AI:コンピュータープログラムが人のように学習し、判断し、問題解決を行う技術や仕組み。
・AIモデル:具体的な業務データを使って学習し、作成したAI。データを分析・理解し、新しい情報の分類やマッチング処理などに活用される。
・学習:AIモデルを作成するために、提供された学習データを用いて、データの前処理、機械学習プロセス、および後処理を行うこと。これに
より、業務ニーズに適したAIモデルを開発することができる。
・推論:学習済みのAIモデルを使用し、データの分類、パターン認識、一致判定、および新たなデータの評価などを行うこと。
「FUJIFILM IWpro Intelligent Assistantオプション」の概要
https://www.fujifilm.com/fb/product/software/fbiwpro/intelligentassistant/
「FUJIFILM IWpro」の概要
https://www.fujifilm.com/fb/product/software/fbiwpro
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社内の業務データを使って簡単にAIを作成・活用するクラウド型データ分析サービス「FUJIFILM IWpro Intelligent Assistantオプション」提供開始
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