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関東地方が今季最高のぽかぽか陽気に恵まれ、いよいよ春本番の3月22日(土)。桜の開花宣言よりひと足早く、ヴァイオリニスト葉加瀬太郎の全国ツアー「オーケストラコンサート2025~The Symphonic Sessions~」が初日を迎えた。3年ぶり3回目のツアー開催。ややあいだが空いたこともあって、「もう一度聴きたい」「今度こそ聴きたい」と、開催を待ちかねていたファンは多かった。会場のさいたま市・大宮ソニックシティは大入満員だ。
客席がじっと集中して耳をすますなか、弦楽5部の伴奏の透明なハーモニーに乗って、葉加瀬のソロ・ヴァイオリンが丁寧に歌い始めた。幕開けは代表曲《エトピリカ》だ。弦楽器同士のアンサンブルは相性抜群で、葉加瀬のおなじみのメロディがいつもに増してやさしく語りかけてくる。初夏のオホーツクの空を悠然と舞うエトピリカたちの姿が見えるような気がした。
続いて、静かに聴こえ始めたアコースティック・ギターのイントロが、やがてオーケストラの総奏につながって、一気に視界が開ける。ゲーム「ファイナルファンタジー XII」のエンディング曲として書かれた交響詩《希望》だ。1曲目から出番を待ちかまえていた金管や木管、パーカッション、そしてピアノやバンドが、華やかな色彩を加える。やっぱりオーケストラはゴージャスだ。
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こまやかな息づかいと迫力ある重厚なサウンド。定番曲から新曲まで、葉加瀬の楽曲をオーケストラが次々に彩る。そこにセンシティブに反応して雄弁に歌う、葉加瀬のヴァイオリンの魅力が全開だ。この「The Symphonic Sessions」のために葉加瀬と音楽監督の羽毛田丈史が選んだのが、クラシカルなシンフォニー・オーケストラとバンド・サウンドとの融合という、前例のない独自の編成だった。今回、ステージ上の楽器配置が大きく更新され、より音楽に寄り添える形に進化していた。
前回までは、ステージ手前にバンド、ステージ奥に指揮者&オーケストラと、両者は分離して配置されていた。それが今回は、オーケストラとバンドが完全に一体化。ステージ左手に弦楽器、右手に木管楽器、正面に金管楽器と打楽器群という、クラシックとしてはやや変則的なオーケストラ配置で、ギターやベースがその木管と金管のあいだに位置取って、まるでオーケストラの一員のようだ。もちろん葉加瀬はセンターにどんと立ち、ヴァイオリン協奏曲のような形でオーケストラを背負っている。
試行錯誤を重ねてたどり着いた、ベストのフォーメーションなのだろう。指揮者とオーケストラ、バンド、さらには葉加瀬も含めた全体のコミュニケーションがいっそう密になり、アンサンブルの一体感が明らかに増強されている。
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事前に話を聞いた際、葉加瀬が今回の聴きどころとして教えてくれたのが2曲の映画音楽だった。ミシェル・ルグランの《シェルブールの雨傘》と、ジョン・ウィリアムズの《シンドラーのリスト》。自身のオリジナル曲を軸に活動している葉加瀬が既存曲を弾く機会は多くないから、自作以外を弾く、ヴァイオリン奏者としての葉加瀬の充実度を味わうチャンスでもある。
とくに《シンドラーのリスト》にはぐっときた。「泣きたい人はここです」という前振りに笑いが起こった客席だったが、演奏するうちに本当にすすり泣きが聞こえてきた。あの映画のサウンドトラックでヴァイオリン独奏を弾いているのは、20世紀後半を代表する名ヴァイオリニストのイツァーク・パールマンだ。葉加瀬が子供の頃から最大限にリスペクトしてきた憧れの奏者。演奏家の映像が今ほど出回っていない当時、葉加瀬少年はレコードの音だけを手がかりに、左手のポジションや右手のボウイングなど、パールマンの奏法を探り続けていたという。今回が念願の初挑戦となったこの曲。何百回も聴き直してパールマンを徹底的に完コピしたうえで、そこにさらに葉加瀬自身の音楽を乗せて表現したいと話していた。まさにそんな真摯な“気合い”がひしひしと伝わってくる。名演!
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コンサート・グッズもお楽しみのひとつ。恒例の紹介トークにも客席が沸いた。
久しぶりに復活した、「HELLO KITTY」ならぬ「TARO KITTY」(もじゃもじゃ頭のキティちゃん)や「靴下はかせたろう」(葉加瀬の似顔絵入り!ソックス)なお、ファンおなじみのダジャレ・アイテムもコンサートみやげの有力候補だが、今年の葉加瀬イチオシは「ハカセンスライト」の新作だった。
もともとは《情熱大陸》で盛り上がるための“ジュリ扇”ふうの羽根のついた「はかせんす」。その電飾バージョンがこれだ。
「今年のはこれです!」
と、ステージ上の出演者全員が点灯。率直にきれい!
「これをみなさんで振っていただくと、それはそれは盛り上がるでしょうねえ。持ってないとかなり寂しい気分になりますから、休憩時間にぜひお求め下さい!」(葉加瀬)
休憩時間に実際にグッズ売り場を回ってみたら、これらの商品だけでなく、全20種類のいろんな葉加瀬太郎のアクリルチャームが出てくるカプセルトイ「タロガチャ」も大人気だった。
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ほとんどの演奏曲のオーケストラ・アレンジは音楽監督&ピアノの羽毛田丈史によるもの。この編成で聴く《リベルタンゴ》(ピアソラ)が、かなりエキサイティング。ボンゴ(打楽器)が大活躍なのだけれど、羽毛田によれば、葉加瀬からのアレンジ・オーダーが「007のイメージ」だったのだそう。つまり「ジェイムズ・ボンゴ」というダジャレが隠れているのだとか。それを知って聴くと、なんだかずっとニヤニヤが止まらない。
引き込まれて前のめりに聴いていると、全13曲のプログラムはあっという間にラスト。葉加瀬太郎のコンサートに来てこの曲を聴かなければ帰れまい。国民的人気曲《情熱大陸》が炸裂する。すでにいくつものアレンジ・バージョンがあるこの曲。以前のオーケストラコンサートでも、荘厳なシンフォニック・アレンジで演奏されていたが、今回はそれがさらに、ライブらしい、客席を熱狂させる白熱のオーケストレーションをまとって生まれ変わった。もちろん客席はオール・スタンドアップ。上述の新しい「ハカセンスライト」がさっそく大活躍で、客席全体がキラキラしている。しまった、出遅れた。袋から出しておくべきだった……。
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今年、デビュー35周年を迎えた葉加瀬太郎の「オーケストラコンサート2025~The Symphonic Sessions~」は、5月11日(日)まで全国16都市で20公演を予定。豊潤なオーケストラ・サウンドと向き合いながら千変万化する葉加瀬太郎のヴァイオリンが日本中を駆け巡る。売り切れ必至。チケット販売サイトへ急げ!
photo:田中淳子
Iwatani presents TARO HAKASE 35th Anniversary
葉加瀬太郎オーケストラコンサート2025~The Symphonic Sessions~
supported by NAGASE
https://taro-hakase.com/blogs/live_info/2025-the-symphonic-sessions
2025年3月22日(土) 埼玉 大宮ソニックシティ 大ホール
open 15:00 / start 16:00 【問】キョードー東京 TEL:0570-550-799
2025年3月23日(日) 宮城 仙台サンプラザホール
open 15:30 / start 16:30 【問】キョードー東北 TEL:022-217-7788
2025年3月30日(日) 千葉 松戸・森のホール21
open 15:30 / start 16:30 【問】キョードー東京 TEL:0570-550-799
2025年4月1日(火) 群馬 高崎芸術劇場 大劇場 大ホール
open 17:30 / start 18:30 【問】MASエンターテイメント TEL:03-5746-9900
2025年4月4日(金) 愛知 愛知県芸術劇場 大ホール
open 17:30 / start 18:30 【問】サンデーフォークプロモーション TEL:052-320-9100
2025年4月5日(土) 愛知 愛知県芸術劇場 大ホール
open 15:00 / start 16:00 【問】サンデーフォークプロモーション TEL:052-320-9100
2025年4月6日(日) 愛知 愛知県芸術劇場 大ホール
open 13:00 / start 14:00 【問】サンデーフォークプロモーション TEL:052-320-9100
2025年4月11日(金) 岩手 トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館) 大ホール
open 17:30 / start 18:30 【問】キョードー東北 TEL:022-217-7788
2025年4月12日(土) 秋田 あきた芸術劇場ミルハス 大ホール
open 15:30 / start 16:30 【問】キョードー東北 TEL:022-217-7788
2025年4月19日(土) 兵庫 神戸国際会館こくさいホール
open 16:00 / start 17:00 【問】キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888
2025年4月20日(日) 京都 ロームシアター京都 メインホール
open 15:30 / start 16:30 【問】キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888
4月26日(土) 熊本 熊本城ホール メインホール
open 16:00 / start 17:00 【問】キョードー西日本 TEL:0570-09-2424
2025年4月27日(日) 福岡 福岡サンパレス
open 15:30 / start 16:30 【問】キョードー西日本 TEL:0570-09-2424
2025年4月29日(火・祝) 広島 広島文化学園HBGホール
open 15:30 / start 16:30 【問】キャンディープロモーション TEL:082-249-8334
2025年5月1日(木) 北海道 札幌文化芸術劇場 hitaru
open 17:30 / start 18:30 【問】WESS info@wess.co.jp
2025年5月4日(日) 大阪 フェスティバルホール
open 15:30 / start 16:30 【問】キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888
2025年5月5日(月・祝) 大阪 フェスティバルホール
open 13:00 / start 14:00 【問】キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888
2025年5月8日(木) 静岡 アクトシティ浜松 大ホール
open 17:30 / start 18:30 【問】サンデーフォークプロモーション静岡 TEL:054-284-9999
2025年5月10日(土) 東京 東京国際フォーラム ホールA
open 16:00 / start 17:00 【問】キョードー東京 TEL:0570-550-799
2025年5月11日(日) 東京 東京国際フォーラム ホールA
open 13:00 / start 14:00 【問】キョードー東京 TEL:0570-550-799
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HUCD-10331 / HUCD-10332/B
■タイトル : The Symphonic Sessions II
■発売日: 2025年3月5日(水)
■品番:HUCD-10331【通常盤】 価格¥3,300 (CD)
HUCD-10332/B【限定盤】 価格¥3,900 (CD+Blu-ray)
■規格:CD / デジタルアルバム
■配信・サブスクリプション:
https://hats.lnk.to/The-Symphonic-Sessions-II20250305
■発売元:株式会社ハッツアンリミテッド
■販売元:エイベックス・ミュージック・クリエィティヴ株式会社
【CD収録内容】
01. エトピリカ(Acoustic ver.)
02. New Beginnings(Album ver.)
03. Habanera
04. 組曲「もうひとつの京都」(OriginalVer.) 第1曲 茶かほる
05. 組曲「もうひとつの京都」(OriginalVer.) 第2曲 懐かしの里山へ
06. 組曲「もうひとつの京都」(OriginalVer.) 第3曲 天とつながる海
07. Safflowers
08. Symphonic 悠久の一乗谷
09. 祝祭交響曲 第一楽章 遥かなる大地
10. 祝祭交響曲 第二楽章 時空の舞
11. 祝祭交響曲 第三楽章 祝典賛歌
12. 万讃歌
13. スターライト
14. キミのぽけっと(ボーナストラック)
【初回生産限定盤Blu-ray収録内容】
葉加瀬太郎オーケストラコンサート2022~The Symphonic Sesssions~スペシャルダイジェスト映像
M-1 情熱大陸
M-2 Symphonic Another Sky
M-3 ひまわり
M-4 さよならをもう一度
M-5 Moon River
M-6 Wild Stalions
M-7 New Beginnings
M-8 新世界
M-9 チャールダーシュ
1990年にクライズラー&カンパニーとしてデビュー以来、クラシック、ジャズ、ロック、ポップスの垣根を越えた唯一無二の世界的ヴァイオリニストとして、毎年100本を超えるコンサートと共に、活動の幅を広げ続ける葉加瀬太郎が今年デビュー35周年を迎えます。
今作「The Symphonic Sessions II」は、配信のみでリリースしてきた作品でもある、~あいち・なごやスポーツ応援ソング「祝祭交響曲」、藤子・F・不二雄 生誕90周年記念楽曲「キミのぽけっと」や、今年3月からスタートする「オーケストラコンサートツアー2025 ~The Symphonic Sessions」で演奏される楽曲を含む、豪華シンフォニックアレンジのコンピレーションアルバム。
初回生産限定盤Blu-rayには、2022年に開催されたオーケストラコンサートツアー2022~The Symphonic Sessions~から厳選したスペシャルダイジェスト映像を収録。
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/45395/33/45395-33-87c04907218c5c340e2976f8848f0e62-1280x1920.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ヴァイオリニスト 1968年1月23日 大阪府生まれ。
1990年KRYZLER&KOMPANYのヴァイオリニストとしてデビュー。
セリーヌ・ディオンとの共演で世界的存在となる。
1996年にKRYZLER&KOMPANYを解散後、ソロでの活動を開始。
2002年、自身が音楽総監督を務めるレーベルHATSを設立。
2007年秋から、原点回帰をテーマにロンドンへ拠点を移す。
年間100本にも及ぶ公演を行い、留まることなくチャレンジを続ける葉加瀬。
2023・2024年春には、西村由紀江( ピアノ)・柏木広樹( チェロ) とのトリオ編成による極上の室内楽
コンサートツアーを開催。
2024年秋には、2020年からコンサートツアーメンバーとして参加している日本のトップミュージシャン
9人からなる通称「スーパーバンド」と葉加瀬太郎が、ツアーメンバーの枠を超え、唯一無二のバイオリンを主軸とした『TARO HAKASE & THE LADS』を新たに結成。
2024年2月に東京・南青山のブルーノート東京公演でデビューし、9月から全国ツアー「VIBRANT」(40公演)を開催。豊富な音楽経験と、それぞれが多種多様の音楽ジャンルで活動をしてきた平均年齢60歳のイケオジが奏でるバンドサウンドは、ジャズ、ロック、ラテンなど、さまざまなジャンルを超えた
グルーブ感を創り出した。
2025年春にはデビュー35周年を迎え、3年ぶりに「オーケストラコンサート2025 ~The Symphonic Sessions~」を開催。
演奏活動のみならず、作曲家として450曲以上を作曲。映画やドラマ、ニュース、バラエティーなどの
テレビ番組のテーマソングも数多く手がける。また、企業の社歌やイメージソングも多数。
常に新しいことに挑戦し、変化し続け、唯一無二である「葉加瀬太郎」独自の世界を築き上げている。