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テックドクター、AIと医療の融合を見据えた「AIと医療の関係研究所」を設立

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株式会社テックドクター
デジタルバイオマーカーの医療実装に向けた実践的研究を始動し、第一弾として調査報告書を公開



[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/71267/55/71267-55-4fa9411a41d8d8a0dfe14dcf42f6b7fa-2500x1313.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



株式会社テックドクター(代表取締役:湊 和修、本社:東京都中央区、以下、テックドクター)は、AI技術を活用したデジタルバイオマーカー*の医療・ヘルスケア領域での実用化に向けた実践的研究を行う新たな研究組織「AIと医療の関係研究所」を設立しました。

AIと医療の関係研究所URL:https://www.technology-doctor.com/amr-lab

本研究所は、テックドクターがこれまでに培ってきたデジタルバイオマーカー開発の知見とAI技術を融合させ、その実用化を加速させることを目的としています。最新テクノロジーの力を活かし、一人ひとりの健康に寄り添い、医療の新たな可能性を切り拓いてまいります。

■ 研究所設立の背景

近年、デジタル技術の進展により、日常生活から得られる健康データの利活用が大きく広がっています。テックドクターでは、こうしたデータを機械学習を含むAIで解析し、疾患の早期発見、診断支援、治療効果のモニタリングなどに活用できる「デジタルバイオマーカー」の研究開発を進めてきました。

これらの指標を医療現場で活用するには、単なるデータ提示ではなく、医療従事者や患者にとって“使いやすい形”への転換が必要です。AIはその実現を支える技術として期待される一方、安全性や倫理面での慎重な検討も不可欠です。

本研究所は、AIとデジタルバイオマーカーを活用したこれからの医療のあり方を探求し、社会実装を支える理論構築と技術検証を行うことを目的に設立されました。AIを活用した実装モデルの構築や、運用時の倫理・制度・UX(利用体験)に関する課題整理と検証に取り組み、さまざまな専門家の皆様と連携しながら実践的な知見の蓄積を進めてまいります。

研究成果は積極的に対外発信し、外部機関との連携も推進してまいります。取り組みにご関心のある企業や研究者の皆様からのご連絡をお待ちしております。

■ 研究所の主な活動内容

本研究所では、以下のような活動を予定しています。
- AIとデジタルバイオマーカーを活用した医療・ヘルスケアの応用領域の理論構築
- 利用時の倫理的・実装上の課題整理と検証
- 既存研究の文献調査および事例収集
- 社会実装に向けた活用モデルの提案
- 学会やカンファレンス等での研究成果の発表・共有
- 医療におけるAI活用研究の支援


■ 研究所の活動報告 : 第一弾として、昨今の医療とAIに関する研究動向を調査・公開

活動報告ページでは、各種調査結果や今後の成果発表会のご案内など、最新情報を随時更新してまいります。

今回、研究所の活動第一弾として、AIと医療に関する主要な研究をレビューし、要点をまとめた調査報告書を公開しました。
高い注目を集めるAIと医療の融合領域について、特に診断支援、デジタルバイオマーカー、生成AIの分野に焦点を当て、2020年以降の主要な研究動向と、それらの産業応用・臨床導入の現状、さらには今後の展望と課題について概説しています。

▼研究所の活動報告ページ
https://www.technology-doctor.com/amr-lab

▼調査報告書「総説:医療分野における人工知能(AI)活用の最前線と今後の展望」
https://drive.google.com/file/d/1cy_gW4H4rVPUbSaiVDClBrYsggSPSJ3r/


■ 研究体制 : アドバイザー研究者

本研究所では、多様な専門領域の研究者の皆様と連携し、理論と実践を往還する体制を整備していきます。

岸本 泰士郎 先生
慶應義塾大学医学部 ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座 特任教授

矢野 裕一朗 先生
順天堂大学大学院医学研究科総合診療科学 教授 兼 AIインキュベーションファーム センター長

藤田 卓仙 先生
公益財団法人東京財団 主席研究員 兼 慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 特任准教授

井上 祥 先生
横浜市立大学 共創イノベーションセンター 特任准教授 兼 京都大学大学院 健康情報学 客員研究員

※今後も順次拡充予定

■ アドバイザー研究者の皆様からのコメント

岸本 泰士郎 先生
慶應義塾大学医学部 ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座 特任教授

臨床現場において、デジタルデバイス由来のバイオマーカーは、診断や治療の意思決定を支援する有効な手段となり得ます。医療者と患者の双方にとって、わかりやすく使いやすいかたちで実装されることが重要です。本研究所の取り組みが、倫理的・実装上の課題を克服しつつ、説明可能で臨床応用に耐えうるAIの活用基盤の確立につながることを期待しています。


矢野 裕一朗 先生
順天堂大学大学院医学研究科総合診療科学 教授 兼 AIインキュベーションファーム センター長

AIとデジタルバイオマーカーの融合は、個別化医療や予防医療の実現に不可欠であり、本研究所の取り組みは時代の要請に応えるものと感じます。理論構築から社会実装、倫理的課題の検討まで、網羅的なアプローチを推進する姿勢は、今後の医療・ヘルスケア分野に大きなインパクトを与える可能性を感じます。日本におけるこの分野の研究と実装をリードする存在となることを期待しています。


藤田 卓仙 先生
公益財団法人東京財団 主席研究員 兼 慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 特任准教授

AIとデジタルバイオマーカーの活用は今後の医学・医療において不可欠なものとなります。一方で、こうした新しい技術の実装に向けては、法律や倫理上の課題の解決が不可欠です。外部機関との連携も含めた本研究所の活動が、日本における関連政策の基礎となる科学的なエビデンスを生むとともに、国内外の主要な関係者の議論と、国民への発信の場としても機能することに期待します。


井上 祥 先生
横浜市立大学 共創イノベーションセンター 特任准教授 兼 京都大学大学院 健康情報学 客員研究員

ウェアラブルデバイスの普及により、日常生活からリアルワールドデータが得られやすくなり、デジタルバイオマーカーは人間の状態や変化を連続的に可視化する技術として注目されています。既存の診療データと統合しAIで解析することで、疾患の早期発見や治療効果の定量的評価に加え、従来は得られなかった新たな洞察を医療にもたらすことが期待されます。さらに、こうしたデータの蓄積と分析の先に、思いもよらぬ発見や未知の疾患理解が生まれる可能性もあります。診断・治療・経過観察を一貫して支えることで個別化医療に貢献するデジタルバイオマーカーの社会実装を、本研究所が力強く推進していくことを期待しています。


■ 株式会社テックドクターについて

テックドクターは「データで調子をよくする時代へ」をビジョンに掲げ、ウェアラブルデバイスをはじめとした日常のセンシングデータから健康に関するインサイトを導く「デジタルバイオマーカー」の開発と、その社会実装を進めています。医療・製薬・食品関連企業や研究機関と連携し、個人に寄り添うデータ医療の実現を目指しています。

会社名 :株式会社テックドクター
WEB  :https://www.technology-doctor.com/
設立日 :2019年6月21日
所在地 :東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン4階
代表者 :湊 和修
事業内容:デジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」の開発および運用、デジタル医療ソリューションの提供


※デジタルバイオマーカーとは
疾患の有無や病状の変化、治療の効果を示す指標となる項目や生体内物質は「バイオマーカー」と呼ばれます。従来、こうしたバイオマーカーのデータは、医療機関で診察を受けた際にのみ測定される「点のデータ」に依存しており、疾患の有無や進行状況は、その時点の情報だけで判断されてきました。
しかし、デジタル技術の進展により、スマートフォンやウェアラブルデバイスを用いて、日常的に負担なく、継続的かつ長期的な「線のデータ」を取得することが可能になりつつあります。こうしたデジタル情報を基に病気や治療の変化を可視化する指標を「デジタルバイオマーカー」と呼びます。
医療機関外の生活の中で、運動・睡眠・心拍などの日常データが取得できれば、状態の変化をより詳細に把握し、一人ひとりに合わせた最適なケア(個別化医療)が実現する可能性が高まるでしょう。

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