おたくま経済新聞

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：池田 雅一）は、環境省委託事業（令和7年度環境デュー・ディリジェンス普及等委託業務）の下、「環境デュー・ディリジェンス推進支援事業」に参加する企業の募集を以下のとおり行うこととなりましたので、お知らせいたします。

【事業の背景】
欧米では、「ビジネスと人権に関する指導原則」にて人権侵害リスクを特定・防止する手段としてデュー・ディリジェンス（以下、DD）プロセスの実施を求めるようになって以降、近年、DDの法規制化の動きが進んでおり、EUによる企業サステナビリティ・デュー・ディリジェンス指令（以下、CSDDD）のように、DDの義務化の域外適用の動きも見られるなど、日本企業にとっても対応が迫られる課題となっています。また、その対象は、人権にとどまらず環境課題にも広がっています。一方、開示の文脈でも国際サステナビリティ基準審議会（以下、ISSB）等のサステナビリティ開示基準に対応していく上で、バリューチェーン全体での環境のリスクを把握することが必要であり、その前提として、企業が環境DDに取り組むことが重要です。

【事業の概要と応募対象者】
本事業への参加企業は、事務局の支援を受けながら、主体的に環境DDに取り組んでいただきます。具体的には、バリューチェーンにおける環境への負の影響の特定・評価（必要に応じて関連部署等を巻込んだ情報収集／分析）、方針・施策・実行計画の検討や、方針・施策・実行計画に対する経営層から承認の取得、ステークホルダーとの対話等を、主体的に実施します。
本事業の実施を通じて、バリューチェーンにおける環境への負の影響・リスクを対象とする環境DDに取り組むモデル的な事例創出を目指します。

（取組内容としては以下を予定）
- 環境への負の影響の特定・評価、ステークホルダーとの対話等の実施に関する6回程度の支援面談への参加
- 環境DDに係る専門家等との課題共有・意見交換を目的とした相談会への参加
- 参加企業内の関連部門や経営層等と事業成果の共有・意見交換を行うための社内勉強会の実施
- 参加企業同士で事業成果の共有・意見交換を行うための成果報告会での報告


本事業への応募対象者は、バリューチェーンにおける環境DDに取り組む意欲のある事業会社（3社程度）です。応募要件等の詳細については、「別添1 公募要領」をご確認ください。

【応募手続き】
本事業への応募を希望する企業は、「別添2　応募申請書」に必要事項を記入の上、令和7年6月20日（金）17時までに、下記の提出先へ電子メールにてご提出ください。
募集期間：令和7年5月16日（金）～同年6月20日（金） 17時必着
応募関連資料：別添1 公募要領 [PDF]　　別添2 応募申請書 [Word]
提出先：環境デュー・ディリジェンス推進支援事業事務局　kankyodd@murc.jp

【公募説明会（オンライン）の開催　※参加任意】
応募を検討されている企業の方を対象に、下記のとおり公募説明会を開催いたします。参加希望の方は、下記の申込先URLより、お申し込み[CC4] [SY裕5] ください。支援先の選定に際して、公募説明会への参加有無は一切考慮しません。
開催日時：令和7年5月22日（木）10:30～11:30
開催方法：オンライン会議形式（Zoomウェビナー）
内容：事業概要の説明、質疑応答
申込先：https://murc-jp.zoom.us/webinar/register/WN_FrtPtJxXSruVZCI2krWdCA


【応募書類の提出先、問い合わせ先】
環境デュー・ディリジェンス推進支援事業事務局
〒105-8501　東京都港区虎ノ門5-11-2 オランダヒルズ森タワー
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
正垣、小豆島、川上
E-mail：kankyodd@murc.jp