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2024年度の診療報酬改定で6割以上の開業医が減収を実感

update:
株式会社ギミック


クリニックのDXによって地域医療サービスの向上に貢献する、株式会社ギミック(本社:東京都渋谷区、代表取締役:横嶋 大輔、以下「当社」)は、全国433人の開業医を対象にアンケートを実施し、2024年度の診療報酬改定がクリニックの収益に与えた影響に関して、その実態を調査しました。詳しい調査結果と分析について、開業医・開業を目指す医師をサポートする経営支援メディア『クリニック未来ラボ』にて掲載中です。


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10559/114/10559-114-2f344e78c8e16ea71c62efc6e5223584-1200x800.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2024年度の診療報酬改定は、医療従事者の処遇改善や医療DXの推進など、持続可能な医療体制の構築を目指す取り組みの一環として行われました。これらの改定は、医療の質向上や地域医療の充実を図るための重要な施策であり、今後の医療の在り方を見据えた前向きな変化といえます。
一方で、現場では新たな制度への対応に試行錯誤する声も聞かれます。特に開業医の方々にとっては、収益構造の変化や人件費の調整など、日々の診療運営に影響を及ぼす場面も少なくありません。制度の趣旨を理解しつつも、実務上の課題に直面する医師の声を丁寧に拾い上げることは、今後の制度運用や支援策の検討においても重要です。
こうした背景のもと、『クリニック未来ラボ』では医療現場の実情を可視化し、より良い医療環境づくりに貢献することを目的に、全国の開業医を対象とした調査を実施しました。

調査結果

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10559/114/10559-114-54e82d9864ecff847c20d37795a82e38-800x429.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(端数処理の関係で、内訳の和が99.9%になっています)

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10559/114/10559-114-1da52c3a63e9ae6154fdb044518d4dbe-652x281.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2024年春の診療報酬改定から約1年後に実施した今回の調査では、「収益が大きく減少した」「減少した」と回答した開業医が60.7%にのぼり、約6割が減収を実感していることが明らかになりました。一方で「増加した」との回答はわずか3.0%にとどまり、「変わらない」との回答(34.4%)を含めても、過半数のクリニックが改定による収益減を経験している実態が浮き彫りとなりました。
診療科別では、内科系クリニックの68.4%が減収と回答し、内科系以外(53.2%)よりも影響が大きい傾向が見られました。

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10559/114/10559-114-bad7326df9c4ecb800a61fd5cba4c8cd-1200x777.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10559/114/10559-114-8733f4920cabf96b6f028b6691d8ca54-770x289.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2024年度診療報酬改定によって収益が減少したと回答した開業医に、特に影響が大きかった改定内容を尋ねたところ、「初再診料の引き上げと処方箋料の引き下げ」が最多で73.9%にのぼりました。2024年度改定では、初診料が3点、再診料が2点増えた一方で、院外処方箋料は8点減少。この差が、収益減の直接的な要因となったと考えられます。
次いで、「医療従事者の賃上げ」が50.7%となり、特に内科系以外のクリニックでは59.7%が影響を受けており、理学療法士や技師など職種が多様な施設ほど負担が大きい傾向が見られました。「医療DX推進体制整備加算の新設」が28.3%と続き、これらが主な減収要因として挙げられています。

[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/10559/114/10559-114-3287295423cf7806cbeba9b4adf8bf98-1208x633.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


診療報酬改定に対し、「何らかの対策を行った」と回答したクリニックは45%。主な取り組みとしては、自由診療の拡大や検査・処方の精査など診療内容の見直しが目立ちました。さらに、院長自身の減額などで経費削減を図るケースも多く、経営者として「痛みを引き受ける」姿勢がうかがえます。「医療DX」を推進することで、診療報酬加算の獲得と業務効率化によるコスト削減の両立を目指す動きも活発です。システム導入や業務のデジタル化により、限られた人員でも安定した診療体制を維持する工夫が進んでいます。

今回の調査から、2024年度診療報酬改定が開業医の収益に大きな影響を与えたことが明らかになりました。中でも注目されるのは「医療DX」の推進です。厚生労働省も主要改定項目として位置づけており、診療報酬加算の獲得だけでなく、業務効率化や人件費の抑制にもつながる取り組みとして、多くのクリニックが導入を進めています。
ITに苦手意識のある医師にとっても、医療DXは今後の経営安定化に向けた有効な手段となる可能性があります。

調査方法

・調査期間:2025年3月17日(月)~3月26日(水)
・調査対象:全国の30~90代の医科の開業医
・回答数:433人
・調査方法:インターネットパネル調査


ギミックが実施する開業医調査

下記リンクから詳しい調査を閲覧できます。
【開業医調査】2024年度診療報酬改定による収益の影響とその対策│収入は増えた?減った?
https://cl-mirai-lab.doctorsfile.jp/article/9809

また、『クリニック未来ラボ』では、「診療報酬改定」以外にも「医師の働き方改革」「医療DX」など、開業医に関するさまざまな調査を実施しています。めまぐるしく変化する医療業界において、開業医が未来に向けてクリニック経営をアップデートし、地域医療に貢献するためのヒントとして、ぜひご覧ください。

『クリニック未来ラボ』とは

『クリニック未来ラボ』は、開業医、開業を目指す勤務医・医学生に向けたクリニック経営支援メディアです。 独自の視線で調査・研究し、より良い医院経営に役立つ情報として発信しています。 より良い医院経営にお役立ていただけるような全国のドクター向けの医療コラムを掲載しています。
https://cl-mirai-lab.doctorsfile.jp/

会社概要

株式会社ギミック
代表取締役社長 兼 社長執行役員 CEO:横嶋 大輔
本社:東京都渋谷区南平台町2番17号 A-PLACE渋谷南平台3階・5階(総合受付)・7階
https://www.gimic.co.jp/

代表の横嶋大輔が株式会社リクルートフロムエー(現・株式会社リクルート)入社後、商品企画部長、営業企画部長を歴任した後、2003年に社内独立制度を利用し、起業。クリニックのDX化によって、最も身近な地域の医療サービスの向上に貢献し、新医療文化の創造を目指しています。地域医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」をはじめ、クリニック専用の情報共有アプリ「ドクターズ・ファイル メディパシー」、クリニック・医療機関に特化した人材マネジメントシステム「ドクターズ・ファイル クリニコ」、医療機関従事者向け求人メディア「ドクターズ・ファイル ジョブズ」などを展開。

ドクターズ・ファイル: https://doctorsfile.jp/
ドクターズ・ファイル メディパシー: https://medipathy.doctorsfile.jp/
ドクターズ・ファイル クリニコ: https://clinico.doctorsfile.jp/
ドクターズ・ファイル ジョブズ: https://doctorsfile.jp/jobs/

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