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フォーミュラE、世界で初めてBSI「ネットゼロ・パスウェイ」認証を取得したスポーツに

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FORMULA E OPERATIONS LIMITED


[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/152544/51/152544-51-743d2ed6bddbafb051354e785764b7c3-3900x2598.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


フォーミュラEは、BSI(英国規格協会)が策定する「ネットゼロ・パスウェイ」認証を取得した初のスポーツであることを発表しました。これは、世界のスポーツ界における持続可能性の分野におけるフォーミュラEのリーダーシップを再確認するものであり、信頼性のある気候変動対策の新たな世界基準を打ち立てたことになります。

ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、厳格な独立審査を経て、BSIの「ネットゼロ・パスウェイ」認証をシーズン9(2022/23)で正式に取得しました。これにより、同選手権が科学的根拠に基づいた排出削減目標を設定していることが証明されました。この認証は、検証済みのカーボンフットプリントと、ISOのネットゼロ指針(IWA 42:2022)に準拠したマネジメントシステムによって裏付けられており、信頼性のある科学的ネットゼロ戦略を策定するための世界的な標準枠組みに沿ったものです。
スポーツ界における気候対策の信頼性基準を引き上げる
一般的な「ネットゼロ」主張の多くがカーボン・オフセットに依存するのに対し、BSIの「ネットゼロ・パスウェイ」は、カーボンフットプリントのデータ、削減計画、手法が国際的に最も厳しい基準を満たしているかを検証します。
この基準は、EUの企業サステナビリティ報告指令(CSRD)など今後強化される規制への対応にもつながり、スポンサーやチーム、パートナー、ファンに対し、フォーミュラEの気候・サステナビリティ関連の主張が信頼に足るものであることを保証します。
BSIの最新基準は、事業活動およびバリューチェーン全体にわたる温室効果ガスの削減について、実効性があり定量的に評価可能な取り組みを重視しています。この認証は、フォーミュラEのように、明確な基準に基づいた脱炭素戦略を打ち立て、年次監査を通じて、短期・中期・長期の目標に対する着実な進展を証明できる組織にのみ付与されます。
BSIは世界的に最も信頼される独立した標準化機関のひとつであり、サステナビリティやネットゼロに関する主張が世界中で一貫性を持ち、信頼されるものとなるよう、最善の枠組みと評価基準を策定・推進しています。
BSIの「ネットゼロ・パスウェイ」は、温室効果ガスの算定および報告に関するISO 14064-1、および信頼性あるネットゼロの実践的定義を世界で初めて提示したISOネットゼロ指針(IWA 42)と整合しています。
これらの基準は、組織がグリーンウォッシュ(見せかけの環境配慮)のリスクを回避し、投資家・規制当局・消費者の高まる期待に応え、気候目標に対して確かな証拠と第三者による検証を伴った行動を示すことを支援します。
新たなゴールである「ネットゼロ」への道筋
フォーミュラEが掲げる信頼性の高いネットゼロへ進化した取り組みは、こうした新たに強化された国際基準を反映したものであり、カーボン・オフセットに依存した「ネットゼロ」の称号や主張ではなく、科学的根拠に基づく排出削減プロセスと、継続的な排出除去に向けた道筋に重点を置いています。
検証された気候行動の推進
フォーミュラEは、BSI「ネットゼロ・パスウェイ」への参加を通じ、以下の取り組みを推進します:
- 2030年までに、スコープ1および2の排出量を50%、スコープ3を27.5%削減(2018-19年・シーズン5を基準年とする)
- 再生可能電力の最大活用、輸送の効率化、持続可能な燃料の使用、廃棄物削減、環境配慮型の飲食やファン体験など、全てのレースにおけるオペレーション全体での排出削減を最優先
- 理想的には2040年まで、遅くとも2050年までには、信頼性のあるネットゼロ排出の達成(UNFCCC「スポーツを通じた気候行動枠組み」に準拠)

コメント
ジュリア・パレ(Julia Palle, フォーミュラE サステナビリティ部門責任者)
「フォーミュラEは創設当初から、エリートモータースポーツと持続可能性が両立できることを示し、スポーツの可能性を広げてきました。近年、持続可能性に関する基準は変化しています。多くの組織がさまざまな誓約を掲げてはいるものの、実質的な進展が伴っていないのが現実です。こうした現状を踏まえ、真に意味のある排出削減を優先し、根拠のない華やかな主張に偏らないような基準の整備が求められていました。
今回、BSIネットゼロ・パスウェイにおける認証を得た初のスポーツとなったことで、私たちの気候変動への取り組みが単なる約束ではなく、世界最高水準の第三者によって裏付けられた科学的かつデータ主導の戦略であることが証明されました。
私たちの使命はシンプルです。環境への影響を継続的に減らしながら、私たちのエコシステムとレース開催地コミュニティを支えること。この新しい基準のおかげで、私たちは世界トップレベルの透明性と信頼性のもと、誇りと目的を持ってレースに臨むことができます」
マット・ペイジ(Matt Page, BSI EMEAアシュアランスサービス担当シニア・バイスプレジデント)
「ネットゼロ達成に向けた世界的な取り組みは今、極めて重要な局面にあります。そして私たち全員が、この変革に貢献する必要があります。フォーミュラEがモータースポーツとして初めてネットゼロ・パスウェイ認証を取得したことは、業界にとって新たなベンチマークとなります。これは単なる技術的成果への評価にとどまりません。信頼できる標準と独立した検証に支えられた持続可能性は、もはや目標ではなく、永続的かつ信頼性のある、変革をもたらす“システム”となるのです。
フォーミュラEは、サーキット上での感動にとどまらず、その開催のあり方においてサステナブルであることを証明しています。模範を示し、ファンを鼓舞し、社会に影響を与え、他のスポーツ分野にも広がり得るレガシーを創出したフォーミュラEの取り組みは、高く評価されるべきでしょう」
フォーミュラEとABB FIAフォーミュラE世界選手権について
ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、世界初の電気自動車によるFIA世界選手権で、カーボンニュートラルが認証された唯一のスポーツです。世界有数の都市の中心部でドラマチックなレースを展開し、世界をリードする自動車メーカーに電気自動車のイノベーションを加速させるためのモータースポーツプラットフォームを提供しています。フォーミュラEのチーム、メーカー、パートナー、放送局、開催都市は、このスポーツに対する情熱と、持続可能な人類の進歩を加速させ、人々と地球により良い未来をもたらす可能性を信じるという信念によって結ばれています。
トップページ https://www.fiaformulae.com 
Tokyo E-Prix https://www.fiaformulae.com/ja/calendar/tokyo 
ABBについて
ABBは、エレクトリフィケーションとオートメーションのグローバルテクノロジーリーダーであり、より持続可能で資源効率の高い未来の実現を目指しています。エンジニアリングとデジタル化の専門知識を結び付けることで、産業のパフォーマンスを高め、効率性、生産性、持続可能性を向上させ、優れた成果を生み出せるよう支援します。私たちは、これを「Engineered to Outrun」と呼びます。140年以上の歴史を有し、世界中に105,000人以上の従業員を擁するABBは、スイス証券取引所 (ABBN) および ナスダック・ストックホルム (ABB) に上場しています。
https://global.abb/ 
BSIについて
BSI(英国規格協会)は、ビジネスの改善と標準化を推進する企業であり、さまざまな業界分野にわたって、世界中の77,500以上のクライアントとパートナーシップを築いています。BSIは、気候変動からAIへの信頼構築に至るまで、現代社会が直面する重要課題に組織とともに取り組むことで、持続可能で公正な社会の実現に向けた前進を加速させ、組織が自信を持って成長できるよう支援しています。
BSIは、100年以上にわたり、組織と社会に前向きな影響をもたらし、信頼を築き、人々の生活を向上させてきた存在として高く評価されています。現在BSIは、世界中の1万5,000人におよぶ専門家、業界団体、消費者団体、企業、政府機関とのネットワークを通じて、クライアントが自らの目的を達成できるよう支援することで、自らの使命を果たしています。

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