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インターステラテクノロジズ、小型ロケットZERO初号機の顧客が決定

update:
インターステラテクノロジズ株式会社
アジアと米国の2社・団体および日本の2大学の衛星4機を搭載



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43667/79/43667-79-fc694722727d2acdb296fc421cd47ffc-3900x2923.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
左から、Seunghyeon Do氏 (DARLO Aerospace CEO)、 Kevin Simmons氏 (Wolfpack CubeSat CEO)、 熱田 圭史 (インターステラテクノロジズ株式会社 取締役COO)、 Franco Gan氏 (Ocullospace Founder) 、小山 リオ(インターステラテクノロジズ株式会社 Head of Mission Management)

ロケット事業と通信衛星事業を通じた宇宙の総合インフラ会社を目指すインターステラテクノロジズ株式会社(本社:北海道広尾郡大樹町、代表取締役 CEO:稲川貴大、以下インターステラテクノロジズ)は、小型人工衛星打上げロケットZERO(以下ZERO)の初号機の顧客が決定しましたので、お知らせいたします。搭載するのは、シンガポールの衛星事業者Ocullospace、キューブサットの製造を通じた学びの機会を提供する米国の非営利団体Wolfpack、大阪公立大学、東京都市大学の衛星4機で、両大学に衛星分離機構を提供し実証する韓国のDALRO Aerospaceを含め、5社・団体と打上げ契約(Launch Service Agreement、LSA)を締結しました。

ZERO初号機を通じ、国内外の宇宙産業の裾野拡大に貢献
インターステラテクノロジズは、観測ロケットMOMOで国内民間企業単独として初めての宇宙空間到達を達成した、日本の民間宇宙輸送のリーディング企業です。世界中で宇宙輸送能力が不足する中、日本政府が目指す国内の打上げ能力向上に資するため、小型衛星専用の宇宙輸送サービスとしてZEROを開発しています。

通常は打上げ実証にとどまることが多い初号機において、民間顧客の衛星を獲得したことは世界的にも珍しい事例です。今回参加した企業や団体・大学は、本ミッションをロケットに衛星を組み込むまでの経験を積んだり、自社の技術を宇宙で試し、実証するという貴重な機会と捉えて参画しました。

これは、国内外の先進的で意欲的な学生やスタートアップ、研究機関が「宇宙を目指す」という共通の思いのもとに連携した、貴重な取り組みです。インターステラテクノロジズおよび参画企業・団体・大学はZERO初号機を通じ、日本やアジアの宇宙輸送能力強化に資するだけではなく、国内外の宇宙産業の裾野拡大に貢献することを目指してまいります。

ZERO初号機の顧客について
Ocullospace
シンガポールで設立された宇宙探査企業で、特に赤道域のミッションを中心に、アジア全域に向けたIoT特化型衛星サービスの展開を目指しています。今回の打上げには1Uサイズのキューブサットを搭載し、地球低軌道(LEO)におけるIoT接続およびリモートセンシングの応用を、LoRaやNB-IoTなどのプロトコルを用いて検証します。本ミッションは、民生品を活用したコスト効率の高い設計に重点を置いており、将来的にアジア地域のIoTインフラ構築を支えることを目的としています。
 搭載物: 1Uサイズキューブサット衛星(大きさ10cm × 10cm × 10cm、重さ1kg)
 目的 : 地球低軌道におけるIoT接続およびリモートセンシング利用の実証
 所在地: 14 Robinson Road #08-01A Far East Finance Building, 048545 Singapore
 代表者: Dr. Franco Gan, Founder and Chief Executive Officer
 https://ocullospace.com/

Wolfpack キューブサット開発チーム
Aerospace and Innovation Academyの支援を受けて活動する先駆的な非営利団体で、11~18歳の学生に対し、キューブサットの設計・製造・打上げを通じた実践的な学びの機会を提供しています。NASAの「CubeSat Launch Initiative(キューブサット打上げイニシアティブ)」に採択された初の中学生グループとして、これまでに複数のミッションを成功させ、国際的な場でも研究成果を発表してきました。Wolfpackは今回のミッションへの参加を通じて、グローバルに活動の場を広げるとともに、実践的な宇宙プロジェクトを通じて若年層のSTEM教育に貢献していくことを目指しています。
 搭載物: 1Uサイズキューブサット衛星(大きさ10cm × 10cm × 10cm、重さ1kg)
 目的 : 木造フレームを使用したキューブサットの実証および高エネルギー粒子の検出
 所在地: 1303 Vision Drive, Palm Beach Gardens, FL, USA 33418
 代表者: Kevin L. Simmons, Chief Executive Officer
 https://www.wolfpacksat.org/

DALRO Aerospace
2023年4月に韓国で設立された革新的な打上げサービス企業で、キューブサットや小型衛星向けにカスタマイズされた衛星分離・展開ソリューションを提供しています。韓国政府のスタートアップ支援プログラムの支援のもとで独自の衛星分離システムを開発しており、インターステラテクノロジズをはじめとするアジア太平洋地域の打上げ事業者と連携し、この地域における宇宙へのアクセス拡大を目指しています。
 搭載物: 衛星分離機構(重量3kg)
 目的 : キューブサット衛星分離機構の実証
 所在地: Unit 103, 15-14 Daehakro179bun-gil, Yuseong, Daejeon-si, 34138, Rep. of Korea
 代表者: Seunghyeon Do, Chief Executive Officer
 http://dalro.kr/

大阪公立大学 小型宇宙機システム研究センター(SSSRC)
大阪公立大学の小型宇宙機システム研究センター(SSSRC)は、学生が主体となって超小型人工衛星やロケットの開発を行う研究拠点です。学部や専攻を問わず、意欲のある学生が実践的な宇宙開発に携わっています。同センターはこれまでに複数の超小型衛星を開発しており、地域連携や人材育成にも貢献しています。現在、文部科学省宇宙航空アーキテクト育成プログラム:令和6年度採択課題「MBSEを活用する宇宙アーキテクト育成プログラム」(主幹:慶応大学)の支援を受けて、小型宇宙機の研究、設計開発を進めています。
 搭載物: 2Uサイズキューブサット衛星(大きさ20cm × 10cm × 10cm、重さ4kg)
 目的 : 「格子投影法」を用いた対象物の形状計測
 所在地: 大阪府堺市中区学園町1番1号
 代表者: 小型宇宙機システム研究センター長 小木曽 望
 https://www.omu.ac.jp/eng/

東京都市大学
TCU-01は、東京都市大学が開発しているユーザー中心のイノベーティブな超小型衛星です。TCU-01のミッションは、地域の住民や子供たちのように普段宇宙に縁の遠い人々がTCU-01の開発や運用に参加することで宇宙を身近に感じてもらい、地域のコミュニケーション力を高めることです。また、地域の不登校児童もTCU-01に参加してもらうことで、自身の自己肯定感を高めてもらいます。さらに、世界の子供たちにも宇宙に関心をもってもらうために、イギリスのBBCが開発した教育用マイコンのBBC micro:bitを世界ではじめて搭載し、宇宙からBBC micro:bitを使ったミッションも予定しています。TCU-01の開発には、本学宇宙科学教育コミュニティTAC(TCU Aerospace Community)の学生、教員も参加しています。
 搭載物: 1Uサイズキューブサット衛星(大きさ10cm × 10cm × 10cm、重さ1.3kg)
 目的 : 超小型衛星を使用した地域連携
 所在地: 東京都世田谷区玉堤1-28-1
 代表者: メディア情報学部社会メディア学科 教授 小池 星多
 https://grp.tcu.ac.jp/tac/

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43667/79/43667-79-8ec9b34113bbc2bafd927a7dec7a5b4c-2617x1640.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
大阪公立大学の小木曽望センター長(右端)、東京都市大学の小池星多教授(右から3番目)らと


《インターステラテクノロジズ株式会社 会社概要》
インターステラテクノロジズは、「誰もが宇宙に手が届く未来」をビジョンに掲げ、「世界で選ばれる宇宙のインフラをつくる」をミッションとして、国内初のロケット事業と通信衛星事業の垂直統合ビジネスを目指しています。2013年に北海道大樹町で事業を開始、観測ロケットMOMOで国内民間企業単独として初めての宇宙空間到達を達成しました。現在は、小型人工衛星専用の宇宙輸送サービスを提供するロケットZEROを開発しています。北海道大樹本社の他、東京都、福島県、北海道帯広市に支社を有しています。
所在地 :北海道広尾郡大樹町字芽武149番地7
代表者 :代表取締役 CEO 稲川 貴大
事業内容:ロケットの開発・製造・打上げサービス、人工衛星の開発・製造・運用サービス
https://www.istellartech.com/

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