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株式会社徳間書店 (本社:東京都品川区上大崎 代表取締役社長:小宮英行)は、絵本『ふしぎなはごろも』を、8月27日(水)に発売いたしました。
世界で最も権威ある子どもの本の賞「国際アンデルセン賞」で2024年、満を持してファイナリスト入りを果たした蔡皋(さいこう)。中国の国民的絵本作家が、山間部の少数民族・ミャオ族に伝わる民話を、色鮮やかに描きだしました。
恵まれない青年が、ヒロインのまじないの力に助けられ一世一代の大勝負へ! ロマンチックな恋と、強きをくじく勇気がまぶしい、一人読みにもおすすめの絵本です。
若者の運命を変えるのは 絵の中からあらわれた美しい娘…
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むかしむかし、中国の山の村に、
アツォワンという、はたらき者の若者がいました。
村のみんなから好かれる、まじめで正直な青年アツォワン。
でも、まずしくて、結婚することができません。
そこで絵師に、むすめの絵を描いてもらい、
アツァイと名づけて、毎日、話しかけていました。
するとある日、畑仕事に出ている間に、
ふしぎなできごとが起こります。
るすにしているはずの家から、
白い炊事の湯気が……。
なんと、美しいむすめ――アツァイが、
絵の中から出てきて、
食事のしたくをしていたのです!
ほんとうの夫婦になったふたり。恋路を阻むのは、皇帝!?
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あわてて絵にもどろうとしたアツァイをひきとめ、
「おれのおよめさんになってくれないか」と、
心をこめて、結婚を申しこむアツォワン。
こうして二人は、ほんとうの夫婦になります。
さて、この美しいアツァイは、
ふしぎな力を持っていました。
白い紙にいのちを吹きこんで、
ほんものの鳥にかえられるのです。
こうして二人は、年貢に苦しむ猟師に、
あっというまにカッコウをとらせてやります。
カッコウは、皇帝に献上されました。
ところが、よくばりでおろかな皇帝は、
「この世の鳥は、みな、わしのものだ。
かってに飼うとは、ふとどきな」と、かんかん!
おまけに、美しいアツァイの姿にみほれて、
強引に自分のきさきにしようとして……?
国内外で受賞多数! 中国の絵本界をリードする人気絵本作家の注目作
作者の蔡皋は、1946年生まれ。
80年代の初めから絵本の編集に携わり、93年に自身の絵本『宝児(パオアルのキツネたいじ)』で、中国の画家として初めてBIB金のりんご賞を受賞しました。
2000年にボローニャ国際原画展の審査員を務め、2024年には、国際アンデルセン賞ファイナリストに選出!
長年にわたって精力的に活躍し、今、世界で最も注目される絵本作家のひとりです。
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恋も勝負も、まっすぐ! 魅力いっぱいのヒロインが道を拓く
まじめなアツォワンは、皇帝との勝負に気をもみますが、皇帝の求婚にも、アツァイはちっともなびきません。それどころか皇帝にむかって、「いやです。わたしのだんなさまは、あなたよりずっとつよいのです」ときっぱり!
機転とふしぎな力でアツォワンを助け、皇帝に立ち向かう凛々しいヒロイン像は、現代の子どもたちにとっても魅力的にうつることでしょう。
ロマンチックな恋模様や魔法、大きな敵との勝負……胸躍る展開から目がはなせない、美しく豊かなお話の翻訳出版が叶いました。読み聞かせはもちろん、はじめての一人読みにもおすすめしたい一冊です!
【作・絵】蔡皋(さいこう)
1946年中国・湖南省の長沙に生まれる。小学校で教鞭をとった後、80年代の初めから、湖南少年児童出版社で絵本の編集に携わる。同時に絵本の創作も手がけ、中国の絵本界をリードしてきた。2001年からは画業に専念している。1993年、『宝児(パオアルのキツネたいじ)』で、中国の作家として初めてBIB金のりんご賞を受賞。2000年にはボローニャ国際絵本原画展の審査員を務める。中国美術家協会会員。作品に『パオアルのキツネたいじ』(蒲松齢・原作、心怡・再話、徳間書店)、『花仙人 中国の昔話』(松岡享子・文、福音館書店)、『桃源郷ものがたり』(松居直・文、福音館書店)、『なみだでくずれた万里の長城』(唐亜明・文、岩波書店)など。
【訳】石田稔(いしだみのる)
1947年、岩手県盛岡市生まれ。早稲田大学文学部大学院中国文学科終了。1996年に上海の華東師範大学に留学後、湖南省長沙に滞在。翻訳作品に『乱世少年』(国土社)、『きょうりゅうバスでとしょかんへ』(世界文化社)など。2023年没。
タイトル:ふしぎなはごろも
[発売日] 2025年8月27日(水)
[定価] 2420円(税込)
[判型/ページ数] 26cm・40ページ
[発行] 徳間書店
[商品ページ]
【徳間書店】https://www.tokuma.jp/book/b666916.html
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