おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

法事で配られた家紋&没年入りTシャツが話題 “フェス感”漂うセンスに爆笑

update:

 法事の引き出物(お返し)といえばお菓子やカタログギフトが王道ではないでしょうか。しかしときには予想だにしない品をもらうこともあるようで……。

 とあるXユーザーが、親戚の1周忌に際して受け取った引き出物が「ノリが素敵」「これいい!」「センス最高」と話題を集めています。

  • ■ 親戚の法事で配布された家紋&生没年入りのオリジナルTシャツ

     Xユーザーの「みと」さんが投稿したのは、自身の上半身を写した画像。「親戚の一周忌で家紋と生没年入りオリジナルTシャツ配られたのおもろすぎるWWWWWWW」というコメントが添えられています。

    まるでバンドTのよう

     写真の中でみとさんはTシャツを着ているのですが、これがなんと引き出物として配られたオリジナルTシャツだというのです。

     白地に、丸に三つ星の家紋がデザインされたシンプルなデザインのTシャツで、普段着としても使えそうな1着です。

     みとさんが「うちってロックバンドかな??サマソニ出なくて大丈夫??????」とセルフでツッコミを入れている通り、なんとなくバンドTのような雰囲気も感じます。

     地域特有のものなのかと気になりうかがってみると、今回の法要が行われたのは長崎県とのこと。しかし特に長崎県で行われているものではなく……ただただこの親戚の方の、独自の試みなのだとか。

     さらにTシャツには、みとさんが触れている通り、「1925~2024」という生没年も記載。みとさんによれば数えでちょうど100歳だったとのこと。

     年齢も相まって、かなりファンクというか、ロックというか。とにかく「こうなりたい」というパワーを感じさせる引き出物です。

     投稿のコメント欄にも「ノリが素敵」「これいい!」「センス最高」といった驚きと笑いの声が多数寄せられています。

     亡くなった親戚の方や、Tシャツの着心地など、みとさんに詳しくお話をうかがってみました。

    ■ 自分の法要でも「ペンライトとか作って、ライブっぽく供養して欲しい」

    ―― このTシャツはどういう経緯でもらったものなのでしょうか?

     このTシャツは亡くなった親戚(私の大叔父)の長男さんが作成し親戚中に配ったものです。

    ―― 生前からこんなファンキーな人だったのですか?

     亡くなった親戚とは実家がお隣なのですが、遊びに訪ねるといつも縁側で日向ぼっこしてるようなとても穏やかな人でした。

     Tシャツを作った親戚とは家が離れていて普段会う機会があまりないのでこんなファンキーな一面があるんだなーとびっくりしました。

    ―― このTシャツを受け取ったときの率直な気持ちをお聞かせください。

     一周忌でグッズ作るなんて聞いたことなかったので正直大爆笑しました。

     しかもカラフルだしご丁寧に名前と生没年入りでデザイン性もあって完成度が高いのがすごくツボでしたね。

    ―― ただTシャツを用意しただけじゃなくて、凝ってるのがいいですよね……。このTシャツは今後、どう使っていきますか?

     このTシャツ綿100%ですごく着心地が良いのでこれからも愛用したいです!

     ただ親戚中とお揃いなので誰かと双子コーデになると恥ずかしいので、部屋着としてこっそり着ようと思います。

    ―― 確かに親戚が全員同じTシャツを持ってると思うと、ちょっと着づらいですね笑

     私は一周忌には参加できなかったのでみんなより少し遅れて頂いたのですが、貰った日に着たら妹もちょうど着てきて意図せず双子コーデになってしまいちょっと恥ずかしかったです。

    ―― 遠い未来、自身の法要の際もTシャツあるいはほかのグッズを引き出物に用意してほしいと思いますか?

     私はこのTシャツすごく気に入ってるので、自分の時も欲しいですね。どうせならペンライトとかも作って私が生前好きだった曲に合わせて振って供養して欲しいです。ライブっぽい感じで。

    ―― ペンライト振る法事、楽しそうすぎる……。

     法事とか○○忌ってどうしてもどんよりした厳かな雰囲気になりがちなので、私の時は楽しくやって欲しいです。

     みんなが楽しめる法事にしたいです

    <記事化協力>
    「みと」さん(@mito_neusick

    (ヨシクラミク)

    あわせて読みたい関連記事
  • 「終活スナック めめんともり」
    企業・サービス, 経済

    「カラオケないけど棺桶あります」東京森下に終活スナックめめんともり開業

  • ▼こちらのライターの最新記事▼

  • たこばさんの「糸こんにゃく炒飯」
    グルメ, 作ってみた

    えっ…これ糸こんにゃく!?目も舌も騙される“ヘルシー炒飯”を実際に作ってみた

  • 邪悪なAI搭載「絶対にバズるSNS」で理不尽な炎上を疑似体験→リアルすぎて怖くなった
    インターネット, おもしろ

    邪悪なAI搭載「絶対にバズるSNS」で理不尽な炎上を疑似体験→リアルすぎて怖くな…

  • 認知症になった祖母、不意に蘇った宝石への思い 孫が明かすトキメキの“1日”
    インターネット, 感動・ほのぼの

    認知症になった祖母、不意に蘇った宝石への思い 孫が明かすトキメキの“1日”

  • あれー?どこかなー?伸びしろしかない3歳児の“全力”かくれんぼが手強すぎる!
    インターネット, おもしろ

    あれー?どこかなー?伸びしろしかない3歳児の“全力”かくれんぼが手強すぎる!

  • 5具材揃ってゴレンジャー!ドムドム新作「スーパー戦隊バーガー」が強敵すぎた
    グルメ, 食レポ

    5具材揃ってゴレンジャー!ドムドム新作「スーパー戦隊バーガー」が強敵すぎた

  • 俳句とHENTAIが融合!至高のカードゲーム「性癖俳句」爆誕
    インターネット, おもしろ

    俳句とHENTAIが融合!至高のカードゲーム「性癖俳句」爆誕

  • トピックス

    1. 偽ファッション広告

      偽ファッション広告がGoogle広告に大量出現 サポート詐欺被害に注意

      2025年9月上旬からGoogle広告に偽ファッションサイトが急増。数秒で「Windows Defe…
    2. 邪悪なAI搭載「絶対にバズるSNS」で理不尽な炎上を疑似体験→リアルすぎて怖くなった

      邪悪なAI搭載「絶対にバズるSNS」で理不尽な炎上を疑似体験→リアルすぎて怖くなった

      Webコンテンツ「絶対にバズるSNS」が9月15日公開。9月26日公開映画「俺ではない炎上」と連動し…
    3. 26年前のMMORPG「Dark Ages」、YouTuberの挑戦で限界集落から奇跡の再生

      26年前のMMORPG「Dark Ages」、YouTuberの挑戦で限界集落から奇跡の再生

      26年前にリリースされたMMORPG「Dark Ages」をご存じでしょうか。年月とともに人口は減少…

    編集部おすすめ

    1. たこばさんの「糸こんにゃく炒飯」

      えっ…これ糸こんにゃく!?目も舌も騙される“ヘルシー炒飯”を実際に作ってみた

      「糸こんにゃくで作った炒飯が本物そっくりに仕上がる」と聞いたら、信じられるでしょうか。大阪市のたこ焼き店「たこ焼たこば」の店主がSNSに投稿…
    2. 虎ノ門ヒルズの「どこか奇妙な職業体験」が話題 ゴミを拾いながら物語の世界へ没入

      虎ノ門ヒルズの「どこか奇妙な職業体験」が話題 ゴミを拾いながら物語の世界へ没入

      虎ノ門ヒルズで清掃員の仕事を疑似体験しながら、非日常な体験に巻き込まれていく……そんな不思議な没入型体験イベント「どこか奇妙な職業体験 虎ノ…
    3. あれー?どこかなー?伸びしろしかない3歳児の“全力”かくれんぼが手強すぎる!

      あれー?どこかなー?伸びしろしかない3歳児の“全力”かくれんぼが手強すぎる!

      子どもにとってかくれんぼは、ハラハラドキドキのスリリングな遊び。自分だけにしか分からないであろう隠れ場所を見つけて「ここなら大丈夫」「絶対見…
    4. プリキュア映画ぬりえコンテスト、第三者による不正応募判明 公式が謝罪と訂正

      プリキュア映画ぬりえコンテスト、第三者による不正応募判明 公式が謝罪と訂正

      アニメ映画「映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!」公式は9月12日、「キミプリ♪ぬりえコンテスト」において…
    5. 短編ホラーゲーム「夜勤事件」、実写映画化決定 2026年全国公開へ

      短編ホラーゲーム「夜勤事件」、実写映画化決定 2026年全国公開へ

      コンビニを舞台にした短編ホラーゲーム「夜勤事件(The Convenience Store)」が、実写映画としてスクリーンに登場へ。開発元の…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト