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『サライ』 2025年 10月号
創刊36周年 秋麗特大号
2025年9月9日発売
特別価格 1150円(税込)
小学館
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『サライ』公式サイト… サライ.jp
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日本語の特徴は「漢字」と「かな」、表意文字と表音文字がある点です。意味の正確さと音の豊かさを兼ね備え、文学から日常会話まで、多彩な表現を可能にしています。「現代日本語の表現力は、このふたつの文字の併用によって生まれた」という視点から、豊かにして美しい、類いまれな言語の魅力に迫ります。
・大特集/ニッポンの「漢字」と「かな」
漢字とかなの併用が日本語の豊かで美しい表現力を生んだ弥生時代に大陸から伝わったとされる漢字は、当時、模様の一種として認識されていました。古墳時代になると文字として認識され、権威の象徴となって8世紀後半には行政文書に使われます。一方、漢字を表音に使う万葉仮名を経て、平安時代には日本人の美意識から「かな」が生まれました。表音文字を手に入れても、日本人は表意文字の漢字を捨て去ることなく愛で続け、和製漢字である「国字」や、特定の地域でしか用いられない「方言漢字」も作り出しました。日本語の表現力の源泉となった漢字とかなの面白さを、漢字学者の阿辻哲次さん、書文化研究の名児耶明さんほかが解説します。
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『元暦校本万葉集』(右)は日本最古の歌集『万葉集』の写本。「万葉仮名」が用いられている。平安時代末期、元暦元年(1184)に校正作業が行なわれたことからこの名がある。国宝、25.0×17.0cm。東京国立博物館蔵(出典:ColBase)
『続日本紀』(左)は延暦16年(797)成立の正史だが、宣命(せんみょう:天皇による口頭の命令)部分は日本語の語順で書かれ、助詞や助動詞、用言の活用語尾だけが万葉仮名で小さく記されている。これを「宣命体表記」という。写真は慶長19年(1614)写本。27.0×19.3cm。国文学研究資料館蔵
漢字とかなを知る4つのキーワード
文字の美という観点からも漢字とかなは日本語に大きな魅力をもたらしました。
(1) 江戸から現代まで─日本語表記の400年
(2) 印刷書体の変遷と今
(3) 美しき「手書き文字」を会得する目習いと手習い
(4) 街歩きが10倍楽しくなる景観文字採取
の4つのアングルでその魅力へと迫ります。秀麗な「手書き文字」を指南するのは書家の根本知さんです。
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書家の根本知さんが、小筆で和紙(料紙)に「言の葉」を綴る。書き手の思いが筆先に伝わり、文字として表れる。「書は人なり」と、根本さんは語る。
・別冊付録 最新版「漢検」で腕だめし
「漢字の意味を理解し、文章の中で正しく使う能力をさまざまな視点で測る検定」として1975年から実施されている「漢検」こと日本漢字能力検定。毎回、日本漢字能力検定協会により作成される新たな問題から、3級、準2級、2級、準1級、1級の最新版を収録しました。[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/13640/3330/13640-3330-e6b36341263c1002e2cb3d43620309ad-1912x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
別冊付録の『最新版「漢検」で腕だめし』。
日本漢字能力検定協会により作成された3級、準2級、2級、準1級、1級の実際の試験問題を収録。全36ページ。
・特集/「家パスタ」の新ルール
ちょっと楽をして簡単な食事をつくりたいときも、手の込んだご馳走を食べたいときも、ワインの友にも、食卓で八面六臂の活躍を見せるパスタ。まさに基本にして究極の “家ご飯” です。この特集では、日本と世界のパスタを知り尽くした達人たちが、定番ソースのつくり方から、火加減、塩加減の塩梅まで伝授。さらに腕まくりして挑む本場の味や、フライパン一つでつくるイタリア家庭料理の知恵の結晶「ワンパンパスタ」を紹介します。[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/13640/3330/13640-3330-d321088dc40244aba87676e575ff7198-848x941.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「マーレ エ モンティ」は、海と山の幸が一度に食べられる贅沢な一皿。魚介とキノコがともに主役となるパスタはイタリアでも珍しい。ポルチーニの風味に負けないように、海老の頭をしっかり焼いて旨みを引き出すのがコツだ。
・サライ・インタビュー/平田勝茂さん(吹替翻訳家・76歳)
昭和24年、愛媛県宇和島市生まれ。青山学院大学在学中に吹替翻訳のアルバイトに誘われたことをきっかけに、映画吹替翻訳の道に足を踏み入れたのが半世紀前。『スター・ウォーズ』シリーズ、『ダイ・ハード』シリーズなど、手がけた作品は1000本を超える平田勝茂さんは、今も第一線で活躍する斯界の第一人者です。翻訳に必要なのは何よりも体力の維持と悟り、夫人と共にジムとプールに30年間通い続けている平田さんに、吹替翻訳の現場の今昔と、ご自身の家庭での役割の変遷から今後の計画まで伺いました。[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/13640/3330/13640-3330-72a277d7aab03836bdf433ef728fc692-680x1020.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
自宅リビングで、翻訳した台本に囲まれる平田さん。誰もが知る有名作のタイトルがずらりと並ぶ。台本は書斎には収まりきらず、ほとんど倉庫にしまい込んでいるという。