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リリースプラス

廃漁網の回収から製品化まで一貫して可視化したリサイクル生地「amuca(R) Fabric」を本格販売開始

update:
amu
廃漁具の回収地域や提供者など、素材の源流から製品になるまでの軌跡を見える化



amu株式会社(本社:宮城県気仙沼市、代表取締役CEO:加藤広大、以下amu)は、廃漁網由来のリサイクル生地「amuca(R) Fabric(アムカファブリック)」を2025年11月5日より発売します。「amuca(R) Fabric」は、QRコード付き「amuca(R) Tag(アムカタグ)」で、素材に使用された廃漁具の回収地域、提供者、回収量などの軌跡をたどれるトレーサビリティ体験を可能にしました。ものづくりの過程を開示し、ブランドと消費者をつなぐ新たな価値を創出します。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/46/102171-46-6b0ec6274fd8f41f9276cb4ffa392a02-1280x670.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


ファッション業界で高まる環境配慮と情報開示の重要性
近年、衣料品の大量生産・大量消費が進むなか、ファッション業界は石油産業に次ぐ世界第2位の環境汚染産業とされています(※UNCTAD調べ)。こうした背景を受け、繊維業界ではサステナビリティ対応が急務となり、リサイクル素材の活用や生産プロセスの見直しが進められています。一方で、実態を伴わない「グリーンウォッシュ」問題も顕在化し、環境配慮をうたう製品表示の信頼性が問われています。

EUでは環境配慮設計(エコデザイン)やトレーサビリティ開示を義務づける政策が進み、特にデジタルプロダクトパスポート(DPP)制度の導入により、素材や製造工程の透明性を高める仕組みが整いつつあります。日本でも環境配慮素材の導入や情報開示が進んでいますが、DPPに対応した仕組みづくりはまだ途上です。とくにリサイクル素材はサプライチェーンが複雑で、素材提供者からブランドまで情報が分断されやすく、正確なトレーサビリティの確保が課題となっています。
廃漁網リサイクル生地「amuca(R) Fabric」11月5日より発売
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/46/102171-46-069e3966e072675379c482f5fbc414fb-1950x1022.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


amuは廃漁網の回収からリサイクル、素材化までの工程をトレーサビリティ情報として一貫して可視化したリサイクル生地「amuca(R) Fabric」を11月5日より発売します。第1弾には、撥水加工を施した70デニールのナイロンタッサーを採用。

トートバッグやサコッシュ、キャップなどのアパレルグッズにくわえ、アウトドアアイテムにも適した高機能素材です。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/46/102171-46-8af6f4ed8ee51757a79d5004861bb072-1999x1333.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

■生地名:amuca(R) Fabric
■発売日:2025年11月5日(水)
■素材:ナイロン
■織り方:タッサー
■手法 : ケミカルリサイクル
■デニール:70D
■カラー:amuca(R)︎Blue/amuca(R)︎Offwhite/Black/White/Navy
■お問い合わせフォーム:https://amu-inc.notion.site/amuca-fabric




[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/46/102171-46-2f67470856ae38b28f3bcd32b58cd48e-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
トートバッグやサコッシュなどのアパレルアイテム
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/46/102171-46-ca1cf807867e874535b0dca09de6232b-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
キャップなどアウトドアアイテムにも

こだわり(1):廃漁網の回収から製品化までを一貫管理し、高いトレーサビリティを実現
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/46/102171-46-67ef073256255c3f424c07e1abd30fa9-960x540.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
amuca(R) Fabricのサプライチェーン

従来の再生素材では、原料の回収から製品化までの工程が分断されており、一貫した情報管理や全体像の把握が困難でした。一方、「amuca(R) Fabric」は廃漁網の回収からリサイクル、素材化、製品化までを自社でワンストップで管理することで、どの地域の漁具がどのように生まれ変わったのか、工程を正確に追跡し、開示することができます。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/46/102171-46-54d051f40a718c38c7a93b5264a8cde6-1999x1333.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
弊社代表の加藤と気仙沼の漁師の皆さん

「amuca(R) Fabric」は漁具を使っていた漁師の顔までが見える、透明性の高い素材です。
こだわり(2):エンドユーザーへ、“つくり手の想い”を伝える新しいブランド体験
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/46/102171-46-8d2522637bdc1c44a8498c509d26d8f6-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
amuca(R) Tag付きの製品例

amuca(R) Fabricを採用した製品には、「amuca(R) Tag」も併せて提供されます。タグにはQRコードが掲載されており、消費者は読み取ることでトレーサビリティ情報を正確に確認できます。さらに、QRコードの遷移先で表示される情報は、素材を使用する企業やブランドの意図に合わせてカスタマイズ可能です。これにより、トレーサビリティ情報だけでなく、制作過程で込められた作り手の想いや、ブランドの世界感も消費者に届けることができます。

遷移先ページ例:https://cireta.net/products/9ea27af1-e97f-4e18-874a-68755d3daa75
(仙台うみの杜水族館様の活用例)

単なる情報開示にとどまらず、製作者の想いや背景といった情緒的な要素も伝えることで、amuca(R) Tagは製品への共感と愛着を育み、より豊かな購買体験を目指します。
こだわり(3):廃漁網をリサイクル。ゴミを資源にして海を守り漁師も救う
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/46/102171-46-4489867ea3c145d1d1c48f919aad9c59-1950x1300.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
amuが回収した廃漁網

今回第1弾として発売する生地は、宮城県気仙沼で回収した廃漁網を原料に使用しています。使用済みの漁具は塩分や汚れを含んでおり、素材ごとの分別が必要な場合も多く、容易に焼却処理やリサイクルができません。埋め立て処理される場合も、環境負荷が高いことが問題視されています。また、産廃処理にかかる高額な処分費用を漁業者が負担する必要があり、漁師に経済的な負担を強いているのが現状です。

amuは漁具の回収・リサイクル・販売の仕組みを一貫して構築することで、廃漁網から新たな価値を創造します。
amu株式会社 代表取締役CEO 加藤広大 コメント
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/46/102171-46-282e156ba00c05df81f659976f0215f3-1999x1333.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
amu株式会社 代表取締役CEO 加藤広大

設立当初からずっと目指してきた「廃棄される漁網が生まれ変わった生地を、漁師まちの歴史や文化とともに世の中に広げる」。このたびの本格提供開始をもって、ようやくそのスタートラインに立つことができました。これから、たくさんのモノづくりのプロフェッショナルの方々とともに「amuca(R)︎をどう使うか?」を話し合いながら形にしていけることを思うと、とてもわくわくします。

昨今、廃漁具をリサイクルしたマテリアルはすでに数多く存在しています。だからこそ「誰から、どこから漁具を回収したのか」という背景を大切にし続けたいと考えていますし、 amuca(R)︎ Tagを通じて可視化していきたいと思っています。そこにストーリーや透明性が加わることで、サステナブル素材という枠を超えた新しい価値が生まれてくると信じています。

amuca(R)︎のブランドテーマは「海と生きる」です。私たちは海とともに生きる新しいライフスタイルを提案します。それは、廃漁具をリサイクルした生地を身にまとうことにとどまりません。今後は食や遊びなど、海の持つ懐の深さや広がりに触れながら、さまざまな形で表現していきます。

廃漁具の回収から繊維・生地の開発、販売までを一気通貫で行う壮大なバリューチェーンを構築できたのは、多くのステークホルダーの皆さまの応援があってこそです。同時にそれは、「マテリアル業界に新しい風を吹かせてほしい」という大きな期待の表れでもあると感じています。その期待に応えられるよう、これからも真摯にお客様、事業、そして業界と向き合ってまいります。
関係各社からのコメント
株式会社ゴールドウイン グローバルブランド事業本部 山崎真悟様
私がブランディングを担当しているHELLY HANSENは、船乗りによって創業されたブランドです。その原点には常に「海」があり、海の環境を少しでも良くしていくことにつながるプロダクトやコンテンツの開発を強化し、海を軸に[こと]と[もの]をつくることに取り組んできました。様々なリサーチを進めるなかで、amuさんと出会いました。漁網回収とリサイクルにおける次のフェーズを見せてもらったように感じます。 廃漁網問題の解決にとどまらず、地域との持続的な連携を築かれている点は、私たちの直営店運営においても深く共感できる部分です。


丸井織物株式会社 産業資材事業部部長 兼 テキスタイル第二営業部部長 杉本和也様
amuca(R)はこれまでにない革新的な取り組みだと感じております。原料の源流から製品化までを開示するトレーサビリティは、消費者に安心と共感を届けるだけでなく、メーカーやブランドにとっても新しい付加価値となります。単なる環境対応ではなく、「見えるものづくり」を通して人と社会をつなぐ素材。私たち作り手としてもこうした透明性と想いを共有しながら、新しいサステナブルの形をともに広げて行きたく、期待しております。
amuca(R) Fabricの採用実績
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/46/102171-46-5cda92d4b48ab44ad24d536dc8694ed4-1500x1000.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

株式会社アーバンリサーチ・一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン2025年大阪・関西万博「セービングゾーン」エリアのURBAN RESEARCH EXPO2025 STOREで限定販売されたセットアップ、トートバッグに採用。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000102171.html





[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/46/102171-46-fc36aa29ecf04bd6cd585830cc9471f6-1800x1350.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

仙台うみの杜水族館開館10周年記念リニューアルのスタッフユニフォームのポケット部分に採用。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000102171.html





[画像13: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102171/46/102171-46-4537fbd3644e4a43f152b0182a34ae1d-1950x1300.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

2025年大阪・関西万博「BLUE OCEAN DOME」(特定非営利活動法人ゼリ・ジャパン)BLUE OCEAN DOMEパビリオンのスタッフ向けトートバッグに採用。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000102171.html



お問い合わせ
amuca(R)Fabricに関するご相談やスワッチのお取り寄せは、以下お問い合わせフォームまでお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォーム:https://amu-inc.notion.site/amuca-fabric
「廃漁網アップサイクルベンチャー」amu株式会社について
全国の漁港から回収した廃漁網をアップサイクルして価値ある製品を生み出す、宮城県気仙沼市発の廃漁網アップサイクルベンチャーです。「いらないものはない世界をつくる。」をビジョンに世の中のゴミ、無価値とされているものを再資源化して新たな価値を吹き込みます。
会社概要
社名:amu株式会社
本社所在地:〒988-0017 宮城県気仙沼市南町2丁目2-25
代表取締役CEO:加藤広大
出資元:ANRI株式会社/UBE株式会社/株式会社ANOBAKA/一般社団法人AgVenture Lab/株式会社TeamMake Capital/フィッシャーマンジャパン・ブルーファンドによる匿名組合出資(連携:一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン/取扱者:ミュージックセキュリティーズ株式会社)
事業内容: 廃漁網の回収、プロダクト開発販売
設立: 2023年5月
HP:https://www.amu.co.jp/
ブランドサイト:https://amuca.world/
ブランドサイト(EN):https://amuca.world/en

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