International Non-governmental Organization PEACE.(略称:ingo PEACE.、本部:東京都千代田区)は、長年にわたり国際社会が直面してきたミャンマー・ラカイン州におけるイスラム教地域問題の解決を目指し、人道支援を核とする新たな国際連帯「Humanitarian Support Project for Muslim Community in Rakhine State, Myanmar 2025」の必要性について、国内および各国宗教界の道徳的指導者へ向け呼びかけをおこなってきました。
そしてこの度、本プロジェクトは関係当局の人道的理解を経て、ミャンマー宗教間対話機構(Myanmar Interfaith Dialogue Organization、略称:MIDO)とingo PEACE.が中心となり、国際課題認識を通じて築かれた、新たな人道的国際連帯の取り組みとして始動しました。さらに本プロジェクトには、アメリカの人道支援団体 Global Sync Foundation(グローバル・シンク・ファウンデーション)も国際協働パートナーとして連携が決定。当団体では、宗教・文化・国を超えた人類的な人道支援を目的とする国際連帯をさらに推し進めてまいります。
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宗教・文化・国を超えた人類的な人道支援を目的とする国際連帯プロジェクトが始動
●「命をつなぐ支援」- ラカイン州イスラム教地域へお米を届ける
2025年11月14日 本プロジェクトでは、ミャンマー連邦共和国において長年にわたり閉ざされ、国際社会に深刻な影響を及ぼしているミャンマー ラカイン州のイスラム教地域へ向け、初の食糧輸送を実現、主食であるお米 約40,000食分(約3トン)を無事届けることが出来ました。
ラカイン州北部に位置するイスラム教地域では、とりわけ女性や子ども、高齢者を中心に、住民の多くが慢性的な食糧不足と栄養失調に直面しています。その中でも弱い立場にある人たちは「一日に一度の食事すら確保できない」状態が続き、住民からは「再びお米を口にできる日を待ち続けていた」との切実な声が寄せられていました。
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「Humanitarian Support Project」に連携する地域宗教組織メンバーと村の人々
“道なき道”を越えて、希望を届ける
本取り組みは、国や宗教が人道支援において連帯・協働するプロジェクト「Humanitarian Support Project」の活動として実施されたものであり、関係当局の人道的理解を得て、支援ルートの開通を実現。ミャンマー宗教間対話機構(MIDO)および ingo PEACE.は、地域宗教組織と連携・協力のもと、輸送チームの現地安全状況を確立しながら、イスラム教地域村落へ無事にお米を直接届けることに成功しました。
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閉ざされていたラカイン州イスラム教地域へ届けたお米
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「人間の尊厳」の下に連帯するメンバー達によって届けられたお米を、村落の母たちの手へ
●「信仰を超えた和解」
本取り組みに先立ち、ローマ・カトリック教会のレオ14世教皇は2025年11月5日、ミャンマーに関する声明を発表し、宗教的分断を超えた連帯の重要性を強調しました。教皇は次のように述べています。「兄弟姉妹の皆さん、私は世界のさまざまな地域で戦争の暴力に苦しむすべての人々のために、私とともに祈りを捧げてください。特に私はミャンマーのことを思い、国際社会に対し、ビルマの人々を忘れることなく、必要な人道支援を提供するよう強く訴えます。」
(原文)
“Brothers and sisters, I invite you to join me in prayer for all who are tried by the violence of war in different parts of the world. I am thinking in particular of Myanmar and I urge the international community not to forget the Burmese people and to provide the necessary humanitarian assistance.”
(Catholic News Agency)
教皇のメッセージは、宗教間対話を通じて平和を築こうとする本プロジェクトの理念と響き合い、宗教・文化の垣根を超えた国際連帯への大きな後押しとなりました。
そして、「人間の尊厳」を根本理念とする国際連帯の波は、イスラム教最大国であるインドネシア共和国にも拡がりました。道徳的指導者であるマルスディ・シュフード博士(Dr. Marsudi Syuhud:インドネシア最大のイスラム教組織 Nahdlatul Ulama(ナフダトゥル・ウラマー)会長)から、本プロジェクトへの正式な賛同表明が寄せられ、今後、プロジェクトへの具体的な協働を協議する会談がインドネシアにて執り行われる予定です。
ingo PEACE.は、宗教界の叡智と道徳的指導力を有するリーダーとともに、宗教・文化・国家を超えた国際連帯の実践をさらに推進してまいります。
●「国境を超える共感」- アメリカ合衆国 人道支援団体NGOがプロジェクト参画
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~ アメリカの人道支援団体が初めて、宗教と文化を超えミャンマー支援へ ~
米国を拠点とする人道支援団体 Global Sync Foundation(グローバル・シンク・ファウンデーション) が、MIDOおよび ingo PEACE.が主導する「Humanitarian Support Project for Muslim Community in Rakhine State, Myanmar 2025」への正式参画を表明、この度のイスラム教地域への人道支援を共に実現しています。
Global Sync Foundationは、世界各地で紛争・災害・貧困に直面する地域において、宗教や文化の違いを超えて支援の手を差し伸べる民間非政府組織(NGO)です。即時的な食糧・医療支援のみならず、教育や生活再建、地域コミュニティの自立支援に重点を置き、「すべての人々が尊厳をもって生きる社会」を実現することを使命としています。
今回の参画は、米国の人道支援団体として初めて、宗教的対立の影響が残るラカイン州イスラム教地域への支援に踏み出す歴史的な一歩であり、国や宗教の垣根を越えた「共生益」の理念を体現するものです。
ingo PEACE.は、Global Sync Foundationの連携によって国際的な民間協働の輪を拡大し、食糧・医療・教育・地域再建にわたる人道支援の実現を目指します。
●「世界人道支援推進機構」- 新たな民間連携の要
このたび、人道支援窓口機関として、新たに民間連携機構「世界人道支援推進機構(World Humanitarian Support Promotion Organization)」が設置され、同機構初代代表にクー・リャン・カム(Khual Lian Kam:ingo PEACE. 前代表理事)の就任が決定いたしました。同機構は、人道支援を中核に据えたミャンマー経済復興プロジェクトを推進します。さらに、宗教間の融和と連携に取り組みながら、それらを地域社会の再建へ結びつけることで、和平・経済復興に向けた国際的な民間協働の中核組織として機能していきます。今後は、「人間の尊厳」を共通の基盤とする「平和未来協議会」の開催などを通じて、人道支援事業の開発および推進を、国際民間協働のもと目指して参ります。
《いま、世界は変わろうとしています。》
● Myanmar Interfaith Dialogue Organization(本部:ミャンマー連邦共和国)について
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宗教の枠を超えた宗教間対話と連帯を推進するMIDO
Myanmar Interfaith Dialogue Organization(略称:MIDO、ミャンマー宗教間対話機構)は、ミャンマーにおける宗教間の理解と平和共生を促進する非政府組織(NGO)です。仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教など多宗教が共存する同国において、対話・協働・教育を通じて相互理解を深め、「宗教間の調和から平和へ(From Interfaith Harmony Towards Peace)」を理念に活動しています。植樹や医療支援、文化交流など具体的な共同事業を展開し、宗教の枠を超えた社会的連帯と包摂的発展を目指しています。
● Global Sync Foundation(本部:アメリカ合衆国)について
Global Sync Foundation(グローバル・シンク・ファウンデーション)は、米国を拠点とする民間人道支援団体(NGO)です。世界各地で紛争や災害に苦しむ人々に対し、宗教や文化の違いを越えて「即時支援」と「持続的復興」を行っています。WHOと連携し高度医療機器を世界20カ国以上に展開するなど食糧・医療・教育・生活再建の分野を中心に、地域住民の自立を支える“共創型支援モデル”を推進。宗教団体や民間企業、地域NGOとの協働を重視し、地球規模での人道的連帯を育む活動を展開しています。
● Dr. Marsudi Syuhud(マルスディ・シュフード博士)について
マルスディ・シュフード博士は、インドネシア共和国を代表する道徳的指導者の一人であり、国内最大のイスラム教組織 Nahdlatul Ulama(ナフダトゥル・ウラマー、略称:NU)の執行委員会会長を務めています。NU は約 5,000 万人を超える会員を擁し、1926 年に設立された、イスラム教スンニ派を母体とする世界有数の伝統イスラム団体。宗教教育・社会福祉・平和構築・地域開発など多岐にわたる活動を通じ、イスラムの教えを「寛容・共生・人間尊重」と結び付け、宗教間対話と社会的包摂を重視する組織として知られています。
シュフード博士は、NU の代表職に加えて、インドネシア国内における複数の宗教・社会関連機関のトップを兼務。具体的には、中央協力委員会(Central Board of Cooperation)、イスラム寄宿学校の経済開発を支援する組織(Islamic Boarding School Association for Economic Development)および複数宗教者の調和を目指す団体(Harmony among the Followers of Religions Organization)などを率いており、宗教の枠を越えた社会の調和や経済的共生の推進に取り組んでいます。
教育分野にも深く関わり、ジャカルタの Daarul Uchwah Islamic College およびブカシの Barokaturrahman Islamic College の学長を務めるほか、Azzahra大学や Trisakti大学(ジャカルタ)で講師として教鞭を取っており、若者や学生への宗教教育および倫理教育に力を入れています。
加えて、国際舞台でも積極的な活動を展開されており、国際 NGO による平和フォーラムなどにおいて、宗教の多様性を尊重しつつ対話と共生を訴えるスピーカーとして著名です。
博士は、インドネシア国内外で、イスラムの伝統と現代社会の調和を目指す “中庸(Wasatiyyah)” の理念に基づいた平和的共生の推進者として評価されており、宗教・文化・国家の壁を超えた国際協働において重要な存在です。
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● ingo PEACE. (本部:日本)について
ingo PEACE.は、「すべての生命が安心して暮らせる社会」の実現を目指し、共生型社会モデルの構築に取り組む国際非政府組織(INGO)です。奪い合う競争社会を超え、分かち合う共創社会を築くことを目標に掲げ、経済制裁が課されるミャンマーへ国際医療支援物資を世界に先駆けミャンマー赤十字社を窓口として正式輸送。2025年3月の大震災発生時には、発災後72時間以内に1万世帯規模の食糧支援を実施。さらに、刑事事件に関わる人権侵害への無償法的支援(プロボノ活動)や、民間団体として初めてミャンマー国内刑務施設を公式訪問し、収容者の生活改善を目的とした人権に基づく生活衛生物資の寄附を推進。2025年8月27日にはミャンマー初の人権セミナーを非政府組織として単独開催しました。
加えて、平和実現に向けた中心組織(CPR)をはじめ、世界的歴史学者『サピエンス全史』著者 ユヴァル・ノア・ハラリ教授、Thamardi Foundation、教会の複数宗派・教派を超えた教会ネットワーク組織 Myanmar Christian Peace Support Central Committee(MCPSCC)との戦略的連携を進めています。
▶ingo PEACE.最新リリース一覧:
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/159124
組織情報
■組織名:International Non-governmental Organization PEACE.
(略称:ingo PEACE.)
■所在地:東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館20階
■代表者:中澤 弘幸(会長)ウン・ザー・チュン(代表理事)
■設立年:2024年6月
■公式サイト:https://ingo-peace.org
本件に関するお問い合わせ先
International Non-governmental Organization PEACE.
E-mail:pr@ingo-peace.org






















