「珍しいスリーショット」
そんな“タイトル”で、Twitterに投稿されたのは3匹の猫を写した1枚の写真。
投稿者であるくぅちゃんさん(以下、飼い主さん)は、自身のハンドルネームにもなった、メスのスコティッシュフォールドのくぅちゃんをはじめ、いずれもアメリカンショートヘアであるメスのアイスさんに、オスのリクくんという3匹の猫と暮らしています。
それにしても、飼い猫たちがそろい踏みしている写真というのは、比較的よく見かける光景。「珍しいスリーショット」の意味とは?
「両脇に写っているくぅちゃんとリクは、1歳半と1歳なんですが、真ん中のアイスは、今年で15歳になるおばあちゃん猫なんです。他の猫たちとは仲良くしたがらない性格で、近くにいようものなら威嚇するほどなんですよ」
猫の年齢は人間で換算すると、1歳が18歳、1歳半が20歳、14歳が72歳といわれています。人間世界で考えても、人生の大先輩の前では萎縮してしまうかも。
そんな3匹ですが、今回このスリーショットが実現したのは、高齢のためいつも寝ているというアイスさんがたまたま部屋にいたのがきっかけ。
「せっかくなんで外を見せてあげようと思ったんです」と、飼い主さんは、アイスさんのために外窓を開放すると、それに呼応するかのように、アイスさんも窓辺にあがり外を眺めていたそう。
するとそこに思わぬ「来訪者」が。何とそばで見ていたくぅちゃんが、アイスさんの隣へひょっこり。
これにはアイスさんもおかんむり……かと思いきや、特に“お咎め”もなく一緒に過ごしていたんだとか。歳が離れてはいえど、“女子同士”ということで、実際はさほど仲も悪くないのかもしれませんね。
ちなみにリクくんはというと、こちらは遅れて参加。ただ、アイスさんに怒られるのを恐れてか、ビクビクしながら少し離れて見ていたんだそう。確かに写真を見てみると、リクくんだけ少々よそよそしい感じがしますね。そんなニャンともいえない関係性もあってか?、この投稿はTwitterでも大きな反響となりました。
まるで姑と夫婦みたいな関係図ですが、実はくぅちゃんとリクくんは夫婦猫。くぅちゃんは先日、リクくんとの子を出産ばかりなんです。現在、飼い主さんは先述の3匹に、うめちゃんとハルくんという2匹の“天使”を加えた5匹の猫たちと暮らしています。
「くぅちゃんの出産もあって、最近は子猫ツイートばかりでして、アイスの登場頻度が少なかったことも投稿理由なんですよ」
飼い主さん宅ではレア扱いの「スリーショット」ですが、そう遠くない未来に「ファイブショット」に取って代わりそうですね。
珍しいスリーショット🐈⬛🐈🐈 pic.twitter.com/mKoQ1lKLwd
— くぅちゃん (@kumachan0711) April 6, 2021
<記事化協力>
くぅちゃんさん(@kumachan0711)
(向山純平)