「リアルで楽しいフェイクフードで幸せを」をコンセプトに、樹脂粘土でちょっと懐かしい居酒屋めしのフェイクフードを作っているたあこさんが、今回なんと「わさび醤油の小物入れ」を制作。一瞬「えっ!?」と驚く作品に、「ドッキリにも使えそう」「めちゃくちゃビックリしましたw」などの声が寄せられています。

 「昔から面白い雑貨が好き」と言うたあこさんは、日常にありそうな瞬間を面白く切り取った作品を制作しているフェイクフード作家。

 ただ面白いというだけでなく、作品を「日常に溶け込ませたい」という想いから、普段使いできるような形にしているとのこと。そして「最後は『なにそれ!?』等、見た人とのちょっとした会話のきっかけになって楽しんでほしいと思っています」と編集部の取材に語ってくれました。

 そんなたあこさんは4月28日、自身のTwitterで「わさび醤油の小物入れできました。こちらが使用例です」と報告。「相手がひやひやするのも楽しめます」とツイート。

 一緒に添付されていた写真には、醤油皿に醤油とわさびが入っているように見える小物入れが写っていたのですが、そこにクリップや小銭が置かれている写真もあり、一瞬ちょっとビックリしてしまいます。

「わさび醤油の小物入れ」

「わさび醤油の小物入れ」(クリップ)

 今回の「わさび醤油の小物入れ」も、会話のきっかけになり、そこから楽しい気持ちが生まれて幸せになってほしいという想いを込めて制作したとのこと。

 「わさび部分は樹脂粘土を使っていますが、そのままだと質感が違うのでよりリアルになるようにちょっと工夫しています。詳しくは企業秘密です」と笑う、たあこさん。試作→チェック・改良→本番の流れで制作し、完成までに1か月くらいかかったそうです。

 「わさび醤油の小物入れ」の制作について、「リアルを大切にしているので、ネットの画像や実際の醤油やわさびも観察しました。醤油ひとつでも少しずつ色が違って、どんな色を目指そうか迷いました」と振り返り、「細かいわさびが散ってゆく姿も美しくて、そこも再現しています」と、こだわった点を教えてくれました。

実際の醤油やわさびも観察

 たあこさんは「Twitterではたくさんの方にひやひやしていただけて、とても嬉しいです!」と感激している様子。さらに、すでに購入したお客さんからも「玄関に置いたら宅配の人が凝視していました」「取り急ぎトイレに置いて旦那を驚かせます」などの感想も届き、「いろんな楽しみ方をしてくださって、私も嬉しくて一緒にニヤニヤしてます」と話していました。

完成までに1か月くらいかかった

 「今後もこのような樹脂粘土の作品(フェイクフード)を、より多くの方に知ってもらいたいと思っています」と意欲を燃やすたあこさん。今後どんな作品が生まれてくるのか楽しみですね。

<記事化協力>
たあこさん(Twitter:@takotako_taako/minne「居酒屋たあこ」:@taako00

(佐藤圭亮)