最近テレビや雑誌などで「編み物ブーム」が来ていると、特集されているのをよく見かけます。

 そんな中「編み物はいいぞ」とつぶやいたのが、編み物歴30年以上というXユーザーの某さん。例として挙げたのは、予想の斜め上をいく「さわやかのハンバーグ」と「麻雀牌全種」。たしかに、こんなユニークなものが編めたら楽しそうだ……!

 普段は友人に頼まれたペットやネットでバズった画像などをあみぐるみにして、SNSに投稿している某さん。かぎ針であみぐるみを作るようになったのは、今から約20年前になるそうです。

 今回、投稿したさわやかのハンバーグは2019年11月に、麻雀牌全種は2021年12月に編んだ作品。さわやかのハンバーグは完成までに約10日、麻雀牌全種は4か月ほどかかったといいます。

さわやかのハンバーグのあみぐるみ

麻雀牌全種のあみぐるみ

 言わずもがなではありますが、大変だったのは「圧倒的に麻雀牌全種」だったそう。1個完成しても同じ柄をあと3個作らなくてはいけないという事実にげんなり……。「刺繍が鬼のように面倒くさかった」と振り返ります。

 ちなみに麻雀の牌は数牌が108枚、字牌が28枚あり、合計で136枚もあります。これをひとつひとつ編んでいくというのは、想像しただけでも気が遠くなりそうです。完成した時の達成感は半端なかったのではないでしょうか。

「刺繍が鬼のように面倒くさかった」という麻雀牌のあみぐるみ

 それでも、「編んでいる時は無心になれる」と編み物の魅力について語る某さん。作品が完成すると、得も言われぬ達成感に包まれるのはもちろんのこと、自分で作ったものは何より可愛くて愛着もわくといいます。

 なお、麻雀牌が完成した際には、実際に使用して麻雀を打っている動画も投稿。深夜に打ってもジャラジャラと音が鳴らず静かなのでオススメなのだとか。ただし、安定感が悪くて倒れやすいので手牌が時々バレてしまうことも。まだまだ改良の余地があるのかもしれません。

<記事化協力>
某さん(@chobimario

(佐藤圭亮)