地元・東京の「いいところ」や「新しい魅力」を都民と一緒に考える「あしたの東京プロジェクト」のフィナーレイベント「東京ランタンセレモニー」が、2月15日に都民広場で開催。
ゲストには関根勤さんと関根麻里さんが登場。ランタンを打ち上げたり、「東京は繁華街も自然もあっていい」などと魅力を語ったりし、会場を盛り上げました。
東京の林業の魅力を再発見した「多摩フォレストツーリズム」、星空観察などを通して自然の魅力を体感した「神津島サステナブルツーリズム」など、様々な参加型イベントを開催してきた「あしたの東京プロジェクト」。このフィナーレを飾るのが「東京ランタンセレモニー」です。
イベントが始まると、ゲストに東京出身の関根勤さんと麻里さん親子が登場。事前応募で集まった655人の一般参加者から大きな拍手で迎えられました。
司会者から東京の好きな場所や魅力に感じるところを聞かれると、新宿や渋谷などの「繁華街」もあれば新宿御苑などの「自然」もあるところと答えた関根勤さん。さらに、それらの場所への交通の便が優れているところも挙げます。
さらに移動する時は地下鉄を利用することもあるそうで、「Suica」も持っているとのこと。車で行くよりも時間が正確で、映画館に行く時などは「地下鉄が一番」と語ります。
一方、麻里さんは大学時代にアメリカへ留学したことで、東京の良さを改めて実感。便利さはもちろん、清潔さや安全性などを感じたそうです。街も綺麗でどこを歩いていても安全。人も優しく、海外の友人も東京へ遊びに来ると実感していたといいます。
関根勤さんは3~4年前に1人で新宿御苑に行った時のエピソードも披露。2人連れや3人連れが多く、「1人だと寂しかった。空を見て帰ってきました」と明かし、会場の笑いをさそっていました。
イベントでは楽しく東京の魅力に触れて学ぶためにクイズコーナーも実施されました。「多摩フォレストツーリズム」と「神津島サステナブルツーリズム」に関連したクイズが4問出題されました。
1問目は「森林を長く健全に保っていくためには、人の手を加えず自然の姿を保ったほうが良いでしょうか?」というもの。答えは「はい」で、関根勤さんも麻里さんも正解。
木の健全な成長を促すためには、下草刈りや混み合った木を適切に間伐するなど、継続的に手を加える必要があるのだとか。
3問目は、関根勤さんも28年前に旅行したという神津島に関する問題。「調布飛行場から神津島まで飛行機で何分かかるか?」という問いで、答えは45分。麻里さんは正解していたものの、関根勤さんは当時船で行ったせいか外してしまいます。
ちなみに神津島には友人6人と行き、日光浴を楽しんだそう。夏に行ったら砂浜が熱くて歩けなかったと振り返っていました。
他にもクイズを通して、多摩産材などの国産材が外国産輸入木材に比べて地球温暖化や花粉飛散の防止につながったり、神津島観光協会では「夜空に光が漏れない光害対策用の街頭に切り替え」などの取り組みをしていたりと、様々なことを学んでいた2人。
麻里さんは「勉強になりました」と語り、東京について新たな知識を吸収し、満足そうにしていました。
最後はランタンの打ち上げ。ランタンには「明日の東京への願い」が書かれており、関根勤さんのランタンには「みんなに優しい東京」、麻里さんのランタンには「笑顔あふれる東京」というメッセージが書かれています。
司会者やイベント来場者など全員でカウントダウン後、東京の大空へ浮かび上がるランタン(飛んでいかないようにランタンには紐がついています)。
水色や黄色、ピンクやオレンジなど様々な色のランタンが、多くの人の願いをのせて宙を舞います。この光景に2人とも「綺麗ですね!」「とってもカラフル!」と感激。美しさの余韻に浸りながら、ステージを降りて行きました。
(取材・撮影:佐藤圭亮)