動物の健康管理に欠かせない体重測定。動物の体重がいつもと変わらないことを確認することは、健康状態を把握するうえでひとつの指標と言われています。ですが、これをいざ自宅でやろうとすると大変ですよね。いやがったり、暴れたり、体重計になかなか乗ってくれないことは容易に想像できます。

 そんな体重測定をすんなりと受け入れ、素早く体重計に乗るとても「おりこうさん」なチンチラがツイッターで話題です。

 投稿された動画に映っているのはチンチラのムーちゃん(2歳/男の子)。ムーちゃんは普段はヤンチャでいたずら大好き。でもこの体重測定はいつも素早く行え、飼い主さんもとても助かっているようです。

体重計を置くと……

颯爽とあらわれるムーちゃん

 飼い主さんに話をうかがうと、ムーちゃんの体重測定は毎日行っているそうで、いつもこのように素早く体重計に乗り、スムーズに量らせてくれるのだとか。パッとあらわれ、サッと体重計に乗るムーちゃん。別の動画ではさらに立ち上がって、体重の表示を見えるようにしている様子が映っています。

体重計の上で立ち上がるムーちゃん

 もちろんムーちゃんがおりこうさんなのは承知ですが、そこにはこれまでの飼い主さんの並々ならぬ努力もうかがえます。

 さらに詳しくうかがうと、やはりはじめのうちはなかなか乗ってくれなかったのだそう。ムーちゃんはごはんを食べるときにいつも飼い主さんの手に抱きついてくるので、それを利用し体重計まで誘導、量り終わったらごはんを上げる、を繰り返したところ、自分で乗ってくれるようになったそうです。

 わずか3秒間の動画ながら、再生回数は31万回を記録。ツイートには2万5千もの「いいね」が付き、ムーちゃんのおりこうさんぶりに多くの方が驚いた様子。飼い主さんも「毎日見てた光景なので、ここまで多くの人に見てもらえるとは思ってもいませんでした」と、大きな反響に驚いた様子でした。

 チンチラはペットショップで購入できますが、実はとても飼育が大変な生き物。室温調節などの環境面はもちろんのこと、家具や壁をかじったり、毛や砂をまき散らしたりは日常茶飯事。だからこそ、ムーちゃんのようにおりこうにしてくれた時の感動もひとしおなのでしょう。

<記事化協力>
チンチラのムーさん(@mou_1224)

(山口弘剛)