小さな4冊分のパラパラ漫画から繰り出される超細密な世界。今、Twitterで話題になっているのは33,000以上もお気に入り登録され24,000以上もリツイートされているTwitterユーザー・イトーヴォさん(@110_YYY)がアップした動画です。
動画に映っているのは小さな冊子に鉛筆で描かれたパラパラ漫画。しかし、その簡素なつくりとは裏腹に、内容は紙面いっぱいを巧みに利用したプロ顔負けの出来栄え。それに感動したTwitterユーザーからの反響で投稿は連日賑わっています。
パラパラ漫画は全部で4冊。1冊目はおそらく名作アニメ『機動戦士ガンダム』をオマージュしたもの。爆発の様子も丁寧に描かれています。2冊目はアニメ『魔法のプリンセス ミンキーモモ』のオマージュ。3冊目は戦っているらしき2人。そして最後の4冊目は車とバイクとロボットそれぞれがこちらに向かってくる様子をまとめたもの。
ほんの小さな冊子にこれだけつくりこまれたアニメを、しかも高校時代に描けるなんて何者!? と思いますよね。どうやら、イトーヴォさんのお父さんはプロのアニメーターで、既に何十年もその道で活躍されているというから納得です。
そういえば科学者の父を持つ友人が「父は小学生の頃から自分ちの庭で色々実験しておばあちゃんに怒られていたらしい」と言っているのを聞いたことがあります。
「三つ子の魂百まで」という言葉があるように、もしかすると多くの人は今の職業に就く遥か前から才覚を発揮していたのかも。実家をこっそり探索してみたら、イトーヴォさんのようにもしかすると掘り出し物を見つけちゃうかもしれませんね。
(文:大路実歩子)