子どもの発想って実にユニークですよね。ツイッターユーザー「ねこかわおもち」さんの3歳になるお子さんが、ハロウィンの仮装にリクエストしたのはなんと「踏切」。
そんな願いを叶えてあげるべく、ねこかわさんは手作りの「踏切衣装」をプレゼントしました。×の字の警標や、警報機、遮断機といった保安装置が忠実に再現されています。そして何より踏切になりきるお子さんがかわいい……!
ねこかわさんのお子さんは電車好きですが、それ以上に踏切が大好き。1歳ごろから近所の踏切をよく見に行っていたことをきっかけに、YouTubeの動画を通じてさらに踏切の世界にのめり込んでいったのだそう。「カンカンとかポンポンとかファンファンとかいろいろあるの」と語るように、遮断機によって異なる警報音が特にお気に入りである模様。
そこまで熱心であれば、期待に応えてあげたいと考えるのが親心というもの。詳しくリクエストを聞いたのち、まずはラフスケッチを描き起こし、途中もお子さんと擦りあわせながら、イメージを固めていきます。
そうして完成したスケッチを元に、必要となる材料を調達。ベースの服は黒白ボーダーの長袖Tシャツを布用の黄色の染料で染めているという本格仕様です。
また、その他帽子やズボン以外は、全て100円ショップで購入したものとのことで、肩の警報灯はフェルト、腕の垂れベルトはフェルトと黒のマスキングテープ、お腹の方向指示灯、背中の非常ボタンはボール紙にフェルトを貼り付けて再現。
最後に、黒いフタのプラスチック製密閉容器に色をつけて、紐を通した警報灯を手に持たせれば、踏切コスプレの出来上がり。一日1~2時間ほど作業し、計4日をかけて作った踏切衣装は、まさにねこかわさんのイメージ図通りに仕上がっています。
衣装を着用したお子さんはもちろん大喜び。しかし、「(本物の踏切にはついている)スピーカーがない」といった早速のダメ出しもあったようで、踏切に対する情熱と知識量に改めて感心したとのこと。
ハロウィン当日はもちろんこの衣装を着て、保育園のイベントに参加。当日の様子を「遠目でクラスの子たちと遊ぶ姿をチラッと見たのですがファンシーな空気の中明らかに浮いてましたw」と振り返ったねこかわさんですが、お子さんはきっと、自慢のコスプレ衣装でハロウィンを満喫したことでしょう。
ハロウィンで「ふみきりになりたい!」と言われたので作りました〜
(必死に既製品で行けるキャラへの誘導もしたけど意志は硬かった)息子と話してここはどうしたい?と話しながらラフスケッチから完成させました。
垂れベルトがいい感じになって嬉しい! pic.twitter.com/QfK3Km3t50
— ねこかわおもち@4y🍋 (@omochi10_07) October 31, 2022
<記事化協力>
ねこかわおもち@3yさん(@omochi10_07)
(山口弘剛)