会社に出社して仕事を行うだけでなく、自宅や出かけた先でノマドワークを行う人が増えてきました。今までは会社という「オンの場所」に行くことが「仕事」だったのが、場所に縛られずにプライベートのオフタイムと仕事モードのオンタイムを自在に行き来する、新しい「仕事」のあり方が出てきた感じです。そんな複数のモードを両立する生き方を提案する、体験型のイベントが2018年5月22日・23日の両日、東京・表参道で開催されます。
「#AmexLife」と題されたこのイベントは、クレジットカードのアメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc.がプロデュースするもの。仕事とプライベート、どちらも全力で楽しんで生活する生き方を「ハイブリッドライフ」と命名し、ハイブリッドなあり方の一部を体験してもらおうというものです。
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.の副社長・法人事業部門ジェネラルマネージャーの須藤靖洋さんによると、個人向けとして始まったアメリカン・エキスプレスのカードは、徐々に法人会員も増え、現在の発行枚数は、個人会員と法人会員がほぼ半数に近くなっているとのこと。プライベートの生活でカードを使うのはもちろん、ビジネスでもカードを利用する場面が増えているんだそうです。仕事とプライベート、両方で利用されるカードとなったことから、2018年5月14日から「そう、人生には、これがいる。(DON’T live life WITHOUT IT)」という新しいグローバル・ブランドキャンペーンを開始し、2種類のテレビCMをオンエア。どちらの場面でも後ろから支えるカードでありたい、というメッセージを発信することにしたといいます。
オンもオフも両立(ハイブリッド)、という生き方ってどういうもの?という一例を、イベントで体験して「どっちも目いっぱい、欲張りに楽しみましょうよ!」と思ってもらえれば、というのが「#AmexLife」の趣旨。会場は表参道キャットストリート近くのBA-TSU ART GALLERYです。入り口はアメリカン・エキスプレスの世界に入っていくような、トンネル状の空間になっています。
中に入ると、1階はフリーフード&ドリンクを楽しめる空間となっています。もちろんただのフードとドリンクではなく、ハイブリッドなもの。見た目や味わいが不思議な、ひとひねりあるものがそろっています。
「NOSTALGIA OYSTER LEAF」と題されたものは、牡蠣(オイスター)は使っていないのに、まるで牡蠣を食べているような味わいが得られるという不思議なゼリー。一見牡蠣殻に盛られたわらび餅のような感じなのですが、口にしてみれば確かに牡蠣のような味わい。かといってそれほど磯臭くもないというのが面白いですね。
ボリューム感ある見た目に反してヘルシーな「UNDER 100Kcal BURGER」は、パテが肉でなく、食物繊維が豊富なオートミール(オート麦)と豆腐とジャガイモをブレンドし、ビーフパテ風に仕上げたもの。食べ応えもあるのにカロリーは控えめという、健康にも配慮されたメニューです。
見た目がきれいな「VEGHEET ROLL」は、野菜(Vegetable)の水分を抜いてパリパリに乾燥させたシート(Sheet)で作った巻き寿司です。乾燥させることで栄養が凝縮され、効率よく野菜を摂取することができるというもの。
そして理科の実験の試験管のようなグラスで飲めるのは「Exotic Bubble Dessert」。ブルーマロウ(ウスベニアオイ)とライチ風味の青いお茶に、スーパーフードであるチアシードを入れると、なぜか炭酸が発生するという不思議なもの。説明を聞いても原理がよく解らない、まるで手品のようなデザートドリンクでした。
手品のようなドリンクはもうひとつ。ブルーキュラソー(ノンアルコール)とナタデココが入ったフルートグラスに紅茶を注ぐと、徐々に色が変わっていくという「Marvelous Drink」。おそらく紅茶によってphが変化することで色が変わっていくんだと思うんですが、これまた不思議です。この他にもベルギービール(ホワイトビールとIPA)も楽しめます。
このフロアでは「HYBRID MUSIC」として、期間中SPACE SHOWER TVの人気イベント「GOOD VIBES NEIGHBORS」とコラボし、有名DJによる音楽も楽しめます。取材の時は田中知之さん(FPM=Fantastic Plastic Machine)がプレイ。筆者のアイドルのひとりなので、一瞬取材であることを忘れてしまいそうになりました。
2階に上がると、最先端のテクノロジーとボルダリングを合わせたエクササイズ「HYBRID EXERCISE」が楽しめます。通常のボルダリングは、難易度ごとに分かれたルートに沿ってホールドを選択してトップへ登っていくという形ですが、ここではボルダリングのウォールに映像が投影され、ボルダリングウォールを使ったコンピュータゲームができるという仕掛け。1人用では障害物となる線がウォールに投影され、その線に触れないようにゴールへ向かって移動し、そのタイムを競います。難易度に合わせて、全部で17種類もあるそうですよ。
2人用ではエアホッケーのような対戦ゲームが可能。手や足を触れているホールドで投影されるボールをはじき、相手陣内に打ち込みます。ボールの進路に合わせてホールドを変えないといけないので、これは結構ハードなものにもなりそう。
これらが全部無料で楽しめるのは贅沢のひとこと。できれば2日間限定でなく、もう少し期間延長してほしいですね。しかし「#AmexLife」は5月22日・23日の2日間限定。BA-TSU ART GALLERY(東京都渋谷区神宮前5-11-5)で、22日は15時~21時30分(21時受付終了)、23日は15時~19時(18時30分受付終了)の開催となっています。
取材協力:アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.
(取材:咲村珠樹)