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協定書を持つ坂口代表理事(右)と坂本区長(左)
板橋区は、「きょうだい児」への支援体制構築及び理解普及を図るため、公益財団法人東京YWCA(以下「東京YWCA」という。)と、「『きょうだい児』支援体制構築に関する協定」を締結しました。
「きょうだい児」とは、重い病気や障がいのある兄弟姉妹がいる子どものことで、きょうだい児が介護・支援を担うことや、兄弟姉妹に親がかかりきりなるなどのため、様々な悩みや課題が生じることがあります。また、きょうだい児は自らも成長の途上でもあり、心のケアも含めた丁寧なサポートが必要となります。
区では、「板橋区障がい者計画2030」などに基づき、障がいの有無にかかわらず相互に人格と個性を尊重し合い、ともに支えながらくらすことができる「地域共生社会」の構築に向け、当事者や保護者を中心とした家族への支援などを行っています。 この度協定を締結する東京YWCAは、2003年に「障がい児『きょうだいの会』」を設立し、板橋区内で支援活動を長年にわたって行っています。協定締結を契機に、東京YWCAと区の持つノウハウや資源を活かし合いながら、きょうだい児の相談体制の構築やきょうだい児同士の交流活動、各種啓発活動や地域活動団体への支援などの取組につなげていきます。きょうだい児も含めた家族支援に関する連携協定の締結は、区として初の取組となります。
令和7年3月6日(木)、板橋区役所で行われた協定の締結式において、東京YWCAの坂口和子(さかぐち・かずこ) 代表理事と坂本健(さかもと・たけし)板橋区長との間で協定書が取り交わされました。締結式では、坂口代表理事から「板橋区が、きょうだい児支援を施策に取り入れてくださったことで、障がい児とその家族への理解を深め、誰もが共にわけへだてなく生きていける地域になるものと信じています」と話があり、坂本区長からも「区としても、きょうだい児同士が関わることで気持ちを共有できる場など、きょうだい児を支援する体制の構築に向け、取り組んでいきたい」と話し、支援に向けた今後の連携についてお互いに確認しました。
主な連携内容
- 東京YWCAの専門的な知見を区の事業に連携・協力していくこと。
- 東京YWCAの事業を区の人材育成・研修に活用すること。
- 両者の実践等に基づき「きょうだい児及び家族の支援体制」強化のあり方について検討すること。
- 両者の効果的な連携のあり方について協議すること。
令和7年度の連携事業(予定)
きょうだい児やきょうだい児を養育する親同士が悩みを共有し集まれる場を開催する。
- 保護者の方を対象とした「講演会・交流会」:令和7年6月
- きょうだい児同士の交流会(兼映画上映会):令和7年7月
担当部署
東京都板橋区障がいサービス課障がい児支援係 電話:03-3579-2148
※上記内容はリリース時点の情報であり、変更になる場合がありますのでご注意ください。