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当社子会社における海外投資家向けアイルランド籍新ファンド、運用開始に関するお知らせ

update:
   
スパークス・グループ株式会社
更なる拡大が予想されるUCITSファンド市場においてオルタナティブ投資戦略ファンドを設定



スパークス・グループ株式会社(以下、「当社」)は、2025年2月4日付で当社子会社であるスパークス・アセット・マネジメント株式会社(以下、「SAM社」)がアイルランド中央銀行よりアイルランド籍UCITS*¹ファンド「スパークス・ジャパン・エクイティー・ロング・ショート・ファンド」(以下「新ファンド」)の承認を得て、運用を開始しましたので、お知らせいたします。
SAM社における日本株式ロング・ショート投資戦略は、1997年の運用開始以来、ケイマン籍および日本籍のファンドを通じて、国内外の投資家様に長期にわたる安定したパフォーマンスを提供してまいりました。近年、欧州では高度に規制されたUCITSファンドを通じた投資が増加傾向にあり、この流れは今後も継続すると考えております。当社グループとしては、新ファンドを通じて多くの投資家様に日本株式のオルタナティブ運用を提供すること、更には、既存UCITSファンドと合わせて、特に欧州機関投資家様へのマーケティング活動を一層強化することで、グループ全体の成長と業績向上に努めてまいります。
なお新ファンドについては、当面の短期目標として早期に1億USドル規模まで拡大することを目指してまいります。

■UCITSファンドにおける当社グループのポジションについて
SAM社は、2003年よりアイルランド籍UCITSファンドを通じて長期厳選投資戦略(オールキャップ)を運用しており、当該ファンドの残高は約1,561億円です(約10億USドル。2025年2月末時点)。これは、FE fundinfoが2025年3月4日に発表したデータ(SAM社検証)によると、アイルランド籍UCITSファンドの日本株式オールキャップ・カテゴリーにおいて、SAM社が日本の資産運用会社として第2位の規模です。本カテゴリー全体の市場規模は1兆5,084億円(約101億USドル。2025年2月末時点)。
今後も拡大が期待されるUCITSファンド市場において、新ファンドの設定を通じて、更にプレゼンスを高めてまいります。

■新ファンド設定の背景
欧州では特に金融危機以降、UCITSファンドを通じた投資が年々増加傾向にあり、投資家の属性によっては、投資可能な対象がUCITSに限定されるというケースも増えてきております。この潮流はオルタナティブ投資戦略においても同様です。しかし、日本株ロング・ショート投資戦略に関しては、これまでケイマン籍ファンドが主流であり、従来の投資手法を維持しつつ、UCITS規制に適合したポートフォリオの運営が可能かどうかという点が課題でした。
今回、SAM社では、長期にわたる安定したトラックレコードを有するポートフォリオがUCITSファンドでも運営可能と判断し、監督官庁であるアイルランド中央銀行の承認を受けて新ファンドの設定に至りました。この新ファンドにより、投資家様のニーズに合致したUCITSファンドの形態で、伝統的手法とは異なる日本株の投資機会を提供できると考えております。

■経験と実績が豊富なSIG社のプラットフォームを活用した強固なオペレーション
新ファンドは、アイルランド籍のプラットフォーム内に設立された新しいサブファンドであり、英国に拠点を置くStrategic Investments Group Limited*²(以下、「SIG社」)プラットフォームによって運営されています。SIGは2002年に設立され、2010年からUCITSファンドを通じたオルタナティブ投資戦略を提供しており、オルタナティブ分野で20年以上の経験と確かな実績を有しています。また欧州投資家様との幅広いネットワークを有することから、当社グループの強みである海外投資家様とのネットワーク強化に、更にレバレッジをかけることが可能と考えております。

■新ファンド:スパークス・ジャパン・エクイティー・ロング・ショート・ファンドの特色
1)SAM社は創業以来、個別企業に対する徹底的なボトム・アップ・リサーチ(会社訪問をベースにした銘柄選定)に基づく運用をしており、新ファンドも、同じ手法で組入れ銘柄を選定します。
2)日本の全証券取引所上場株式から、あらゆる時価総額の株式を投資対象とします。
3)SAM社は、1.企業収益の質、2.経営戦略、3.市場の成長性という3つの着眼点から企業の実態価値を詳
細に計測し、マーケットの株価(市場価値)とのバリュー・ギャップが大きい銘柄を発掘し、積極的に投資をして
います。
4)新ファンドは、オルタナティブ資産に属する株式ロング・ショート戦略であり、SAM社が考える割安な企業をロングのポジションとし、割高な株式をショートのポジションとして保有、市場の変動の影響を軽減して、中長期に安定した資産の成長を目指すものです。
5) 新ファンドは、SFDR*³(サステイナブルファイナンス開示規則)における8条(Article8)ファンド(環境・社会的な特性を促進する商品)に該当します。

*¹ UCITS(譲渡可能証券への集合投資事業)は、2011年の欧州共同体(譲渡可能証券への集合投資事業)規則(2011年法定文書番号352号)を指し、改正されたもの(「UCITS規則」)であり、集合投資スキームの設立および運営を規制するために欧州委員会によって制定された一連の規則です。
*² Strategic Investments Group Limitedは英国に拠点を置くファンド販売会社であり、欧州市場における高い専門性を活かしてUCITSファンド・プラットフォームを運営しています。また、FCA(金融行動監視機構)の規制を受けています。2002年にオルタナティブ・ファンド・オブ・ファンズの販売会社として設立された同社は、現在ロンドンとフランクフルトを拠点に事業を展開しています。
*³ SFDR(Sustainable Finance Disclosure Regulation)の略で、2019年11月27日に欧州連合(EU)が策定した規則で、金融市場参加者や金融アドバイザーに対し、持続可能性に関連する情報開示を義務付けるもの。この規制は、投資家が環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の要素に基づいた投資判断を行いやすくすることを目的としています。

(注)2025年2月28日現在の当社のレート。
USドル=149.63円


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