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【要介護者への歯科医療】「十分に受けられている」と思う方は約2割にとどまる結果に。求められる訪問歯科と連携の仕組みの強化

update:
   
医療法人社団徳昌会 パラシオン歯科医院
家族が直面する「通院の負担」と「相談先の不安」現場の声から見えた歯科医療の課題とは



医療法人社団徳昌会 パラシオン歯科医院(所在地:埼玉県越谷市、診療医長:小山 安徳)は、1.介護従事者2.要介護者である家族の介護に関わっている方を対象に、「要介護者への歯科医療の課題」に関する調査を実施しました。

高齢化が進む中、歯や口腔の健康が全身の健康や生活の質に大きく関わることが注目されています。
しかし、要介護者が歯科医療を受けるには多くのハードルがあるのも事実です。

では、実際に要介護者はどのような歯科医療を受けており、どのような不満や困難を抱えているのでしょうか。
また、医科・歯科・介護がよりよく連携するためには何が求められているのでしょう。

そこで今回、埼玉県越谷市の歯科医院、医療法人社団徳昌会 パラシオン歯科医院(https://parasion-dental.com/)は、1.介護従事者2.要介護者である家族の介護に関わっている方を対象に、「要介護者への歯科医療の課題」に関する調査を実施しました。
要介護者は、必要な歯科医療を十分に受けられているのか?
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59796/8/59796-8-b801f765421d9b4f9e0cd973a8114f65-650x450.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


はじめに、「要介護者は、必要な歯科医療を十分に受けられていると感じるか」について尋ねたところ、以下のような回答結果になりました。

『十分に受けられている(19.5%)』
『ある程度は受けられている(43.5%)』
『あまり受けられていない(27.1%)』
『まったく受けられていない(9.9%)』

『十分に受けられている』『ある程度は受けられている』と実感している方は約6割のようです。
一方で、約4割が「歯科医療を十分に受けられていない」と回答し、現状の歯科医療に何らかの不足を感じていることがわかりました。

では、要介護者は現在どのような方法で歯科医療を受けているのでしょうか。
ここからは、前の質問で『十分に受けられている』『ある程度は受けられている』と回答した方に聞きました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59796/8/59796-8-ef3bef78318f02daa83aca5d7f303a77-650x450.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「要介護者が主にどのような方法で歯科医療を受けているか」について尋ねたところ、『歯科医院への通院(45.2%)』が最多で、『訪問歯科診療(40.3%)』となりました。

『歯科医院への通院』が最多であることから、依然として歯科医院に足を運ぶスタイルが主流である一方、約4割が『訪問歯科診療』を利用していることがわかりました。

そのような方法での歯科医療に対して、満足している方はどの程度いるのでしょう。

「現在の要介護者への歯科医療に対して、どの程度満足しているか。または、どの程度満足しているように思うか」を尋ねたところ、『とても満足している(32.1%)』『やや満足している(58.3%)』が約9割を占めました。

高い満足度が示された一方で、現場には依然として何らかの課題や改善の余地が存在していることもうかがえます。
では、どのような理由でそのように感じているのでしょうか。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59796/8/59796-8-9e00ab9c269d5439d981a68eb772c52d-650x450.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


『とても満足している』『やや満足している』と回答した方が挙げた理由は、『定期的にフォローアップしてくれる(43.7%)』『優しく接してくれる(42.5%)』『説明が丁寧でわかりやすい(35.0%)』などが上位になりました。

これらの回答から、単なる治療技術だけではなく、人としての接し方や継続的なサポートが評価されていることがわかります。

一方で、『あまり満足していない』『まったく満足していない』と回答した方が挙げた理由は、『治療や口腔ケアの質に不安がある(31.1%)』『本人の状況を説明するのが大変(29.5%)』『対応が形式的・丁寧さに欠ける(26.2%)』が多く見られました。

技術的な質やコミュニケーションの難しさなどが見られ、治療の質の不安や本人の状態を医療者に正確に伝える負担、形式的な対応が課題となっている様子がうかがえました。

多くの方が一定の満足を感じていながらも、満足の背後には解決されていない課題も残されていることもわかりました。

では、要介護者がより満足のいく歯科医療を受ける上で、どのような要因が障壁となっているのでしょうか。
要介護者への歯科医療における最大の壁は「通院の困難さ」
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59796/8/59796-8-7caf1e3afeecb8763221f0edff1e0bca-650x450.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


再び全員に、「要介護者が満足のいく歯科医療を受けられない要因」を尋ねたところ、『通院が困難(45.2%)』『家族の送迎が難しい(31.7%)』『本人の医療情報を把握できていない(19.7%)』などが上位になりました。

通院が困難であることや家族の負担、情報についての連携不足といった課題が強く表れています。
では、このような困難を解消できていない理由には何があるのでしょう。

「それらの困難を解消できていない理由」については、『制度上の支援や情報が不足している(31.7%)』『地域医療・歯科とのつながりが弱い(30.2%)』『人手不足(介護士・歯科医など)(29.3%)』が上位となりました。

課題が個人や家庭の努力だけでは解決できない、制度的・社会的な要因に根差していることが見受けられます。
また、地域医療との連携や人手不足といった構造的な問題が、要介護者が安定して歯科医療を受けるための大きな課題となっていることがわかります。

口腔ケアの重要性は約9割が認識!理由は「病気の予防」や「嚥下を助ける」
次に、歯や口腔状態を整えることの重要性について聞きました。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59796/8/59796-8-0934854056aa531cbb07fea7b969576f-650x450.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「歯や口腔状態を整えることは、体の健康にもつながる大事なことだと思うか」と尋ねたところ、約9割の方が『とても大事だと思う(61.5%)』『やや大事だと思う(32.2%)』と回答しました。

『とても大事だと思う』『やや大事だと思う』と回答した方に、そう思う理由を尋ねたところ、『病気の予防になるから(58.8%)』が最多になり、『食べ物の飲み込み(嚥下)を助けるから(49.3%)』『誤嚥性肺炎のリスクを減らせるから(45.5%)』となりました。

『病気の予防』『嚥下を助ける』『誤嚥性肺炎のリスク低下』が上位になり、歯や口腔の健康が、病気の予防や食事機能の維持、命に関わるリスクの軽減につながるという意識が広く共有されていることがわかります。
介護現場で感じられている「連携の壁」
歯や口腔環境を整えることの重要性を認識している方が多いことがわかりましたが、日々介護をする中、医科・歯科との連携に関してどのような不便さや課題を感じているのでしょうか。
具体的に聞きました。

■医科・歯科との連携において感じる課題は?
・歯医者に連れて行くだけでも大変(20代/男性/埼玉県)
・相談したいことがあってもどこに聞けばよいかわからない(30代/男性/東京都)
・介護者が利用できるところが少ない(30代/女性/神奈川県)
・同一患者に対して医師同士が積極的に連携して欲しいがそのような体制が整っていない(50代/男性/富山県)
・訪問診療を頼める医師がいない(60代/男性/広島県)
・急な医療対応や急な往診には応じてくれないことが多い(60代/男性/神奈川県)
・車椅子を使うとまだまだバリアフリーでないところが多い(60代/男性/東京都)
・本人がどこが悪いのかはっきり言わないので、先生に治療したい内容がつたわりにくい
(50代/男性/東京都)

通院の負担や相談先の不明確さ、訪問診療や医療連携の不足、施設のバリアフリーの問題、本人の状態や意思を医療者に伝える難しさなど、さまざまな課題が重なっていることがうかがえます。

このことから、単に医療側の体制だけでなく、社会的インフラや情報提供のあり方、患者・家族を支える支援ネットワーク全体の強化が求められる課題であるといえます。

そのような課題を解消するためには、何が必要だと思うのでしょうか。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59796/8/59796-8-1706ed82186fce580c87de908e9fcd20-650x450.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「医科・歯科・介護が要介護者に対してより良い連携をとるために必要だと思うこと」を尋ねたところ、『定期的な情報共有の仕組みづくり(37.8%)』『訪問歯科コーディネーター等の配置・育成(35.9%)』『地域連携ネットワークの構築(34.4%)』が上位になりました。

連携強化において最も求められているのは『定期的な情報共有の仕組みづくり』で、現場での断絶感が大きな課題となっていることがうかがえます。
また、『訪問歯科コーディネーター等の配置・育成』『地域連携ネットワークの構築』という回答も多く、持続可能な連携体制には多層的なアプローチが必要であることが明らかになりました。
見えてきた歯科医療の課題。今求められる“訪問歯科”と“医科・介護の連携”
今回の調査で、要介護者の歯科医療をめぐる現場の実情とその課題が浮き彫りになりました。

要介護者が「必要な歯科医療を十分に受けられている」と実感している人は約6割にとどまり、約4割が「十分に受けられていない」と感じていることが明らかになりました。

主な受療手段は『歯科医院への通院』が最多でありながら、『訪問歯科診療』の利用も約4割を占めており、訪問診療の重要性が今後さらに高まる状況がうかがえます。

歯科医療に対する満足度はおおむね高いものの、「治療や口腔ケアの質に対する不安」「本人の状況説明の難しさ」「形式的で丁寧さを欠く対応」といった声が寄せられ、技術面・コミュニケーション面双方の課題が示されました。

その中でも要介護者が満足のいく歯科医療を受けられない要因として、「通院の困難さ」や「家族による送迎の難しさ」、「本人の医療情報が共有されにくいこと」などが挙げられました。
これらは物理的・情報的な障壁であり、個人や家庭の努力だけでは解決が難しい課題であることがうかがえます。

こうした困難が十分に解消されていない理由として、制度上の支援や情報提供の不十分さ、地域医療や歯科との結びつきの希薄さ、介護士や歯科医などの人手不足といった、社会的・構造的な課題が浮かび上がり、持続可能な支援体制や連携強化の必要性が示されました。

歯や口腔の健康を整えることの重要性については、約9割が「大事だ」と回答し、その理由として「病気の予防になる」「嚥下を助ける」「誤嚥性肺炎のリスクを減らせる」などが挙げられました。
口腔ケアが全身の健康や命に関わるという意識は広く浸透しており、それが要介護者における歯科医療のニーズの高さにつながっていると考えられます。

一方で、医科・歯科・介護の連携においては「通院の負担」「相談先の不明確さ」「訪問診療や医療連携の不足」「バリアフリーの課題」「本人の意思や状態の伝達の難しさ」など、多様な課題が複合的に存在していることが自由回答から見えてきました。

医科・歯科・介護が要介護者に対してより良い連携をとるためには、「定期的な情報共有の仕組みづくり」「訪問歯科コーディネーター等の配置・育成」「地域連携ネットワークの構築」といった多層的なアプローチを求めていることがわかりました。

今後、要介護者が安心して質の高い歯科医療を受けられるよう、医科・歯科・介護が一体となった連携と、社会的な支援の拡充が不可欠であるといえるでしょう。

埼玉県越谷市の“か強診”認定歯科医院『パラシオン歯科医院』

[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59796/8/59796-8-72d547097a642b6f2cbcdb991f1b8e0a-349x324.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



今回、「要介護者への歯科医療の課題」に関する調査を実施した、埼玉県越谷市の“か強診”認定の歯科医院『医療法人社団徳昌会 パラシオン歯科医院』(https://parasion-dental.com/)では、歯科治療はもちろん、予防歯科にも力を入れて取り組んでいます。

お口の問題の発端は「今」ではありません。
「過去」の生活習慣に必ず原因があります。

それに気づいてもらうのが予防の始まり。
そして、そのことを気づかせるのが我々の役割です。

■医療法人社団徳昌会 パラシオン歯科医院のメンテナンスの「体制・考え方」
歯のメンテナンスとは、虫歯や歯周病、その他のお口の病気にならないために事前に手を打つことです。
主な対策は「ご自宅のケア」と「歯科医院でのケア」。

「自宅でのケアは理解できるが、なぜ虫歯でもないのに歯科医院でのケアが必要なの?」
という声が聞こえてきそうですね。

これに対しては、
「ご自宅でのブラッシングなどでは取り除けない汚れが存在しているから」
「適切なブラッシングができている人はほとんどいないから」
「ブラッシングだけではなく生活習慣も見直す必要があるから」
などが答えとなります。

日本では、
「歯医者は悪くなってから行くところ」
「しっかりブラッシングしていれば虫歯や歯周病にならない」
という誤った認識が広まっています。

まずはこの誤解を解くところから当院の歯のメンテナンスは始まります。
特に、当院の予防には「生活習慣」の改善も含まれています。

虫歯や歯周病予防には、歯垢・歯石・バイオフィルムを除去するだけではまだ足りません。
実は、あなたの「生活習慣」が原因で虫歯・歯周病を誘発していることが多々あるのです。

例えば、食事の内容・回数・時間帯、喫煙習慣、ストレス、睡眠時間などなど。
いくら歯科医院やご自宅でのケアを徹底したとしても、今までの生活習慣のままでは、また虫歯・歯周病を誘発してしまう可能性があります。
しかし、生活習慣はなかなか改善できるものではないですし、お仕事やそれぞれの生活リズムがありますので、人によって対策は異なります。

患者さまそれぞれの性格、生活リズム、お仕事などを総合的に考慮し、無理のないプランをプロの目でご提案させていただきます。

診療医長(歯学博士)小山 安徳の紹介
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59796/8/59796-8-84c7143cd1b59b0263f2a1d670f32fb2-255x324.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

パラシオン歯科医院 歯科医師
1989年3月 東京歯科大学卒業
歯科医師国家試験合格
2003年2月 パラシオン歯科医院にて夜間の診療勤務をスタート
2009年7月 博士(歯学)の学位受領(東京歯科大学)
2016年4月 パラシオン歯科医院 勤務 診療医長
2019年4月 東京歯科大学 非常勤講師
同年 太陽歯科衛生士専門学校 非常勤講師
現在に至る。



さまざまなカッコイイ大人の生き様に焦点をあてている「私のカクゴ」にも取り上げられています。
詳しくはコチラ:https://www.kakugo.tv/person/detkwe4zb.html

歯科定期健診を受診して、お口と身体両方の健康を維持していきましょう!

■医療法人社団徳昌会 パラシオン歯科医院:https://parasion-dental.com/
■TEL:048-964-8241

調査概要:「要介護者への歯科医療の課題」に関する調査
【調査期間】2025年4月22日(火)~2025年4月23日(水)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,008人
【調査対象】調査回答時に1.介護従事者2.要介護者である家族の介護に関わっていると回答したモニター
【調査元】医療法人社団徳昌会 パラシオン歯科医院(https://parasion-dental.com/
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

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