おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

リリースプラス

「従業員エンゲージメントと投資指標の関係性」に関する調査結果(2023年データ分析)を公開

update:
   
LINK&M


株式会社リンクアンドモチベーション(本社:東京都中央区、代表:小笹芳央、証券コード:2170、以下当社)の研究機関であるモチベーションエンジニアリング研究所は、「従業員エンゲージメントと投資指標の関係性」に関する調査(2023年データ分析)を行いましたので、結果を報告いたします。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/6682/513/6682-513-0ea2dfe115947430a7207099ab1ed761-1056x638.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


調査の背景と目的
2023年3月期の有価証券報告書から、上場企業において人的資本情報の開示が義務化されました。
人的資本情報の開示についてのガイドラインとして内閣府から出された人的資本可視化指針では、開示を推奨する19項目の1つとして「エンゲージメント」が企業価値向上に影響する項目として設定されています。

また、2023年3月には東京証券取引所がPBRが低迷する企業に対して改善策を開示・実行するよう要請も行っており、企業価値向上の一つとして人的資本への投資に注目が集まっています。

こうした中、人的資本への投資と企業価値向上の関連性を示す事例や研究はまだ多くはなく、より定量的な分析が求められています。

そこでこの度、人的資本投資の重要項目の一つである従業員エンゲージメントと、投資指標であるROEやROIC、PBRとの定量的な関係性を明らかにすることを目的に分析を行いました。

調査概要
・調査期間
 2023年1月~2023年12月

・調査機関(調査主体)
 株式会社リンクアンドモチベーション モチベーションエンジニアリング研究所

・調査対象
 当社が提供する従業員エンゲージメントサーベイを実施した
 東証スタンダード・プライム上場企業76社

・分析方法
 従業員エンゲージメントサーベイから算出される「エンゲージメントスコア(以下ES※)」ならびにそれらをレーティング化した「エンゲージメント・レーティング(以下ER※)」と、「ROE」
「ROIC」「PBR」 といった投資指標との関係性を分析。
 なお、各財務指標については調査時点(2025年5月)での最新の有価証券報告書をもとに算出。

※企業と従業員のエンゲージメント(相互理解・相思相愛度合い)を表す指標。データベースを基に偏差値として算出されるほか、結果に応じた11段階のランク付けを「エンゲージメント・レーティング」と定義しています。また、「エンゲージメントスコア」「エンゲージメント・レーティング」は株式会社リンクアンドモチベーションの登録商標です。(登録6115383号、6167649号)

調査結果
・調査対象が62社から76社へと約1.2倍に増えており、上場企業を中心に従業員エンゲージメントへの  
 関心が高まっていることが示唆された。

・ESとROEやPBRには正の相関がみられ、ESが高い企業ほど ROEやPBRが高いことが示唆された。

・ESとROICには弱い正の相関がみられ、ESが高い企業ほど ROICが高いことが示唆された。

・ERがDランクの企業とAランクの企業では、ROEは約11ポイントの差、 ROICに約8ポイントの差が
 あることがわかった。

・ERがDの企業はPBRが1割れである一方、ERがAの企業では83%の企業がPBRが1を上回った。

今後の課題
今回の調査では2022年データの分析結果同様、ESがROEやPBRに及ぼす影響について定量的な示唆が得られました。
ROEやPBRなどの指標は企業が属する業界やビジネスモデル、市場のトレンドなどによって影響を受けるため、明確な因果関係を証明できているわけではありませんが、前回の調査結果よりも多くの企業を対象にした本調査でも同様の傾向がみられたことから、エンゲージメントは企業価値向上に影響を与える可能性が高いのではないでしょうか。

人的資本可視化指針にてエンゲージメントは開示項目の例として示され、エンゲージメントへの注目度は高まり続けています。一方で、開示のためにエンゲージメント向上に取り組むといった手段が目的化しているケースも見られるのが現状です。

企業価値向上に向けた取り組みの一環として、エンゲージメント向上に継続的に取り組んでいくことが重要なのではないでしょうか。

研究結果の詳細は下記ページよりご確認ください。

▶調査結果はこちら


▶過去のレポート一覧はこちら
https://www.lmi.ne.jp/about/me/finding/

リンクアンドモチベーショングループの概要
・代表取締役会長:小笹 芳央
・資本金:13億8,061万円
・証券コード:2170(東証プライム)
・本社:東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー15階
・創業:2000年4月
・事業内容
 組織開発Division(コンサル・クラウド事業、IR支援事業)
 個人開発Division(キャリアスクール事業、学習塾事業)
 マッチングDivision(ALT配置事業、人材紹介事業)
 ベンチャー・インキュベーション

最近の企業リリース

トピックス

  1. あすけん、「二郎バグ」を修正 二郎系ラーメンの栄養計算見直し

    あすけん、「二郎バグ」を修正 二郎系ラーメンの栄養計算見直し

    栄養管理アプリ「あすけん」を運営する株式会社askenは5月22日、公式X(旧Twitter)アカウ…
  2. 「鮪しょう油ラーメン」がスシローに登場!鹿児島のご当地麺を本音レビュー

    「鮪しょう油ラーメン」がスシローに登場!鹿児島のご当地麺を本音レビュー

    5月21日からスシローに、43万食限定で、鹿児島県いちき串木野市を代表するご当地グルメ「鮪しょう油ラ…
  3. 配信サービス上の「AI生成楽曲」を見分けるツール「Spot-if-AI」 95%の高精度で判定

    配信サービス上の“AI生成楽曲”を見分けるツール「Spot-if-AI」 95%の精度で判定

    さまざまな音楽を手軽に楽しめるサブスクリプション型配信サービス。その多くは、再生シェアに応じて権利者…

編集部おすすめ

  1. メルカリ「不正排除と救済」に本腰 不正には法的措置、被害者に全額補償
    フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリは5月21日、安心・安全な取引環境の実現に向けた新…
  2. マクドナルド、転売や買い占め行為に釘 「ちいかわ」「マイクラ」第2弾を前に注意呼びかけ
    日本マクドナルドは、5月23日から販売されるハッピーセット「マインクラフト ザ・ムービー」と「ちいか…
  3. 指導者様に感謝を。超監視社会を描く“異常な5分番組”「マルクト情報テレビ」5月24日より放映
    ホラー作家・梨と、ホラーテクノロジーカンパニー・闇のタッグによるテレビ番組「マルクト情報テレビ」が5…
  4. レゾナック、ランサムウェア被害で一部業務停止 26日再開を見込むと続報発表
    総合化学メーカーの株式会社レゾナックは5月21日朝、自社およびグループ会社の一部サーバーがランサムウ…
  5. セブンの「配送ロボット」実験開始 八王子・南大沢エリアが対象
    セブン-イレブンの商品を自動配送ロボットが届ける実証実験が、東京都八王子市南大沢エリアにてスタートし…

【特集】STOP!ネット詐欺!

  1. さまざまなネット詐欺に潜入調査!

    さまざまなネット詐欺に潜入調査!

     インターネット上にまん延する、さまざまな詐欺サイトに「わざと」引っかかる潜入調査記事をまとめました。
ネット詐欺へ潜入調査!記事特集

提携メディア

ページ上部へ戻る