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2025年4月、株式会社武蔵野(東京都小金井市)は、新卒向け会社説明会においてAIを活用した質疑応答をスタート。自社で開発したAIシステムにより、採用担当の経験や知識に左右されない質疑応答の仕組みを確立しました。 当社は、1993年から30年以上新卒採用を行なっており、そのノウハウを活かして2018年ごろから採用コンサルティングサービスの提供もしています。
これまでの質疑応答との違いは下記の通りです。
▼これまでの質疑応答スタイル
1.参加学生がGoogleフォームにて質問を送信
2.届いた質問を採用担当が読み上げ、参加者全員に向けてマイクで回答
▼AIを活用した質疑応答スタイル
1.参加学生がGoogleフォームにて質問を送信
2.AIが回答を生成し、参加者全員に向けて読み上げ機能で回答
この自社開発のAIシステムは、RAG(ラグ):Retrieval-Augmented Generationという検索拡張生成を用いており、株式会社武蔵野の情報のみを取り込んだシステムのため「MRAG(エムラグ)」と名付けられています。
注釈:RAGとは、自社に蓄積された大量の業務文書・規定などの社内情報、外部の最新情報を活用する手段として、信頼できるデータを検索して情報を抽出し、それに基づいて大規模言語モデル(LLM)に回答させる方法
MRAGには、過去のFAQ、社内資料、Webサイト情報、社内の制度や仕組み、規則など一通りの情報が詰まっているため、質問に対して網羅的に回答することが可能です。
これにより下記のような効果に繋がっています。
1.回答の質が向上:
AIが学習データに基づいて回答を生成するため、正確で網羅的かつ公正に返答できます。
採用担当の入社歴や経験、知識による回答のばらつきや、記憶違いなどにより誤った情報を伝えるリスクが軽減しました。
2.業務効率化:
質疑応答でAIを活用することで、採用担当は参加学生のフォローや運営中の緊急対応などに注力できるようになりました。
株式会社武蔵野では、その他にも社内業務の効率化や顧客対応の改善にも取り組んでおりパートアルバイト含むすべての従業員がMRAGを活用できる環境を整えています。
現在では、開発部門がメインで対応をしていますが、今後は各部署でMRAGの担当者を付け、さらに活用の場を拡大していく予定です。
【本件に関する問合せ先】
企業名:株式会社武蔵野
担当者名:落合桃果
TEL:0120-85-6340
E-mail:market@musashino.jp