唐揚げの味付けと言えば、塩・こしょう、またはしょうゆ・にんにくなどが一般的ですが、「つくりおき食堂」でお馴染みの若菜まりえさんが自身のXで紹介していたのは、「ゆかり」を用いた唐揚げレシピ。

 自身も「ザクザクの衣を噛んだ瞬間、ゆかりの香りがブワッと広がり、ジュワーッと肉汁あふれ出す」と絶賛しているものの、いったいどんな味になるのか予想がつきません。そこで今回は、この「ゆかり唐揚げ」を実際に作って確かめてみたいと思います。

 「ゆかり唐揚げ」の調理に必要な材料は以下の通り。

・鶏もも肉……1枚(300g)
・ゆかり……小さじ2
・水……大さじ2
・小麦粉……大さじ3(約30g)
・サラダ油……小さじ1
・片栗粉……大さじ6(約60g)
・サラダ油 200ml(カップ1杯)

主な材料は鶏もも肉とつかり

 材料をそろえたら、早速調理開始。まずは鶏もも肉をひと口大にカットし、これをフリーザーバッグに入れ、そこへゆかり小さじ2、水大さじ2加え、約2分揉みこみます。

ゆかりを入れる

フリーザーバッグに入れて揉みこむ

 次に、フリーザーバッグに小麦粉大さじ3、サラダ油小さじ1入れ、よく混ぜます。少量の油を入れることで、衣がしっかり付くようになるのだそう。その後、片栗粉大さじ6を入れ、全体に馴染ませたら、下ごしらえは完了です。

片栗粉を入れ混ぜ合わせる

 フライパンに適量の油を入れ、下ごしらえをした鶏もも肉を並べます。この時、火をつける前に入れるのがポイント。少しずつ温度を上げることで、鶏もも肉のジューシーさを保つことができるのだそうです。

火をつける前に鶏肉を並べる

 中火で約6分間、衣が焼き固まるまでの間は触らないようにし、その後ひっくり返して約4~5分、衣がカラッと揚がったら完成です。見た目だけで言えば、普通の唐揚げと大差ないように感じますが……味の方は果たして。

衣がカラッと揚がったら完成

見た目だけで言えば、普通の唐揚げと大差ありません

 器に盛り付け、早速ひと口食べてみると……おや、普通の唐揚げとあまり変わらないような……と思った次の瞬間でした。奥の方からふわっとしその香りが広がり、なんともさっぱりとした味わいに。これはたしかにアリ。

 噛めば噛むほどおいしくなる、奥行きのある味わいは、ゆかり好きならハマること間違いなし。考えてみれば、鶏肉と梅肉を組み合わせたレシピも人気がありますから、それに近い感覚と言えるのかも。

噛めば噛むほどおいしくなる奥行きのある味わい

 しそが生み出すコクと、唐揚げのジューシーさの相性は抜群でした。しかもこの「ゆかり唐揚げ」、冷めてもおいしく、翌日まで冷蔵保存も可能とのこと。一品料理としてはもちろんのこと、翌日のお弁当のおかずとしても活躍してくれそう。気になった方はぜひお試しあれ。

【つくりおき食堂 若菜まりえさん】
忙しくても料理を楽しみたい、手作りのごはんを味わいたい方に向けて「何度でも作りたくなる、満たされるおいしさと手軽さ」をお届けする時短料理研究家、タイパ料理家。「つくりおき食堂」では、まとまった時間がとれない忙しい方でも作り置きライフが続けやすいように、スキマ時間にサッと作れてパッと味が決まる時短おかずを紹介中。多数の広告・タイアップや、メディア出演および講師実績を持ち、SNSのフォロワー数は61万人を超えるなど、多方面で支持を集めている。
つくりおき食堂 若菜まりえさん

<記事化協力>
つくりおき食堂まりえさん公式X(@mariegohan
つくりおき食堂

(山口弘剛)