事故物件での暮らしは、意外と悪くないのかもしれません。

 Xユーザーの「たらこ食パン」さんが体験した不思議なエピソードに「ありがたすぎる」「羨ましい」「母親って強いな」といった声が集まっています。

 かつて殺人事件が起きたという、いわゆる「事故物件」に住んでいる、たらこ食パンさんがXに投稿したのは下記のエピソード。

うち事故物件(殺人)なんだけど、エケ今日洗濯干してる方見てめっちゃニコニコ話しかけててご機嫌だからもしいるならもっと出てきて欲しいめちゃくちゃ助かってる

 ※エケ=赤ちゃんの意味。

赤ちゃんが微笑む事故物件の不思議な日常 母「もしいるならもっと出てきて」

 虚空に向かって話しかける赤ちゃんは、映画なら確実にホラー展開まっしぐらの要素。しかし、たらこ食パンさんはそんじょそこらのホラー映画ヒロインではありません。

 きゃーっと悲鳴を上げるどころか「もっと出てきて欲しいめちゃくちゃ助かってる」と、まさかのベビーシッター扱い。

 生来のパワフルさか、あるいは母親業に忙殺されるがゆえに身についたパワフルさか。いずれにせよこんなスタンスで来られたら、どんな幽霊も呪うよりあやす方を優先してしまいそうです。

 「起きてるのにぐずらないの珍しいな〜と思って様子見てたらニコニコしながらエヘーエヘーと笑っていました」と、当時の状況を振り返るたらこ食パンさん。

 その光景を想像すると、ありがたい気持ちがわくのも、なんとなくわかります。赤ちゃんがご機嫌なだけで、家事もメンタルも安定しますからね。

 そのためたらこ食パンさんは、自宅にいるかもしれない幽霊に対して「日中出てきてくれたら家事捗るのになぁ〜」と思っているとのことです。

 しかも、お子さんが幽霊らしきものに気づいたような仕草を見せたのは、今回が初めてではないそうです。

 大泣きしている最中に急に一点を見つめて止まったり、抱っこして目を合わせている最中に急に違う方を見始めたりすることが度々あるようです。

 普段暮らしている中で心霊現象があるのかをうかがってみると「特にない」としつつも、「強いていえばなぜかリビングで写真撮ると画質悪くなります」と教えてくれました。

 ちなみにたらこ食パンさんはこの家に住んでまだ半年ほどですが、夫は15年近く住み続けているそうです。しかも事故物件であることは、引っ越してしばらくしてから知らされたのだとか。夫も夫で強すぎます。

 幽霊をベビーシッター代わりにする母と、事故物件と知ってもなお15年暮らせる父。そんなパワフルすぎる両親のもとで育つ赤ちゃんの将来が楽しみです。

<記事化協力>
「たらこ食パン 2m」さん(@trk_bread

(ヨシクラミク)