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アステラス製薬、アイルランドのケリーおよびダブリン拠点への大型投資を発表

update:
アイルランド政府産業開発庁
総額1億2,900万ユーロ、今後3年間で実施予定



アイルランド政府産業開発庁は、日本最大級のライフサイエンス企業であり、世界的に医薬品の開発および製造を手がけるリーディングカンパニーであるアステラス製薬株式会社(本社:東京都中央区)が、アイルランドの事業において一連の大型投資を実施することを歓迎します。今後3年間で総額1億2900万ユーロ(約219億3,000万円)にのぼる今回の投資は、アステラス製薬がアイルランドをグローバルな製造・研究開発拠点として位置づけ、長期的に事業を展開していくという強いコミットメントを示すものです。

この投資はアイルランド政府産業開発庁を通じて、アイルランド政府の支援を受けています。今回の発表に対しアイルランド政府産業開発庁は、アステラス製薬の継続的なコミットメントを歓迎するとともに、アイルランドにおける同社の存在感が今後さらに強まることに期待を寄せています。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/142565/17/142565-17-a96963d436eae81e84ecd39521958d45-3900x2194.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
左から:アイルランド政府産業開発庁Michael Lohan長官、アステラス製薬 製薬技術担当Rao Mantri氏、企業・観光・雇用大臣Peter Burke氏、アステラス アイルランド石井裕介社長


ピーター・バーク企業・観光・雇用担当大臣は、東京でアステラス製薬の経営陣、製薬技術担当Rao Mantri氏、アステラスアイルランド石井裕介社長と会談し、次のように述べました。
「今回のアステラス製薬によるコミットメントは、アイルランドがグローバルなライフサイエンス分野において重要な役割を果たしていることを改めて示すものです。私たちは、教育、インフラ、イノベーションへの継続的な投資を通じて、企業が成長できる最適な環境づくりに取り組んでいます。ケリーおよびダブリンにおける事業拡大というアステラスの決断は、アイルランドの持つ魅力と、全国各地での企業支援に対する政府の姿勢の強さを反映しています」

アステラス製薬はアイルランドにおいて35年以上の歴史を有し、地元に大きな影響力を持ち、グローバルに事業を展開しています。

現在はキローグリン(ケリー)とモルハダート(ダブリン)に2つの拠点を構え650人以上の従業員を雇用しています。また、これらの施設から、世界133カ国に医薬品を供給しています。

今回の複数拠点への投資は、開発、持続可能性、そして研究開発・イノベーション(RD&I)に重点を置いており、アステラス製薬はアイルランド国内での事業体制を一層強化することで、同国を同社のグローバルネットワークにおけるより重要な拠点として位置づけることを目指しています。

アステラス製薬 ケリー・トラリー拠点での主な取り組み

人材育成計画:戦略的課題に対応するために必要なスキルの習得を支援する、包括的な人材育成計画を推進しています。特に、リーダーシップ開発、デジタルリテラシー、持続可能性、イノベーション、コンプライアンスに重点を置いています。

RD&Iプロジェクト:抗体薬物複合体(ADC)およびモノクローナル抗体の生産体制を強化するプロジェクトであり、高効率・低廃棄物・マルチプロダクト対応のバイオ医薬品製造施設の構築を目指します。

グリーン・キャピタル・プロジェクト:エネルギー使用量とCO2排出量の削減を目的とした大規模な取り組みを実施し、暖房・換気・空調(HVAC)システム、木質チップボイラー、太陽光パネル、敷地内の排水処理施設の導入が計画されています。
トラリーでの投資は、2023年に発表されたバイオ医薬品の無菌充填仕上げ施設の新設計画に続くものです。同施設は2028年に本格稼働予定で、120名の新規雇用を創出するとともに、建設段階では500人超の作業員が動員される見込みです。新施設は、アステラス製薬の自社製造能力のさらなる強化を促進し、世界中の患者に高品質な医薬品を安定的に供給する体制を強化します。また、最新のデジタル技術を活用し、高いエネルギー効率と環境基準を満たす設計となる予定です。

ケリー・キローグリン拠点におけるグリーンプロジェクト
キローグリン工場では、エネルギー消費とCO2排出量を大幅に削減するため、複数の取り組みを実施しています。たとえば、風力タービン、木質チップボイラーのエコノマイザー、チラーの更新、BioLPF(バイオ液体燃料)/水素化植物油(HVO)タンクの導入、給水用ヒートポンプ、エネルギーメーターリングシステムなどです。

ダブリン・ダマスタウンにおける持続可能性強化プロジェクト
ダマスタウン拠点では、複数施設に太陽光パネルやヒートポンプを設置し、環境の持続可能性向上を目指すプロジェクトを推進しています。暖房の電化により、炭素排出量を大幅に削減することが期待されています。


アステラス製薬株式会社のゼネラルマネージャー、Lisa Murphy氏は次のように述べています。
「アイルランド国内におけるアステラスの各プロジェクトが順調に進展していることを大変嬉しく思います。当社による継続的な投資は、無菌医薬品の生産能力と技術力の拡大を実現し、グローバルな安定供給体制を強化するとともに、革新的な抗体医薬品やその他の新製品の開発・商業化を加速させるものです。アイルランドへのコミットメントは、30年以上にわたりこの地で事業を支えてきたアステラスの従業員の優れた実績と、地域社会や行政との良好な関係の証です」

アイルランド政府産業開発庁のMichael Lohan長官は、次のようにコメントしています。
「アステラス製薬による今回の複数拠点への投資は、アイルランドがライフサイエンス分野における世界的な卓越拠点であるという評価を強く裏付けるものであり、アイルランド政府産業開発庁の長期的な投資強化、最先端イノベーションの拡大、持続可能な変革の推進、地域機会の最大化という戦略的目標を体現しています。 確立された人材基盤、堅牢なインフラ、そしてビジネスに適した環境を備えたアイルランドは、世界をリードする企業からの戦略的投資を引き続き惹きつけています。アステラス製薬の長年にわたるアイルランドでの拠点展開と、ダブリンおよびケリー州への継続的なコミットメントは、私たちのパートナーシップの強さと、イノベーションと成長の重要拠点としてのアイルランドの価値を示すものです」


■ アイルランド政府産業開発庁 (IDA Ireland) について
アイルランド政府産業開発庁は、アイルランドの産業開発、海外からの直接投資等を推進する目的で設立された政府機関です。日本事務所では、過去50年間にわたり、欧州への進出を検討されている日本企業向けに、立地や人材、税制、優遇措置など各種最新情報の提供のほか、現地視察、進出計画の立案から進出後のサポートまで幅広い支援を行っています。
過去のプレスリリースは、https://www.idaireland.jp/latest-news をご覧ください。

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