技術系スタートアップの支援組織TXアントレプレナーパートナーズ（代表理事：國土 晋吾、千葉県柏市、以下TEP）のエンジェル投資家らが出資している株式会社アクセルスペースホールディングス（代表取締役：中村 友哉、東京都中央区 以下アクセルスペース社）が、2025年8月13日に東京証券取引所グロース市場（証券コード：402A）に新規上場しましたのでお知らせいたします。
TEPは、日本のトップレベルの技術をビジネス化し社会普及させることを目的として、2009年に設立された技術系スタートアップの支援組織です。大学や研究機関、行政、民間企業等との連携事業により、シード・アーリー期の技術系スタートアップに対して、ビジネスモデル・ビジネスプラン構築や特許申請、個別企業のビジネス内容に応じた知財戦略の検討、個別のメンタリングを実施し、技術系スタートアップの事業成長に必要なサポートを整えています。
小型衛星を活用した宇宙ビジネスを展開するアクセルスペース社には、創業初期の2009年頃より支援を開始し、2014年2月より複数回にわたり当時のTEP代表理事で現顧問の村井勝をはじめとした当時のTEPエンジェル会員5名が共同出資を行い、資金面・経営面のハンズオン支援を通じて成長支援を行ってきました。同社成長の過程で、村井勝はアクセルスペース社の社外取締役や非常勤監査役として経営にも参画し、成長を支えてきました（現在は退任）。 TEP は、今後もアクセルスペース社のさらなる事業発展を応援するとともに、同社に続くような、コア技術を持ちビジネス化を目指すスタートアップの事業成長を後押しし、日本の技術系スタートアップの可能性を切り開いていく所存です。
■一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ顧問 村井勝のコメント
アクセルスペース社代表取締役の中村さんと初めて会ったのは2009年秋、当時同社が入居していた千葉県柏市のインキュベーション施設、東葛テクノプラザでした。TEPは同時期に柏市で設立され、活動を開始したタイミングで支援先となるスタートアップ企業を広く募集していました。アクセルスペース社は、「小型衛星の技術を世の中の役に立てる」という強い意志と高い理想を掲げ、独自の素晴らしい技術を有していました。今でこそ宇宙ビジネスはメジャーになりつつありますが、当時の日本では、民間企業が、しかも小さなスタートアップが宇宙ビジネスを手掛けるのは異例で、まだ時代が追いついておらず、資金調達やクライアント探しは困難を極めていたようです。我々は彼らが一生懸命に尽力する姿を見て、何とか手助けをしなくてはという気持ちでした。そこから10年以上の年月を経て、この度グロース市場への新規上場の運びとなり、エンジェル投資家としては感無量です。技術系スタートアップが成果を出すには長い期間と莫大な資金を必要とする上、成功の確率も決して高いものではないため、投資家や支援組織からの長期的な支援に繋がりにくい現状があります。このたびTEPの17年間に渡る支援が実を結んだことを大変喜ばしく思うとともに、アクセルスペース社の上場は、あとに続く技術系スタートアップ達の大きな希望になると信じています。[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/48525/28/48525-28-135ee6be46b384421fdb05c228f9e0df-1457x639.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2014年頃 TEP 村井勝氏（左） アクセルスペース社 中村友哉氏（右）
■株式会社アクセルスペースホールディングス 概要
会社名：株式会社アクセルスペースホールディングス所在地：東京都中央区日本橋本町三丁目3番3号 Clipニホンバシビル
代表取締役：中村 友哉（なかむら ゆうや）
設立：2020年3月
主な事業内容：小型衛星のワンストップサービス「AxelLiner」、地球観測プラットフォーム「AxelGlobe」の提供。小型衛星と関連コンポーネントの設計・製造、打ち上げのアレンジメント、打ち上げ後の軌道上における運用支援、衛星ソリューションの提供までをトータルに手掛ける。
https://www.axelspacehd.com/ja
■一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ（TEP） 概要
TXアントレプレナーパートナーズ（TEP）は、日本のトップレベルの技術をビジネス化し普及させることを目的とする技術系スタートアップの支援組織です。コア技術を持ち、そのビジネス化を目指すディープテック・スタートアップを中心に、起業・経営経験が豊富なエンジェル投資家、専門的アドバイスが可能なメンター、スタートアップとの連携を望む各組織と共に組成しています。現在は、大学や研究機関、地域行政、そして海外の同様のスタートアップコミュニティにもネットワークを広げており、世界でも有数の技術系スタートアップのエコシステムとなっています。https://www.tepweb.jp/
