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アーモンドの摂取が腸内環境の改善に寄与する可能性を示す新たな研究結果を発表

update:
カリフォルニア・アーモンド協会
アーモンドが腸内の善玉菌を増やし、消化機能と全身の健康をサポート



世界最大のアーモンド生産地である米国カリフォルニア州の約7,600のアーモンド生産農家ならびに100を超える製造加工業者で組織される「カリフォルニア・アーモンド協会」(本拠地:米国カリフォルニア州モデスト)は、アーモンドの摂取が腸内環境の改善に寄与する可能性を示す2本の新たな研究レビューを発表しました。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/53148/59/53148-59-0cfb4da33a204b4a3af16971efcf668f-2560x1706.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


主な研究結果
- アーモンドはプレバイオティクス(善玉菌のエサ)として機能し、腸内細菌の増殖と腸内フローラの健全性をサポートします。
- アーモンドの摂取により、酪酸(ブチレート)などの短鎖脂肪酸(SCFA)の産生が促進され、腸と心臓の両方の健康に良い影響を与える可能性があります。
- アーモンドは、腸と心臓の健康をつなぐ「腸-心軸」において重要な役割を果たす可能性があります。


新たな研究レビュー1.:アーモンドの摂取が腸内環境を整える“プレバイオティクス効果”の可能性

カリフォルニア・アーモンド協会の支援により実施された最新の研究レビューでは、アーモンドがプレバイオティクスとして機能し、腸内環境の改善に寄与する可能性があることが示されました。

プレバイオティクスとは、大腸内の善玉菌のエサとなり、その成長と活動を促進する物質です。これにより腸内細菌の多様性とバランスが保たれ、消化機能の改善、免疫力の強化、さらには脳機能の向上や疾患予防といった効果が期待されています。

本レビューでは、アーモンドがプレバイオティクス効果[1]を持つ機能性食品として大きな可能性を秘めていることが明らかになりました。具体的には、以下のような腸内環境への好影響が確認されています:
- 腸内細菌のバランスと多様性の向上
- ビフィズス菌、ラクトバチルス菌、ロズブリア菌などの善玉菌の増加
- 酪酸(ブチレート)などの短鎖脂肪酸(SCFA)の産生促進 ─ これらは腸の粘膜を保護し、炎症の軽減や代謝機能のサポートに寄与します


「本研究は、アーモンドがプレバイオティクスとして機能し、腸内環境の改善に寄与する可能性を示しています」と、米国カリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California San Diego)教授であり、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health, NIH)の「精密栄養研究(Nutrition for Precision Health initiative)」プロジェクトを主導するジャック・ギルバート博士(Professor Jack Gilbert)は述べています。

「アーモンドには、食物繊維、ポリフェノール、オリゴ糖などの難消化性炭水化物が含まれており、これらの栄養素は腸内の善玉菌によって代謝されることで、その成長を促進し、短鎖脂肪酸などの有益な化合物を生成します。」

この研究では、アーモンドと腸内環境に関する科学的根拠を広く評価しました。対象となったのは、実験室レベルの試験(in vitro研究)、臨床試験、そして複数の研究結果を統合した系統的レビューなど、多岐にわたる研究成果です。

その結果、アーモンドにはプレバイオティクス効果があるとする十分な科学的根拠が確認されました。ただし、研究チームは、特に標準化された手法を用いたさらなる研究が必要であることも強調しています。

新たな研究レビュー2.:アーモンドが腸と心臓の健康をつなぐ“腸-心軸”に与える好影響

カリフォルニア・アーモンド協会の支援により実施された2本目の研究レビューでは、アーモンドの摂取が腸内環境と心血管の健康に与える影響、そして両者の関連性について検証されました。

研究チームは、アーモンドの摂取が心血管の健康や関連するリスク因子、腸内細菌叢[2](マイクロバイオーム)にどのような影響を与えるかをテーマに、複数の研究結果を精査し、議論をまとめました。その結果、アーモンドは善玉菌の増殖を促進し、短鎖脂肪酸(SCFA)、特に酪酸(ブチレート)の産生を高めることが確認されました。また、LDL(悪玉)コレステロールや血圧の低下など、心臓の健康をサポートする効果も示されています。

さらに研究者らは、腸内環境へのアーモンドの影響が心臓の健康にも波及する可能性についても言及しています。

「腸-心軸は、心血管研究において注目される新しい分野であり、今回の文献レビューでは、アーモンドがこの軸に好影響を与える可能性が示唆されました」と、フロリダ州立大学(Florida State University)腸内細菌研究所(The Gut Biome Lab)ディレクターであり、本論文の共著者であるラヴィンダー・ナグパル博士(Dr. Ravinder Nagpal)は述べています。

「アーモンドの摂取は腸内マイクロバイオームを調整し、善玉菌の増殖を促進し、酪酸の産生を高めるようです。これらの作用が炎症の軽減や代謝機能のサポートにつながり、アーモンドの心臓保護効果を説明する一因となる可能性があります。」

この研究レビューでは、腸と心臓の相互作用や、アーモンド摂取後に腸内細菌が生成する物質が心血管代謝に与える直接的な影響[3]について、今後さらなる研究が必要であることも指摘されています。

なお、今回の2本のレビューは、最近発表されたコンセンサス論文の内容とも一致しており、アーモンドの摂取が善玉菌の増殖や短鎖脂肪酸などの代謝関連物質の生成を促進することが確認されています。

アーモンドが“プレバイオティクス食品”として注目される理由

アーモンドには、腸内環境を整えるプレバイオティクスとして機能する複数の成分が含まれています。これらの成分は、腸内の善玉菌の成長を促進し、腸内フローラのバランスをサポートする働きがあります。

主なプレバイオティクス成分:
- 食物繊維:アーモンドは食物繊維の優れた供給源であり、約28gあたり4gを含有しています。
- ポリフェノール:アーモンドに含まれるポリフェノールは、抗酸化作用(ビタミンE)や抗菌作用を通じて腸内細菌叢を調整し、善玉菌の選択的な増殖を促す“プレバイオティクス様効果”を示すことが研究チームにより報告されています。
- オリゴ糖:難消化性炭水化物であるオリゴ糖は、腸内の善玉菌のエネルギー源となり、その活動を支えます。


さらに、アーモンド約28gには以下のような栄養素が含まれており、健康的なライフスタイルを支える食品としても優れています:
- タンパク質:6g
- 食物繊維:4g
- 不飽和脂肪:9g
- 飽和脂肪:1g
- マグネシウム:77mg
- カリウム:208mg
- ビタミンE:7.3mg


アーモンドは、スナックとしてはもちろん、シリアルやヨーグルトのトッピング、炒め物やカレー、サラダなどにも幅広く活用できる、美味しくて栄養価の高い食材です。

[1] The International Scientific Association for Probiotics and Prebiotics (ISAPP) では、プレバイオティクスを「宿主の微生物によって選択的に利用され、健康上の利益をもたらす基質」と定義しています。
[2] 腸内マイクロバイオーム(gut microbiome)とは、大腸内に存在するすべての微生物と、それらの遺伝情報、さらにそれらが生成する物質を含む総体を指します。
[3] 心血管代謝の健康(cardiometabolic health)とは、心臓や血管などの心血管系の健康と、糖(グルコース)や脂質(脂肪)の代謝などの代謝機能全般の健全性を指します。


カリフォルニア・アーモンド協会について
高品質なカリフォルニア・アーモンドは、品種や栽培技術の改良のもと生産されています。数世代にわたる家族経営が多数を占めるアーモンド農家約 7,600 と加工業者を代表するカリフォルニア・アーモンド協会は、戦略的な市場開発におけるリーダーシップや革新的な研究を通して、業界のベストプラクティスの導入を促進することにより、自然で健全な品質のアーモンドを推進しています。1950 年に設立され、カリフォルニア州モデストに本拠を置く当協会は、米国農務省の監督下で、生産者により制定されたマーケティング・オーダーを管理する非営利組織です。協会の活動およびアーモンドに関する詳細は、公式 WEB サイトおよび、X、Instagramをご覧ください。

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