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累計30万ダウンロードを突破!グッドデザイン賞受賞の「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」ー国際論文誌で精度検証も実証、医療現場と家庭での活用が拡大ー

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株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46445/135/46445-135-71cd407b2ed92f96e0d5c13db4a25b1e-1128x1146.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役CEO 大野秀晃、以下当社)が自社開発した国内初(※注)の「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」(以下当アプリ)が2025年7月時点で累計30万ダウンロードを突破しました。
 当アプリは、赤ちゃんの頭蓋形状をスマートフォンで簡便かつ高精度に計測できる国内初のシステムです。医師による精度検証も完了しており、赤ちゃんの頭の歪みの度合いを可視化するとともに、適切なタイミングでの医療機関の受診を促し、適正な治療選択をサポートしています。
※注:2022年開発当時

│アプリ開発の背景

 開発の最大の理由は「赤ちゃんの頭の歪みは、専門医に早期相談」という新しい概念の啓蒙です。日本での新生児出生数は年間約70万人。そのうち、頭蓋変形が見られる子どもは20%程度の年間15万人程度と推定されています。しかし、日本では「頭のゆがみ=疾病の可能性」という認識が一般の生活者はもちろん、新生児・小児医療の現場にも充分に普及していません。
 頭のゆがみは、整容面の問題のみならず、頭蓋縫合早期癒合症等を筆頭とする病的頭蓋変形の場合は、その程度によって運動発達や精神発達の面において、赤ちゃんの一生を大きく左右する可能性があります。病的頭蓋変形は、外科手術での治療を必要とすることもあり、また、位置的頭蓋変形の場合はヘルメット矯正治療などの手段を用いて治療を行いますが、いずれのケースでも治療が行える期間は限定的で、早期発見が鍵となります。
 「自然に治るだろう」「医師に相談するほどではない」などの思いこみや誤解によって、貴重な治療期間を逸するケースも多くあります。「なぜ早く専門医に相談しなかったのか?」と後悔を抱き続けるご家族もいます。そのような背景を基に、当アプリは、「頭の歪みへの意識変革」を目的として開発を行いました。

│医療機関との共同研究で信頼性を実証

 当アプリの開発段階より、医療に関係するサービスとなることから、科学的根拠の必要性を痛感しておりました。念願の精度検証については、自治医科大学附属さいたま医療センターの医師を中心とする一般社団法人日本頭蓋健診治療研究会の臨床研究チームとともに、株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが共同研究を実施し、その検証結果が国際電気学会誌「IEEJ Transactions on Electrical and Electronic Engineering」(IEEE刊)に掲載されました(DOI: 10.1002/tee.70039)。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1002/tee.70039

 実証的な精度データの取得と国際的な査読付き学術誌での発表という形で、この研究では世界で初めてこのようなアプリの科学的妥当性が示されたこととなります。
 なお、当アプリはCVAIやCIなどの定量的指標を自動算出する機能は備えておらず、重症度等の診断には使用できません。医療機器には該当せず、確定診断や治療指針の決定には使用されませんが、乳児健診や保護者による観察の一助となることを目的に開発されました。現在は上記のような高い精度評価も受けていることから、臨床利用も開始されています。

【臨床研究】
- 累計15万ダウンロード!国内初の「赤ちゃんの頭のかたち測定」アプリ。さらなる精度向上のために、臨床研究グループを発足
- ジャパン・メディカル・カンパニーが慶應義塾大学と共同研究契約を締結し頭蓋変形に関する研究を開始


【精度評価】
- 自治医科大学附属さいたま医療センターとジャパン・メディカル・カンパニーが「ヘルメット治療中の患児を対象とした『赤ちゃんの頭のかたち測定』アプリケーションの精度検定」についての共同研究を開始
- 【自治医科大学附属さいたま医療センター × ジャパン・メディカル・カンパニー】スマートフォンによる頭蓋形状評価の新時代へ/共同研究の成果が国際学術誌に掲載


【臨床利用】
- 国内初「乳幼児の頭蓋変形」に関する大規模研究。2023年5月 五島での出生児および在住児を対象に長崎大学を中心とした研究グループが開始


【科学研究費助成事業採択】
- 長崎大を中心とする国内初の「乳幼児の頭蓋変形」に関する大規模研究が2024年度科学研究費助成事業として採択、研究の更なる発展が期待されます


│医療現場・家庭双方での利用拡大

 当アプリは、医療機関における診療サポートツールとしての活用が進む一方で、保護者が自宅で日常的に赤ちゃんの頭のかたちを把握できるセルフチェック機能も搭載しています。
 さらに、アプリ内では測定結果に基づいて早期に医師相談や医療機関受診を促す仕組みを実装。これにより、受診時期の遅れによる治療機会の損失を防止することが可能となっています。

│アプリを活用した共同研究を行っている先生よりコメント
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46445/135/46445-135-6359832e3ea469110dc9d9e6ae639f2a-2000x2000.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

慶應義塾大学 小児科学 教授
鳴海覚志先生



慶應義塾大学医学部では「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」の匿名データを用いて、日本人の赤ちゃんの頭の形の時間的変化の研究を行っています。例えば、早産で生まれた赤ちゃんは頭の形が長くなりますが、アプリデータの解析によると、時間経過によって徐々にこの特徴が目立ちにくくなることがわかりつつあります。今後も共同研究を通じて、臨床現場で役立つ情報を発信していきたいと考えています。


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46445/135/46445-135-e6ae4b8463dc704407f581c1ddd76c5b-525x583.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

自治医科大学附属さいたま医療センター 新生児科
中張 惇子 先生



現在、乳児を対象とした「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ(TM)️」(以下、アプリ)と3Dスキャナーの測定結果を比較する臨床研究を進めています。頭のかたち外来では、研究開始当初に比べ、「アプリで測定して受診を決めた」というご家族が増えており、クリニックの医師からはアプリを使用して測定しているという声も聞かれるようになりました。疾患概念やアプリの認知が広がっていることを実感しています。頭部モデルを用いた精度検証では、アプリがスクリーニングツールとして十分な信頼性を持つことが示されており、現在進行中の臨床研究によって、医療現場におけるさらなる活用が期待されます。今後は家庭でのセルフチェックにとどまらず、乳児健診や助産師・保健師による育児支援の場でも活用され、早期発見・早期介入の一助となることを期待しています。


│今後の展望

 当社では、今後も「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」の研究・開発・応用をさらに進め、アプリを通じて得られる膨大な計測データを活用し、乳児の頭蓋発達に関する疫学的解析を推進してまいります。これにより、乳児頭蓋変形の早期発見のみならず、予防医療の実現にも寄与することを目指しています。
 実際に当アプリをご利用いただいた親御様からは、

「アプリで手軽に頭蓋変形の程度がわかり、安心できた」
「客観的に頭のかたちを確認できたことで、医療機関を受診するきっかけになり、気持ちが軽くなった」

といった声が多数寄せられています。
 当社は、こうしたポジティブな体験をより多くのご家庭に届けるため、アプリを通じた正確な情報提供と医療機関との適切な連携を強化してまいります。
 今後も、赤ちゃんのご家族が安心して成長を見守ることができる社会の実現を目指し、技術開発と医療サポートの両面から貢献を続けてまいります。

・「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」について
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46445/135/46445-135-7a7831c395af6d168293a2e56c7b8d9f-1128x1146.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 赤ちゃんの頭のゆがみは、向き癖など外部からの圧力が主な原因ですが、稀に病的変形があり、ヘルメット治療の対象となるのは、外部からの圧力による位置的頭蓋変形になります。赤ちゃんの頭囲が急成長する生後3か月~生後7か月頃までの間に、治療用のヘルメットを装着することで頭蓋変形を治療することが可能になっています。
 赤ちゃんの頭のかたちの測定は、専用の3Dスキャナーだけでなく、「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」でも行うことが可能です。
 当社が開発した「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」では、写真を撮るだけで赤ちゃんの頭のかたちを簡単に計測することができます。累計30万ダウンロード(※注)を超えアプリの精度も向上しており、医師の論文発表等にもアプリデータが使用されています。アプリは医師監修の基に作られており、病院の診察の際にも役立てることもできますので、ぜひダウンロードしお役立てください。
国内初「赤ちゃんの頭のかたち測定」アプリが累計25万ダウンロードを突破!乳児の頭蓋変形の測定のみならず頭蓋変形に関する研究開発への応用も進む
※注:2025年7月 当社調べ

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46445/135/46445-135-b239eadd1546c121f5420409ea98cfb5-106x106.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【iOS版】


[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46445/135/46445-135-e4fe62b5af0b9c5ee96cc30debe4dbbd-90x90.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【Android版】



※本アプリは医療機器ではありません。
 頭のゆがみに関する医学的な質問については専門医にご相談ください。

・製品情報 Qurum Fit(クルムフィット)
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46445/135/46445-135-8dd2db5bc2893f2e71bf4c0efaa4c083-3900x2601.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーは、長年にわたり頭蓋形状矯正ヘルメットの製造と開発に取り組んできました。このたび、脳神経外科、小児科、新生児科、小児外科、形成外科の専門医とともに開発検討委員会を立ち上げ、共同開発を実施。その成果として誕生したのが、最先端の3Dプリンタ技術を駆使して製造された日本製ヘルメットであるクルムフィットです。東京発の下町ベンチャーとして、荒川区にある自社工場で完全自主製造をしています。
 クルムフィットは、高い通気性を備えた設計によりムレを防ぎ、快適な使用感を実現しています。ヘルメット本体だけでなくクッション部分も水洗いが可能で、衛生面にも配慮されています。赤ちゃんのために細部までこだわり抜かれたデザインと機能性が特徴で、快適さと効果を両立させた製品です。
 日本国内の信頼ある医師との共同開発によるプロダクトとそのプロダクトを用いた優れた医療サービス体制が評価され、シンガポール最大の女性・小児医療専門の公立病院であるKK Women’s and Children’s Hospitalでもクルムフィットを用いた頭蓋矯正治療が採用されています。
 当社は製品の高い品質だけでなく、治療の安全性と信頼性を確保するための体制にも注力しています。当社製品を取り扱う医師には、必ず弊社主催の研修会「位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」への参加をお願いしています。また、治療経験を持つ先行施設(大学病院またはこども病院)での診療への実地見学を通じて、より治療サービスに対する深い洞察を得ていただいています。ヘルメット治療導入後も継続的に研修会に参加していただくことで、最新の知識と技術を共有し続ける仕組みを整えています。
 こうした取り組みは、親御様が安心して頭蓋健診やヘルメット治療を受けられる環境を提供するため、一般社団法人日本頭蓋健診治療研究会の理事を中心とした専門医と協力して進めているものです。
 「最高の安心」をお届けするために。私たちは、ヘルメット治療の導入からその後のフォローアップまで、製品だけでなく徹底した品質管理とサポート体制を通じて赤ちゃんとそのご家族を支えています。私たちは、未来の医療を支える革新的な製品づくりを通じて、安心と健康を提供し続けてまいります。
https://babyhelmet.jp/product/

・株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーについて
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/46445/135/46445-135-6954504931691bf50dba5d6385f237f9-375x150.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 ジャパン・メディカル・カンパニーは、最先端の3Dプリンティング技術を用いて、医療のカタチを革新するものづくりベンチャー企業です。
 1897年創業の鉄鋼メーカーの大野興業を前身とし、130年にわたり培われたものづくりの技術と精神を基盤に成長を続けてきました。
 1999年に積層造形技術(3Dプリント)を駆使したリバースエンジニアリングを導入し、耳小骨などのヒト骨模型の製法で特許を取得。手術前シミュレーション用3D模型の分野で、数々の術前症例模型や教育練習用模型の開発に至りました。現在では脳神経外科・耳鼻咽喉科領域を中心に、手術前シミュレーションや認定医試験等の場面で当社模型を用いたハンズオントレーニング等にご活用いただいています。
 2012年には初の国産 頭蓋矯正ヘルメット「Aimet(アイメット)」を脳神経外科医と共同で開発、2018年にジャパン・メディカル・カンパニーとして独立いたしました。
 現在は頭蓋矯正用ヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」「Qurum(クルム)」や乳児の頭蓋変形の程度を簡便に計測できる「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」、ヘルメット治療を支援する「metto(メット)アプリ」等の開発・製造・販売を行い、医療分野における新たな価値創出を目指しています。
 ヘルメットを用いた累計症例数は18,000症例以上の実績があり、ヘルメット治療のさらなる認知拡大を図るとともに、頭蓋形状矯正という概念そのものと疾病啓発の普及に取り組んでまいります。

■社名:株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー
■設立:2018年5月
■代表取締役CEO:大野秀晃
■事業内容:医療機器の開発・製造・販売、医療雑品の開発・製造・販売
■URL:https://japanmedicalcompany.co.jp
当社のプレスリリース一覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/46445

・本リリースに関するお問い合わせ・ご質問はこちら
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー コーポレイト・デザイン室 柳本 瑞穂
TEL:03-5829-8342 / choice@japanmedicalcompany.co.jp

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