
本資料は2025年10月14日に発表された報道資料の抄訳です。
- エリクソンは、アイルランド、オランダ、ポルトガル全土でVodafone単一の無線アクセスネットワーク(RAN)ベンダーとなり、ドイツ、ルーマニア、エジプトでは主要ベンダーの地位を維持
- 5年間の戦略的パートナーシップのもと、Vodafoneは、エリクソンの先進的な5Gハードウェアとソフトウェアを導入、ネットワークの刷新と差別化された接続ニーズに対応する5G SAの展開を通じて、パフォーマンスとユーザー体験の両面でグローバルリーダーとしての地位を確立
- インテリジェント且つオープンなネットワーク管理と自動化(SMOおよびrApps)を実装し、全体的なパフォーマンス・エネルギー効率・持続可能性を向上
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エリクソン(NASDAQ:ERIC)と世界有数の通信事業者であるVodafone(ボーダフォン)は、複数の主要市場においてエリクソンの高性能なプログラマブルネットワークのソリューションを導入し、Vodafoneのネットワーク基盤を最新化するための5年間の戦略的パートナーシップ締結を発表しました。
エリクソンはアイルランド、オランダ、ポルトガルにおいてVodafoneの単独RANベンダーとなり、ドイツ、ルーマニア、エジプトでも主要ベンダーとなります。これは両社の長年にわたる戦略的関係をさらに深化させるものです。
Vodafone のRANインフラと管理の最新化は、5G SA(スタンドアロン)の広範な展開の基盤を築き、消費者および企業向けに性能保証型の差別化された接続ソリューションを提供可能にします。
Vodafoneは本パートナーシップに基づき、各市場における自社ネットワーク全体にエリクソンの最新且つオープンRAN対応のMassive MIMO無線機とRANコンピューティングソリューション、5G Advanced RANソフトウェア機能を広範に導入します。
欧州全域にわたる本契約では、エリクソンのネットワーク運用自動化基盤である、Intelligent Automation Platformと複数のAI搭載rAppsの導入が含まれ、これらは市場ごとに順次展開されます。これにより、自動化されたRAN最適化、エネルギー効率の向上、マルチベンダー環境でのネットワーク管理が可能になります。
エリクソンにとって、マルチベンダーRAN管理用プラットフォームとrAppsを最初に導入する市場がドイツとなり、2025年第4四半期に開始されます。この包括的なAIとネットワーク進化のパートナーシップにより、Vodafoneのインフラは世界水準へと引き上げられ、同社は自律型ネットワークへの第一歩を踏み出し、将来の需要に対応可能な最先端のネットワークを確保します。
Vodafoneグループのネットワーク部門総責任者、アルベルト・リッピ(Alberto Ripepi)氏は次のように述べています。
「今回のエリクソンとの戦略的パートナーシップは、当社のネットワーク進化における重要な一歩です。最新世代の機器によるネットワークの最新化と高性能な新しい5G Advanced機能の導入により、最高のユーザー体験と高いネットワーク効率を実現するためにインフラを変革します。さらに、自動化とAIエージェントを活用し、リアルタイムでネットワーク需要にシームレスに対応します。さらに、合弁会社であるアドゥナを通じてネットワークAPIの新たな市場を活用する基礎を築きます。この強力な組み合わせにより、開発者に当社のネットワーク機能を公開し、アプリケーションやサービスにおけるイノベーションを促進することで、Vodafoneをネットワーク技術とイノベーションの最前線に位置付けることができます」
エリクソンの上席副社長および欧州・中東・アフリカ地域の総責任者、パトリック・ヨハンソン(Patrick Johansson)は次のように述べています。
「エリクソンは、変革をもたらす今回の契約を通じて、Vodafoneとの長年にわたる関係を拡大できることを誇りに思います。このパートナーシップは、高性能プログラマブルネットワークを目指すエリクソンのビジョンと一致しており、Vodafoneが差別化された接続体験を提供するための強固な基盤を築くものです。消費者および企業向けに革新的でパフォーマンス重視のソリューションを提供することで、新たなサービス収益化の機会を創出し、次世代の通信イノベーションを推進してまいります」
Vodafoneは、AIと自動化を活用したエリクソンの5G Advanced RANソフトウェアソリューションを導入し、インテリジェントなリアルタイムのネットワーク管理を実現、運用効率とエネルギー効率の向上、優れたデバイス性能とネットワーク性能を提供し、差別化された接続サービスを通じて新たな収益源の機会を創出することで、ネットワークインフラをさらに強化します。
本パートナーシップは、高性能のプログラマブルネットワークのアーキテクチャー導入を通じて、Vodafoneの市場全体でイノベーションを加速し、新たなユースケースの開発を促進します。将来を見据えたこの取り組みは、Vodafoneのネットワークインフラを新技術に柔軟に対応できる体制へと進化させ、世界の通信業界におけるリーダーとしての地位をさらに強固なものにします。
参考情報
今回の発表は、2025年9月にエリクソンとVodafoneThreeが締結した総額125億スウェーデンクローナ、期間8年間のパートナーシップに続くものです。本契約により、エリクソンはVodafoneThreeの次世代モバイルネットワークの大部分を担います。当社は、英国全土で単一のコアネットワークベンダーとなることに加え、Ericsson Radio System製品およびソフトウェアソリューションを通じて強化されたVodafoneThreeの無線ネットワークの大部分を支えます。これにより、エリクソンは2034年までに英国で99.95%の5G SA人口カバレッジを達成するというVodafoneThreeの目標を支援します。
関連リンク
エリクソン、125億スウェーデンクローナのパートナーシップで英国VodafoneThreeの次世代ネットワークの大部分を構築
Ericsson 5G Advanced
Ericsson Intelligent RAN Automation
Aduna
エリクソンについて
エリクソンの高性能なネットワークは、毎日何十億人もの人々にコネクティビティを提供しています。エリクソンは150年近くにわたり通信テクノロジー開発のパイオニアであり続け、通信事業者や企業にモバイル通信とコネクティビティのソリューションを提案しています。お客さまやパートナーと共に、エリクソンは未来のデジタルな世界を実現します。
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