東京臨海広域防災公園(東京都江東区有明)で、10月26日に「ぼうさいモーターショー2025」が開催されます。警察や消防、自衛隊をはじめ、通信事業者や防災関連企業が参加し、災害時に活躍する多様な車両が一堂に集結。
イベントは10時から15時まで行われ、入場は無料。雨天は実施となっていますが、荒天時には中止となる予定です。中止の際は公園の公式サイトや公式X(旧Twitter)で告知されます。
当日は、警視庁や東京消防庁、防衛省などによる災害対応車両の展示が予定されています。水槽付ポンプ車(東京消防庁)や73式中型トラック(防衛省)、可搬ポンプ積載車(北村製作所)などのほか、携帯各社による移動基地局車、NTT東日本の移動電源車など、通信インフラを支える車両も並びます。
中でも注目を集めそうなのが、国土交通省が展示する「特別災害対策本部車」。これはテレビドラマ「ブルーモーメント」で使用された車両で、緊急時に現地の司令塔として活躍する特別装備を備えています。
また、防災情報アプリ「特務機関NERV」で知られるゲヒルン株式会社の「NERV災害対策車両」も登場。ほかにも、櫻護謨株式会社のクローラーブロアーなど、民間企業の技術力を活かした特殊車両も展示される予定です。
なお、当日は緊急出動などの理由により、一部の車両が展示されない場合もあるとしています。
会場の東京臨海広域防災公園は、首都圏で大規模災害が発生した際、国や自治体の緊急災害対策本部が設置される防災拠点。平常時は芝生広場や防災学習施設「そなエリア東京」が開放され、防災教育や各種イベントの会場としても親しまれています。