博士人材をはじめとする大学院生・研究者のキャリア支援を行う株式会社アカリク(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山田 諒、以下 アカリク)は、2025年10月30日(木)、アカリクが運営する地方学生のキャリア支援拠点「アカリクラウンジ」の3拠点(奈良先端科学技術大学院大学、広島大学、長岡技術科学大学)をオンラインで結び、初の各拠点対抗アイデアソン「アカリクラウンジ対抗 イノベーションサミットmini」を開催しました。
本イベントは「学生が就職活動をリデザイン~AI時代に求められる就職活動の在り方とは~」をテーマに実施されました。 審査の結果、日々の研究活動をAIで分析し就活に活かす「マイAIポートフォリオ」を考案した、アカリクラウンジ 長岡技術科学大学チームが優勝しました。
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議論の様子(長岡技術科学大学チーム/アカリクラウンジ 長岡技術科学大学内)
■「アカリクラウンジ」について
アカリクラウンジは、「地方でも就活イベントがもっと欲しい」という学生の声から生まれたラウンジスペースです。地方大学の学内(または隣接する施設内)に位置し、学生のキャリア形成のきっかけをつくる場として、アカリクが運営しています。ラウンジ内では、幅広いキャリアイベントが開催される他、アカリク会員向けにコーヒーやお菓子などが無料で提供されており、授業や研究のスキマ時間にくつろぎの空間として利用可能です。 奈良先端科学技術大学院大学(2023年7月)、広島大学(2024年11月)、長岡技術科学大学(2025年5月)をはじめ、現在全国に6拠点を展開しています。
アカリクラウンジ紹介動画(約2分)
こちらの動画ではアカリクラウンジの雰囲気や機能を約2分で紹介しています。
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「アカリクラウンジ 奈良先端大」内の様子
■「イノベーションサミット」について
アカリクが展開するキャリアイベント事業におけるフラッグシップ・イベントの一つです。社会や企業の未来といった特定のトピックをテーマとし、通常の採用選考フローでは見落としがちな、参加者、特に博士人材の持つ発想力、課題設定能力、仮説検証能力、論理的思考力などを最大限に発揮できるアイデアソン型採用イベントとして、実施しています。
イノベーションサミット 特設Webページ
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イノベーションサミットの様子(2025年2月開催分にて撮影)
AI時代の就活・採用環境を取り巻く現状と課題
近年、生成AIの急速な普及により、学生側はエントリーシート作成や自己分析の効率化が進み、企業側も書類選考の自動化などで採用工数を削減できる といったメリットが生まれています。
その一方、AIが生成した画一的な応募書類が増加することで、企業側は「学生の個性や熱意、本質的な思考力が見抜きにくくなった」という課題に直面しています。 学生側も「いかに他者との差別化を図り、自身の個性を伝えるか」という新たな悩みに直面しています。
こうしたAIと就活を取り巻く環境変化の背景を踏まえ、今回のイベントテーマを「学生が就職活動をリデザイン~AI時代に求められる就職活動の在り方とは~」といたしました。
優勝は長岡技術科学大学「マイAIポートフォリオ」
当日のイベントでは、参加した3大学の学生・大学院生 合計12名が各大学のチームに分かれ、テーマに基づきグループワーク(アイデアソン)を実施。短時間でアイデアを創出し、その成果をプレゼンテーションしました。
審査は「論理性」「アイデアの独創性」「実現可能性」の3つの基準で行われ、その結果、アカリクラウンジ 長岡技術科学大学チームが考案した「マイAIポートフォリオ」が優勝しました。
▼ 優勝:アカリクラウンジ 長岡技術科学大学チーム
▼ アイデア名:「マイAIポートフォリオ」
▼ 概要:日々の学生生活や研究活動の記録(研究ノート、サークルの活動日誌など)をプロダクト上に蓄積。 蓄積されたデータをAIが分析し、就職活動時に必要となる自己分析や「ガクチカ」の言語化を自動でサポートする。
▼ 課題認識と着眼点:就活において「AIに強い学生が就活に強い」という格差が生まれつつある現状と、「AIに入力する目ぼしい情報がない」という学生の悩みに着目。 「ガクチカがないと悩む学生も、日々の活動をガクチカにすることができる」というコンセプト。
▼ 発案者(長岡技術科学大学 修士2年 Sさん)の声:「自身も就活を経験する中で、潜在的な自己分析は難しいと感じていました。日常的な積み重ねを可視化できる仕組みがあればいいと思っていました。」
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優勝チームが作成したスライドより抜粋
関係者コメント
■ 優勝チーム(長岡技術科学大学)のコメント
学内では思考が似通うことも多いが、他の大学の学生と話せたのは新鮮でいい体験になった。
普段は研究室にこもりがちなので、他大学の方のアイデアを聞く機会があってよかった。
テーマの抽象度が高く苦戦したが、チームワークで乗り切れて嬉しい。いい成功体験になった。
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優勝したアカリクラウンジ 長岡技術科学大学チーム
■ 主催者(株式会社アカリク)よりコメント
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株式会社アカリク 代表取締役 山田 諒生成AIを活用した採用は、今最も注目すべきテーマの一つです。改めて、採用を行う企業は「学生が当たり前にAIを使っていること」を前提として、面接やESといった採用フロー全体を吟味していくことが求められています。
そのような中、本イベントでは、学生の目線から、生成AIと就活について、現状分析と課題設定、そしてその解決の方策までを検討・立案していただきました。各大学とも論理性は非常に高かったものの、中でも長岡技術科学大学のアイデアは、奈良先端大、広島大学の実現可能性の高さを超える「アイデアの独創性」があり、優勝となりました。
大学の垣根を越えた交流は、学生にとって学業や研究、その後のキャリアにも好影響をもたらすものと考えています。今後、アカリクラウンジを中心とし、異なる大学に所属する学生同士をつなぐ交流イベントをさらに企画・開催していく所存です。
開催概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/17667/table/263_1_c391bdf63c2ae62a769fa9a0039d21d9.jpg?v=202511070247 ]
株式会社アカリクについて
会社名:株式会社アカリク(https://acaric.co.jp/)
創 業:2006年11月
代表者:代表取締役 山田 諒
所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
事 業:
- 大学院生(修士課程・博士課程)向け就活情報サイト「アカリク」の運営
- 研究分野・業種・職種別イベント「アカリクイベント」の企画開催
- 新卒大学院生・若手研究者・大学院出身者の人材紹介「アカリク就職エージェント」「アカリクキャリア」の運営
- 大学等でのキャリアセミナーの実施
- オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営 など
取組事例:
- 「博士人材の民間企業における活躍促進に向けた検討会(経産省・文科省)」に代表山田が委員として参画
- 奈良先端科学技術大学院大学、奈良女子大学、総合研究大学院大学、芝浦工業大学、熊本大学など、複数の大学とキャリア支援に関する連携協定・覚書を締結
- 地方大学内に「キャリアのきっかけとなるコミュニティスペース『アカリクラウンジ』」を設置し、地方間の情報格差の是正にも取り組む
- "未知の才能とめぐりあう" 採用イベント「イノベーションサミット」など、大学院生のキャリアの可能性を広げる場の企画・運営も行っています























