OPPES(オッペス)倉庫美術館
会期:2025年11月29日(土)・30日(日)
会場:旧石出小学校 校舎内(千葉県香取郡東庄町石出1599)
一般社団法人オンラア未来会議(所在地:千葉県香取郡東庄町、代表理事:柳堀裕太)が管理・運営を行う、旧石出小学校を活用した“トゥーノーイシデショウ”(千葉県香取郡東庄町石出1599)において、廃校を舞台とした美術展「OPPES(オッペス)倉庫美術館」(以下「OPPES」)を、2025年11月29日(土)・30日(日)の2日間限定で開催します。
OPPESは、日本の現代アートにおける「制作と廃棄」のサイクル、そして「東京中心主義」、廃校活用の方法に根本的な問いを投げかける実践的プロジェクトです。
2020年にオンラア未来会議と出会い「倉庫美術館構想」を着想した佐藤直樹(多摩美術大学教授)、「防災・生存」の哲学を共有する津村耕佑(武蔵野美術大学教授)、そして地域に「内在」する当事者として参加する水野俊紀(Chim↑Pom from SMappa!Group)らが中心となり、推進されます。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/92034/9/92034-9-4a7112e381fec1e130d57a463b5d9ec6-1903x1312.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
1. ビジョン:芸術祭の「その後」を引き受ける、実践的「倉庫」
OPPESの原点は、2020年に始まった佐藤直樹による「倉庫美術館構想」にあります。2020年3月末で廃校となった旧石出小学校(通称トゥーノーイシデショウ)を活用し、アーティストから作品を無償で預かる(=廃棄問題の解決)代わりに、地域での展示権を得る。このシンプルな仕組みが、アーティストと地域社会の双方に価値を生むインフラの基盤です。また、OPPESはアート界のさらに根深い課題にも挑みます。日本におけるプロのインストーラー(作品設置専門家)不足という問題に対し、佐藤直樹作品の設置時、プロのインストーラーが地元の工務店に技術を指導し、工務店に所属する職人がアートインスタレーションの設置を担いました。
その結果、現在ではトゥーノーイシデショウは単なる作品の「置き場」ではなく、地域の子どもたちや学生が見学に訪れ、新たな技術が移転され、アーティストの「次」を育む、生きた「価値化」の拠点として機能しています。
(保管作品例)
森美術館「六本木クロッシング」で話題を呼んだ市原えつこの《未来SUSHI》、ラフォーレ原宿で開催されたYOUCAの「PEEP展」の造作物、津村耕佑の《夢夢神社》、久保寛子の《ハイヌエレの彫像》など、保管・再構築が極めて困難な作品群が、今この場所で次の「出番」を待っています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/92034/9/92034-9-84ad7bdf56eef06386eefea83b3a8e8f-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(佐藤直樹:そこで生えている。旧石出小学校内で保管・展示している様子)
2. 佐藤直樹、津村耕佑、水野俊紀ら異色のプロフェッショナルが結集
OPPESは、このビジョンに共鳴するアーティストたちによる知見と発想により実現に至りました。専門分野やアプローチの異なる彼らが、対等な立場で「アートの新たな生態系」の構築に挑みます。3. 参加アーティスト:時代を象徴する才能が、廃校で交差する
このプロジェクトに、2020年からオンラア未来会議が関係性を築いてきた強力なアーティストたちが集結します。- 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」や「国際芸術祭あいち2025」にも参加し、現代日本のアートシーンをけん引する一人である久保寛子
- 「2025年大阪・関西万博」日本館クリエイターであり、UXデザインの手法と「デジタル・シャーマニズム」で死生観を問う市原えつこ
- ヘアメイクアップアーティストとして今をときめくアーティストたちを支え、現代日本のポップカルチャーの美学を定義するYOUCA
このほかにも、以前からオンラア未来会議の活動を支えてきた松村要二(彫刻家)、画家・映像作家の石田尚志(多摩美術大学教授)が過去作《小さな青い家》を展示予定であるほか、OJUN(多摩美術大学客員教授)の参加も決定。日本の現代アートシーンを牽引するアーティストが、小さな町の廃校で一堂に会します。
4. 背景:「フェスティバルトウノショウ」との融合
OPPES倉庫美術館は、同日開催される地域創生イベント「第1回フェスティバルトウノショウ」の中核として機能します。「まつりづくりからまちづくりへ」を掲げ、失われつつあった地域の伝統的な祭りを再編し、新たな「橘三社祭」として創造する試みと、この先鋭的な現代美術館がカオスに入り混じります。 アートが地域コミュニティの「諦め」を、「可能性」へと転換する「社会的装置」として機能する、歴史的な一日となるでしょう。OPPES倉庫美術館 開催概要
イベント名称:OPPES倉庫美術館会期: 2025年11月29日(土)・30日(日) 10:00~16:00
会場: 旧石出小学校(千葉県香取郡東庄町石出1599)
入館料:一般1,000円、学生500円、未就学児無料
事前予約:不要
参加アーティスト:
石田尚志、市原えつこ、OJUN、久保寛子、佐藤直樹、津村耕佑、松村要二、水野俊紀、YOUCA ほか
フェスティバルトウノショウ 開催概要
日時 :2025年11月29日(土) 10:00~16:00※雨天時は30日(日)に順延、荒天中止
会場 :旧石出小学校および下総橘駅周辺(千葉県香取郡東庄町石出1599)
主催 :東庄町商工会、東庄町商工会青年部
運営 :橘三社祭実行委員会(事務局:一般社団法人オンラア未来会議)
後援 :東庄町、東庄町教育委員会
最新情報は各種SNSでお届けしています
フェスティバルトウノショウ公式ウェブサイト:https://festival-tonosho.web.app/
note:https://note.com/onraa_oneraa/m/m78947d0fb1d9
Instagram:https://www.instagram.com/festival_tonosho/
そのほかSNSなど:https://linktr.ee/festival_tonosho
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/92034/9/92034-9-70b12446a443fc3ce01da32165431a9f-1080x1350.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/92034/9/92034-9-ea5e479a48db8a60ed4549d132c32460-3900x3844.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]一般社団法人オンラア未来会議
「無価値の価値化」をコンセプトに、2020年に千葉県・東庄町出身者を中心とした有志で発足。廃校となった旧東庄町立石出小学校を公民連携拠点「トゥーノーイシデショウ」として再生し、コワーキングスペース「ハタラキバ」や日替わりオーナー制カフェ「キッサテンホケンシツ」、月例イベント「TO KNOW SHOW」などを運営。不動産事業、マーケティング事業、コミュニティ事業を三本柱に、持続可能な地域経営モデル「民間行政」の確立を目指しています。
「オンラア」とは、東庄町の方言で「私たち」を意味します。この言葉には、町内外を問わず、地域に関わるすべての人が「私たち」として未来を語り合えるように、という想いを込めて名付けました。
地域に暮らす子どもとおとなが挑戦できる場と機会の提供や、地域に増加する空き家の利活用、自然のなかで遊べるアクティビティの開発など、さまざまなことを試しながら、地域の未来がより明るいものとなるよう活動を進めています。
【団体概要】
団体名:一般社団法人オンラア未来会議
設立:2019年10月31日
代表理事:柳堀裕太(やなぎほりゆうた)
所在地:〒289-0612 千葉県香取郡東庄町石出1599
公式ウェブサイト:https://onraa.com/
各種SNS:https://linktr.ee/onraa






















