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Z世代の93%が日常使いする「気まずい」は、不安や緊張を総称する“共感の便利ワード”。「きまZ」ブームが変えたネガティブ感情の捉え方をZ-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)が独自の調査研究を実施。

update:
Fiom合同会社
沈黙も失敗も「ネタ」に昇華。複雑な感情を一言で共有するZ世代のコミュニケーション術を徹底解剖。



Z世代に特化したクリエイティブカンパニーFiom合同会社(本社:東京都渋谷区、代表社員:竹下洋平)が運営しているZ世代の実態や価値観を分析するシンクタンク、Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)は、2025年11月17日(月)にZ-SOZOKEN THINKTANK 最新調査研究レポートの第二弾として『Z世代の気まずいの感覚』についての調査研究レポートの第1章インサイトサマリー「気まずいとは」をリリースしました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104461/41/104461-41-5e2e03bea6ec4346babdd320e3e00f2b-3900x2184.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


Z世代同世代目線による分析で新たなインサイトを発掘、探求するZ世代特化の調査研究機関「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」が調査研究レポートの第二弾として、『Z世代の気まずいの感覚』について独自に調査いたしました。

本調査は、Z世代当事者によって実施されました。
多様なバックグラウンドを持つZ世代当事者である研究員が、約300名のZ世代を対象にアンケートを実施し、彼らの対人関係における「気まずさ」の正体と、それをコミュニケーションに利用する心理を分析。

全52ページに渡る調査レポートを基に、Z世代が「気まずさ」をどのように捉え、消費しているのかを調査しました。

本調査の第1章では、Z世代の間で「気まずい」という言葉がどのように定義され、なぜ2022年のトレンドワード1位になるほど浸透したのか、その背景を分析しています。

かつては単なるネガティブな感情だった「気まずさ」が、Z世代にとっては「共感を生むコンテンツ」や「感情を簡略化するツール」へと変化している実態が明らかになりました。

調査研究レポートをダウンロードする

「Z世代の『気まずい』の定義」Z世代独自のインサイトを読み解く
本調査の第1章から、Z世代が「気まずい」という言葉を、従来の辞書的な意味を超えて、独自のコミュニケーションツールとして活用している実態が明らかになりました。

「気まずい」はZ世代の共通言語。使用率は93%
Z世代の93%が「気まずい」という言葉を日常的に使用していると回答。「よく使う」(58%)層が半数を超えており、Z世代の会話において欠かせない共通言語となっています。

「きまZ」ブームがネガティブをエンタメ化
YouTuberとうあ発の「きまZ」が流行語となったことで、気まずい状況をポーズや言葉で笑いに変える文化が定着。ネガティブな空気を「ネタ」として共有し、その場の空気を和ませる回避術として機能しています。

「沈黙」や「間」を「気まずい」と定義
Z世代は、会話が途切れた時の「沈黙」や、SNS上での「なんとも言えない微妙な空気」を「気まずい」と表現します。彼らにとって気まずさとは、心理的な不快感だけでなく、場の空気感そのものを指す言葉へと進化しています。

複雑な感情を「気まずい」一言でパッケージ化
不安、照れくさい、緊張、申し訳ないといった、本来なら別々の言葉で表現されるべき複雑な感情を、Z世代は「気まずい」という一言に集約しています。「ヤバい」「エモい」と同様に、感情を簡略化し、相手に察してもらうための「共感の便利ワード」として機能しています。

【調査研究レポート解説】第1章「気まずいとは」
レポート本編では、Z世代における「気まずい」の定義と変遷を複数のスライドで図解しています。
ここでは、第1章の主要なスライドの内容をご紹介します。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104461/41/104461-41-a2194efb973d99c849e809f294e429e0-3900x2184.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「気まずい」の定義と具体的シチュエーション
本来「相手と気持ちがしっくりせず、具合が悪い」という意味だった気まずさが、Z世代の間では「会話が続かないとき」「知らない人と帰り道が一緒なとき」など、具体的なシチュエーションを表す言葉として使われていることを図解。「なんとも言えない微妙な空気」や「沈黙」そのものを指す言葉として定着しています。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104461/41/104461-41-e39b0793a97f81f64bfe8ea18a61bc9f-3900x2184.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


Z世代の「気まずい」使用率
「気まずいという言葉を使ったことがありますか?」という問いに対し、93%が「使う」と回答(「よく使う」58%、「たまに使う」35%)。Z世代の日常会話において、極めて頻繁に登場するワードであることがデータで示されています。

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104461/41/104461-41-44624aa9128289c43ea7590828c4581f-3900x2184.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「きまZ」トレンドによる意味の転換
2022年上半期のトレンドランキングで1位となった「きまZ」を紹介。インフルエンサーが気まずい場面を「きまZ」という言葉とポーズで表現したことで、気まずさが「隠すべき恥ずかしいこと」から「共有して笑い合えるネタ」へと価値転換されたプロセスを解説しています。

なぜZ世代は「気まずさ」を共有するのか
Z世代が「気まずい」を多用する背景には、彼らが「共感」と「空気を読むこと」を何よりも重視する世代であることが関係しています。

SNSで常につながり、相互監視的な環境に置かれた彼らにとって、場の空気を乱すことや、コミュニケーションの不全(沈黙など)は大きなストレスです。

しかし、そのストレスを「気まずい(きまZ)」と言語化し、ポップに表現することで、彼らはネガティブな状況を客観視し、笑いに変えて乗り越えようとしています。

また、複雑な感情をあえて「気まずい」一言に集約するのは、詳細に説明するリスクを避けつつ、「察してほしい」という甘えと信頼の裏返しでもあります。

「気まずい」という言葉は、Z世代が繊細な人間関係を円滑に回すために発明した、現代の「免罪符」であり「潤滑油」なのです。

調査概要
調査名:Z世代のきまずいの感覚についての意識調査
調査対象:全国のZ世代(18歳~24歳)
調査期間:2025年7月~8月
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:n=299
調査分析:Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所 運営:Fiom合同会社)

調査研究レポートをダウンロードする

Z-SOZOKEN所長のコメント
◆竹下洋平(たけしたようへい)
Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)所長
Fiom合同会社CEO

2005年生まれ。2021年10月にFiom合同会社を設立。Z世代のクリエイターの創造性を最大化させるをミッションに、Z世代によるZ世代向けのコミュニケーションプロデュース事業、リサーチ&プランニング事業を展開している。上場企業から大企業、中小企業、ベンチャー、スタートアップ、行政や自治体と幅広い組織の支援実績を持つ。Z世代の創造性を活かし、Z世代向け広告コミュニケーションの上流設計から制作、運用までワンストップで実行支援する。


[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104461/41/104461-41-9a01027d26af4d3364cd435685e410a4-1179x1160.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



「気まずい」という言葉がこれほどまでにZ世代に浸透しているのは、彼らが「失敗」や「摩擦」を極度に恐れる一方で、それを共有することで救われたいと願っているからです。

かつて「KY(空気が読めない)」という言葉が流行りましたが、今のZ世代は「空気を読む」ことがデフォルト設定です。

その中で生まれる微細なズレや沈黙を「気まずい」と名付け、ネタにすることで、彼らは自らのコミュニケーションの安全性を確保しています。

企業がZ世代と向き合う際、この「気まずさ」への感度を理解することは不可欠です。彼らが何に気まずさを感じ、どう回避しているのかを知ることは、彼らの心地よい距離感(パーソナルスペース)を知ることに他なりません。

調査研究レポート(全52ページ)を無料でダウンロード
今回ご紹介した内容は、調査レポートのほんの一部です。

レポート本編では、「Z世代が気まずさを感じる具体的なシチュエーション」や「気まずさを活用したマーケティングフレームワーク(2R1S)」など、明日からの企画やコミュニケーション設計にすぐに活かせる実践的な情報を多数掲載しています。

少しでもご興味をお持ち頂きました方はぜひ下記よりダウンロードしてご活用ください。

調査研究レポートをダウンロードする

Z世代への訴求にお悩みの方へ
「Z世代向けの広告が『広告っぽい』と言われ、すぐにスキップされてしまう…」
「リアル風の広告を作っても、Z世代には『巧妙な広告だ』と見抜かれて不信感を抱かれていないか…」
「Z世代が『SNS疲れ』しているのは分かるが、では企業はどうコミュニケーションを取ればいいのか…」

今回の調査結果を見て、少しでもそう感じたご担当者様へ。

弊社はメンバー全員がZ世代当事者で構成されたZ世代に特化したクリエイティブカンパニーです。

Z世代ならではの感性や同世代の視点を活かしたアプローチで、マーケティングリサーチ、戦略設計から企画立案、制作、運用までワンストップで統合的にご支援しております。

Z世代や若年層向けの企画制作マーケティング/ブランディングでお困りの方はお気軽にご相談ください。
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「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」について
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104461/41/104461-41-dfe13e8dcfc603917be7cc115005fe30-600x600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


Z世代の創造性で未来を創る。Z世代特化の次世代型シンクタンク。
「Z-SOZOKEN」とはZ世代向けクリエイティブカンパニーFiom合同会社が運営しているZ世代同世代目線による分析で新たなインサイトを発掘、探求するZ世代特化の次世代型シンクタンクです。
Z世代の実態や価値観をZ世代当事者たちが様々な観点から把握・分析。
時代の最先端をゆくZ世代の未知なる文化を解き明かし、時代を切り開く新たな価値観を探求しております。
リアルZ世代起点でZ世代に届く共感を軸としたコミュニケーションやプロモーション設計に活用できる実践的なマーケティング情報を提供しています。

公式サイト:https://z-sozoken.studio.site

Fiom合同会社について
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104461/41/104461-41-b23f0f637c1bdd34c42949f4d99ec1cc-850x490.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


Z世代に特化したZ世代のクリエイティブカンパニー
メンバー全員がZ世代で構成されたZ世代に特化したクリエイティブカンパニー。
Z世代の創造性を基点としたZ世代目線のアプローチを実施。
Z世代向け広告コミュニケーション領域の上流設計から制作・運用まで実行支援する。
時代の最先端をゆくZ世代の感性を活かしたクリエイティブカンパニー。

社名:Fiom合同会社
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目23番4号桑野ビル2階
設立:2021年10月15日
代表:竹下洋平
HP:https://fiom-llc.studio.site

本件に関するお問い合わせ
メール info@fiomllc.com
お問い合わせフォーム https://fiom-llc.studio.site/contact

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