株式会社公文教育研究会「KUMON」の新しいCMが、2019年2月1日から全国のテレビで放送開始するのを前に、1月21日にYouTubeの公式チャンネルで先行公開されました。新しいCMには、2014年から出演している狂言師・野村萬斎さんの長女、彩也子さんが初登場。同じく2017年から出演している長男の裕基さんとともに、野村萬斎さんと親子3人の共演をしています。

 彩也子さんは現在、慶應義塾大学に通う21歳。お父さんの野村萬斎さん、弟の野村裕基さんと同じく、子供時代に「KUMON」に取り組んでいたそうです。

 今回新たに作られたのは、英語を題材にした「生きる英語力」編、国語の「くもんの子」編、野村家の実話がそのまま題材になった「一人ひとりのKUMON」編、そして親子3人がそれぞれKUMONの魅力となっている3教科(国語、英語、算数・数学)をアピールする「魅力の3教科」編。3歳の頃に初舞台を踏み、CM出演前から演技経験のあった裕基さんと違い、彩也子さんは初めてのCM。しかし初CMとは思えないくらい、堂々とした姿を見せています。

 特に野村萬斎さんが、父親として彩也子さんと裕基さんの勉強ぶりを語る「一人ひとりのKUMON」編では、コツコツと頑張る彩也子さんと、短期集中型で課題を片付ける裕基さんという、KUMONに取り組む姿勢が正反対だったというのが面白いですね。兄弟のいる方は、うなずける点があるかもしれません。

 撮影では、親子3人の初共演ということもあり、野村萬斎さんはこれまで以上に、にこやかな表情で楽しんでいたそうです。一方、裕基さんはお姉さんとの初共演に、若干緊張の面持ちだったとか。彩也子さんはそれ以上に緊張していたそうですが、画面からはそんな気配を感じませんね。

 にこやかな表情で撮影に臨んでいた野村萬斎さんですが、裕基さんの扇の所作などについては、監督のOKが出ても細かい修正ポイントを指摘し、父ではなく「師匠」としての厳しさも見せていたそうです。もちろん、裕基さんもそれに応えてすぐ修正。また、舞台で大きく声を張ることに慣れている萬斎さんと裕基さんに対し、舞台経験がない彩也子さんは、2人に比べれば声が小さく、3人で一緒に声を出すと聞こえにくくなってしまうことも。このため、お互いに声を掛け合いながら、それぞれの声量を工夫していたそうですよ。

 初めてのCM撮影を終えた彩也子さんは「最初は手が震えてしまうほど緊張しましたが、父と弟が和ませてくれたので、無事に演技ができました。普段、こんなに大勢のスタッフさんたちに囲まれて仕事をしている父と弟を改めて尊敬しました」と、普段の生活では知ることのできない萬斎さんと裕基さんの一面を知ったようです。

 裕基さんは「今回は父に加えて姉も登場したので、前回よりも楽しんで撮影ができました。姉は思っていた以上に上手に演技をしていて、僕も負けられないなと思いました」と、彩也子さんの演技ぶりを評しています。

 2人の子供と共演した父の野村萬斎さんは「初めての親子3人で、不思議な感じもありましたが、撮影を楽しむことができました。自分が幼い頃やっていた公文のCM出演に加えて、親子共演も果たすことができ光栄です」と、その感慨を語っています。

 KUMONの新しいCMは、「生きる英語力」編、「くもんの子」編、「一人ひとりのKUMON」編がそれぞれ15秒と30秒の2パターンずつ、そして「魅力の3教科」編は60秒のロングバージョンとなっています。テレビでは2019年2月1日から放送予定、そして公式YouTubeチャンネルでは1月21日から公開中です。

情報提供:株式会社 公文教育研究会

(咲村珠樹)