猫を飼っていると、玄関を開けたほんのわずかな隙に、外にダッシュされてしまうことがあります。特に元外猫を室内飼いにした場合のその頻度たるや。その脱走を防止するための扉や柵を設置している家も多いと思いますが、まさかのすり抜け術に見た人たちが「猫は液体」認定してしまう事態となっています。

 猫6匹と犬1匹の飼い主であるココニャさんちは、猫たちにとって障子はクライミングされるもの、といった具合にほぼ猫に制圧されているようにも見えますが、一つだけ守らなければならない聖域があります。それが、玄関。

 「こちら猫が玄関から脱走しないように取り付けた扉でございます」と、その聖域を守るべく取り付けられたのは、縦に格子が入った脱走防止用扉。しかし、その言葉とともにツイッターに投稿された動画には、格子に頭を突っ込み、よいしょっと言わんばかりにすり抜ける猫の姿が……。

 この猫、ココニャさん宅の中でも一級障子クライマーとの呼び声も高い、サバ身さん。障子を華麗なる身のこなしでクライミングするだけではなく、格子の隙間からもすり抜けてしまうなんて……。

 このサバ身さんの華麗なるすり抜け術に、ネット民からは「猫は液体だから」の声が相次ぐことに。上半身をよじりながら抜けた後に、両手で体を支えながら下半身にひねりを加えてスルッと出てくるさまは、液体と言われても不思議ではないような……。

 ちなみに、筆者宅の猫2匹(約3Kgと約4Kg)は、勝手にふすまを開けて押し入れで昼寝をしていることがありますが、その時に両手を使って開けるふすまの幅は、筆者の握りこぶし1個分(平均的な女性の手のサイズです)。これよりも狭いであろう格子の隙間をすり抜けるのだから、もしかしてサバ身さん、かなりスリムなのでは……???

 これには脱走防止扉も涙目になりそうな気がしますが、とっさのダッシュを防ぐ事ならできそうなので、扉としてはまだ役割を果たせるの、かな……?

<記事化協力>
ココニャさん(@kokonananya)

(梓川みいな)