大空祐飛2宝塚歌劇団の最新情報番組「宝塚プルミエール」に、4月27日(土)放送回から、2012年に退団した元宙組トップスターの大空祐飛がナビゲーターとして出演する。

歴代ナビゲーターは、これまで、湖月わたる、春野寿美礼、安蘭けい、水夏希、真飛聖という歴代トップスターが務めてきた。

大空はそのバトンを受け継ぎ、本番組のナレーションを担当する。


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その初収録を東京都内のスタジオで終えた大空に、話を聞いた。

 

「ナレーションのお仕事は退団後初めてですが、楽しみながら収録できました。今年度は宝塚創立99周年から100周年へという節目でもありますし、このタイミングで宝塚の魅力を伝えられる機会をもらえたのは本当にうれしいですね」

4月27日(土)の放送では、宙組の最新公演「モンテ・クリスト伯」を特集。
大空からトップスターの座を引き継いだ凰稀かなめが復讐に燃える“岩窟王”を熱演している。

「新作で、とても面白い演目だと思いました。特に主人公のエドモン・ダンデスが変装を駆使していくところは、りか(凰稀かなめの愛称)の魅力が存分に活かされている。やはり、宝塚のステージには魔法のような力がかかっていて、それは舞台に立つ者と観客の皆さんが一体となって作り出しているんですよね。その特別な魔力というものを退団後いっそう強く感じるようになりました」

番組には宙組の凰稀と朝夏まなとが登場して舞台の裏話をトーク。さらに雪組の新トップスター・壮一帆も出演し、ナレーションの大空と息のあった掛け合いを見せる。

「インタビュー映像を見ると、壮さんがコメントしながら私のツッコミ待ちをしているのがわかるんですよ(笑)。そのへんの呼吸など、やはりこれまで培ってきた関係がナレーションにも出ますね。どのぐらいまでリラックスして話してよいのかが難しいですけど、回を重ねるごとにどんどん面白くしていけたらと思います」

この秋には蜷川幸雄演出の舞台「唐版 滝の白糸」への出演も決まった大空。
今後の活動については

「宝塚を卒業された先輩方はみなさん自分の道を歩んでいる。宝塚の中にいたときと違って何をしても良いという自由は怖くもありますけど、私も私らしいやり方で新しいことに挑戦していきたい」

と迷いのない表情で語っていた。

大空祐飛