声優や歌手として活躍する宮野真守が6月8・9日の二日間、舞浜アンフィシアターでライブを開催。ライブ中のMCで9月18日に4枚目のアルバムをリリースすることを発表した。
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“MAMORU MIYANO ANNIVERSARY LIVE ~REQUEST~”と題された今回のライブは宮野の30歳の誕生日を記念して行われたライブで、事前にファンから投票されたリクエスト曲を中心に前半の1部はカバー曲やキャラクターソングを、そして後半の2部は宮野自身の楽曲をランキング形式で全13曲が披露された。
ジャジーな演奏に合わせ全身白のスーツ姿で登場した宮野。「アニバーサリーという今宵。皆様と素敵な思い出を作るべく歌いあげていきますので、宜しくお願い致します」という言葉と共に大人な雰囲気でライブはスタート。
カバー曲ではまず、一青窈の「ハナミズキ」、平井堅の「even if」を披露。30歳という大人になったからにはペットボトルの水ではいけない……と、用意されたのはなんと、光る氷と共にワイングラスに入った水。会場からは大きな笑い声がこぼれた。続けて、モンゴル800の「小さな恋のうた」ではしっとりとした空気から一変、会場のファンがスタンディングで大合唱をする盛り上がりを見せた。
続いてはキャラクターソングのコーナーへ。テレビアニメ「妖狐×僕SS」「機動戦士ガンダムOO」「桜蘭高校ホスト部という宮野が演じたキャラクターの中でも人気のキャラクターソングを次々に3曲披露。普段の宮野ライブでは聞くことの出来ないキャラクターソングに会場からは割れんばかりの歓声があがっていた。
そして宮野真守率いる“TEAM MAMO”と高木俊率いる“TEAM SEIREI”のフットサル対決の映像コーナーの後は自身の曲をランキング形式で披露する2部へ突入。
白黒の星柄とボーダー柄をあしらったトップスに黒のサルエルパンツという前半とは打って変わってカジュアルなスタイルで登場した宮野。ダンサーをバックに従え、5位の「ヒカリ、ヒカル」を熱唱した。続けて4位「Kiss×Kiss」、3位「MOONLIGHT」、2位「オルフェ」と、宮野ならではの様々なタイプの曲がランクインした。
そして栄えある1位は3rdシングル「J☆S」。宮野ライブではコール&レスポンスで必ず盛り上がるマスト曲。ファンからのリクエストを募るのは今回で3回目となるが、見事「J☆S」が三連覇となった。
今回も会場とのコール&レスポンスがたっぷり行われ、「Just Smile」という掛け声にふさわしく、会場のファンにも笑顔が広がっていた。「これからも笑顔につながる活動をしていきたいと思っています」との宮野の言葉にファンから惜しみない声援が贈られた。
そして本編ラスト前のMCではなんとファンにとって嬉しい報告が待っていた。
まずは、9月18日に宮野の4枚目のアルバムの発売が決定したとのことで、会場からは大きな歓声があがった。昨年リリースされたアルバム以降のシングルはもちろん、新曲も収録されることになりそうだから、ファンのボルテージも一気に高まった模様。
また、THE ALFEE・高見沢俊彦のソロプロジェクト「Takamiy」にゲストボーカルとして参加することが発表され、この予想外のコラボレーションに会場からはどよめきが起こった。この楽曲はテレビ東京系『新ウルトラマン列伝』主題歌に7月より起用されるとのことなので、来月からテレビ放送で聞けるようになるようだ。
そして本編ラストは最新曲「カノン」を披露し、会場は本日一番の熱気に包まれた。
そして鳴りやまない「マモ」コールの中、もちろんこのままで終わるはずもなく、ライブTシャツに着替えた宮野が再びステージへ登場し、「FOREVER LULLABY」をしっとりと歌いあげた。
MCコーナーで宮野より「6月8日に30歳になりました!」との報告があり、それと同時にバースデーソングが……。するとファン全員で大合唱となり、ステージにはケーキが登場。
宮野がロウソクを吹き消すと今度は会場のファン全員が「Beautiful Life」を合唱。そして客席は三色のサイリウムにより宮野の大好きなトリコロールカラーに。そんなファンからのサプライズに思わず宮野が涙ぐむ姿も……。
「自分の活動は、人に届けて、受け取ってもらえることで成り立っているんだと、あらためて感じます。これからの人生いろんなことが起こると思いますが、一緒に歩んでいきましょう。皆さんへ最大級の感謝と愛を胸に…」とあった後、この日最後の曲「THANK YOU」を歌いあげた。
Takamiyとのコラボや9月18日のアルバム発売に続き、10月4日には自身初の日本武道館公演も決定していることもあり、30歳という一年は宮野にとって記念すべき年になることは間違いない。
宮野真守オフィシャルホームページへ
http://miyanomamoru.com/