ニコニコ動画に5月12日に投稿された、初音ミクのオリジナル曲『J( ‘ー`)し カーチャン』(sm23535342)という動画が、今多くの人の涙腺を崩壊させ話題になっている。
動画では、素直になれない息子・タカシと母・カーチャンとの何気ない日常を、初音ミクの優しい歌声とアスキーアートの映像に乗せ、ストーリー仕立てで展開。
つまらないことでついカーチャンに冷たくするタカシに対し、カーチャンはいつもタカシの味方。
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歌詞には
「早起きしてつくってくれた弁当に 文句を言って残してしまった」
「授業参観はりきりすぎて変なパーマ 皆に笑われ怒ってしまった」
「あんたは私の自慢の息子っていつでもいつでも味方でいてくれた」
など、これまでのカーチャンとの思い出とともに、
「カーチャン カーチャン “楽しかったよ”って どうしてどうしてボクは言えなかったの?」と後悔の言葉も沢山詰め込まれている。
誰もが経験する母と子の複雑な関係。動画を観た人には歌詞に共感する人も多いようで、「泣ける」「目から汗が」「実家に帰ろう!」というコメントが寄せられている。
筆者は、記事を書くため何度もこの動画を見たが、観る度つい自身にも重ね合わせ、泣きながら記事を書いてしまった。
ちなみに筆者が一番ぐっときたのは、曲終盤にある「カーチャン カーチャン あとどれくらい 何年? 何日? ボクは会えるのでしょうか」という歌詞。実家を離れて独り立ちし、今では年に1回か2回しか帰れない。本当、あと何回お母さんに会えるのだろう……と。
普段照れくさくて言えない母への「ありがとう」や、つい意地を張って言えない「ごめんなさい」。そんな経験のある人はぜひ一度この動画を観てほしい。きっとお母さんに対して素直になれ、そして会いに行きたくなるから。
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