もし目の前で小さな命が危険にさらされていたら……そんな状況に偶然居合わせてしまったある青年の行動が、今インターネットで注目を集めています。
事故を目撃したのは、福岡県の専門学校に通う三重野雄介さん。
つい先日、信号待ちをしていたところ、目の前で車にひかれる子猫を目撃したのだそう。子猫はひかれたと同時に余程驚いたのか、そのまま飛び出て近くの水路にドボン。
かなり深い水路のため、普通ならここで諦めるか助けを呼びに行くところですが、そうこうするうちに溺れる可能性もあることから、即救助に乗り出したそうです。
救助は水路の脇にある柵につかまり、手に持っていた傘を使って行われました。もちろん救助は大成功。助け出された子猫は、特に大きな怪我などはなかったようで、その後元気に走り去っていったそうですよ。
実は三重野さん、将来消防士になることを希望しており、現在通う専門学校では受験に向け勉強に励む日々。
今回の件は、その日起こった出来事として何気なくTwitterに投稿したところ2万を超えるRTが付けられ、大きな話題となってしまいました。
ちなみに、この件について三重野さんは「未来の消防士として どんな命でも見逃すことが できなかった。」なーんて格好つけたコメントを茶目っ気タップリにしていますが、あまりに話題になりすぎたため今では少し気恥ずかしいようです。
最近では勉強の大変さから消防士の夢を諦めかけることもあるそうですが、こういう優しさは誰でもが持っているものではありません。ぜひこのまま消防士の夢、叶えて欲しいものですね。