人が近づくと「ニッコリ」笑顔で近寄ってくる、大阪・海遊館の「ほほえみのアザラシ」ことワモンアザラシのアラレちゃんを以前、当編集部で紹介したことがあります。
その海遊館が12月24日まで、人気生物たちのキスマーク付きラブレタープレゼントキャンペーンを行っています。何それ!すごい気になりますよね。
そこで、プレゼント発送はまだ先になっていますが、編集部では今回先方広報さんを拝みに拝みたおして、締め切り24日ギリギリに実際のラブレターを3種入手しましたよ!
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■奥ゆかしすぎるアラレちゃんの濃厚ラブレター
アラレちゃんといえば、ほほえみのアザラシとして知られていますが、以前取材した時の話によると、「人好きだけどちょっと警戒心が強い」と広報の方は仰っていました。
しかし今回いただいたラブレターはどうしたことでしょう。綺麗なペン字で時節の挨拶から入りつつも、その奥に秘められたパッションがあふれんばかりに記されています。
例えばこの一文。「あなたを恋い慕う私の気持ちは深くなっていきます。<中略>海遊館の新体感エリアで会いたいの。2人でずっと見つめ合っていられるから。」
くーーーーーーーーーーーー。今すぐ何もかもをなげうって、海遊館の君のもとへ飛んでゆきたひ。おもわずそんな一言を叫びたくなる奥ゆかしさ。添えられたピンクの可愛らしい唇におもわず……(以下自重)
ちなみに今回のキスマーク採取では、水が着くと色の変わる特殊な紙を用いて生き物たちから採取し、文章については広報の方達が各生き物の性格を考慮して想像して代筆しているそうです。すごい手が込んでる!
■イワシさんのJK風ラブレター
手書きの可愛らしい丸文字で、「スキスキスキスキスキスキ」の文字がひたすら並んでいます。かわいらしい……。沢山ならんだキスマークが一層かわいらしさを演出しています。なんだろう、このキューンとくる少し甘酸っぱい感じのラブレター。
人間なら17歳とかそのあたりの女子高生のラブレターに似ているような。いや、貰ったことはありませんがあくまで想像で。
しかも締めくくりに「海遊館でいま、イルミネーションやってるらしいです。でも、キラキラするのは私たちだって負けないからね!」という一言がまたいじらしや。写真まで添えられており、まるで遠距離恋愛中の恋人に送ったような内容になっています。
イワシ……まっててくれ、必ず行くからなー。 たまに食卓に乗る分はスルーして、海遊館まで会いに行きたくなりました。
■ジンベエザメちゃんのあざとくも重すぎるラブレター
これまで奥ゆかしくも情熱的なラブレターに、若々しくいじらしいラブレターと2通おとどけしてきましたが、最後を締めくくるジンベエザメからのラブレターは、色んな意味で重いです!!
それこそ愛も体重も1トン級!
そもそも今回のラブレターですが、編集部からお願いして急遽海遊館さんから送っていただきました。3通一緒に発送されたのですが、2通だけ先に届きこのジンベエザメの分だけが中々こないと思っていたら……ポストに入らなかったという理由で少し遅れで郵便配達の方が直接届けてくれたのです。
まずサイズがデカい。封筒だけでも横50センチあります。ごそごそ中身をあけてみると、畳か!と言うぐらいデカい手紙が。測ってみたところ横が約100センチ。ほぼA0サイズ!
紙からはあふれんばかりに大きなキスマークが「どーん」と目に飛び込みます。A0でもギリギリだったようです。
肝心の中身はというと「あなたと一緒にいられること考えたら、そんなのへっちゃらだよ。(へっくしょん!…気にしないでっ。) なんか重かったらゴメンね。(私、推定体重1000キロあるから…。てへっ。)」など、あざとさと色んな激重なものが入り交じった内容になっていました。 もし人間ならそっとラブレターを閉じそうなところです。
なお、ジンベエザメのキスマークだけは、精巧な実物大の頭部原寸模型から採取されているそうです。ですよね、どうやって採取するのかすごい不思議でした。海遊館の飼育員チャレンジャーだなーと思っていたのですが、互いの安全面を考慮しての結果なのでしょう。
それにしても面白い企画ですよね。今回のキスマーク付きラブレタープレゼントには「ワモンアザラシ」「イワシ」「ジンベエザメ」のほか、「ラッコ」「コツメカワウソ」も参加し全5種の生き物たちが参加しています。欲しいラブレターは選ぶことができますが、ジンベエザメさんのみ1名、他は各20名にプレゼントされることになるそうです。応募は海遊館のHPで受付中。
そして朗報。もし落選してもこのキスマークは現在、海遊館でスタンプとして設置されています。期間は1月11日まで。ただ……大きすぎる関係かジンベエザメさんのだけは用意されていないもよう。
(文:はな)